集まったマツダ車は1000台以上!三次試験場50周年を祝うマツダファンミーティングが凄かった
カテゴリー: レース&イベント
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2015/09/25
▲北海道から沖縄まで、全国のマツダファンが50周年を祝うために三次へ集結
三次試験場の50周年を記念したメモリアルイベント
今年で50周年を迎えたマツダの三次(みよし)試験場。普段は一般の方が入れないこの場所で、9月20日(日)にマツダファンミーティングが開催された。マツダファンの有志が主催したイベントで、1000台を超えるマツダ車が集結。三次試験場の50周年を祝った。
まず注目を集めていたのが、R360クーペから4代目ロードスターまで歴代のマツダ車77台が集まった展示スペース。オーナーと来場者、あるいはオーナー同士が話し込んだり写真撮影をしたりと、ファンミーティングらしい光景が随所に繰り広げられた。
▲こちらの1967年(昭和42年)式の初代ファミリアは、広島県福山市在住のご夫婦が乗っている希少な「広5」ナンバーのファミリア。4月に登録されたが、同年の7月に福山市は福山ナンバーへと切り替えられたため、その希少性を残したいと思い、所有し続けているという。また、分類番号が一桁のナンバーはまだ自動車の台数が少ない時代に登録された車である証といえるだろう
▲初代ファミリアの走行距離は現在24万km。燃料ポンプを機械式から電子式に変えて、マスターシリンダーを交換し、塗装を塗り直した以外はほとんど手を入れていないという。これで新婚旅行へも出かけたという愛着のある車で、今後も乗り続けたいということだった。構造がシンプルなのでオーナー自らメンテナンスできるのだそう
第一直線路には約1000台の車両が集まった。自ら三次まで運転してきたオーナーがほとんどで、車種も年式もボディカラーも様々。広い走路にずらりとマツダ車が並ぶ光景は圧巻。一斉に集会するパレード走行も行われた。
▲ずらりと並んだマツダ車。広島の他、関東、関西、九州のナンバーも目立った
▲約1.8kmの直線路をまさに埋め尽くさんばかりの台数だ。端が見えない……
三次試験場での開発活動の紹介や、試験場内の見学バスツアー、高速周回路での走行体験などには長蛇の列が。ガードレールに書名を寄せ書きするアトラクションや、特製のキーホルダーを作ってもらえるイベントも人気だった。
会場では三次市の特産物や広島県ならではのおみやげも販売された。また、三次市消防団音楽隊によるアトラクションや、マツダ&三次カルトクイズ、マツダ車のオーナーズクラブの活動報告など、バラエティあふれるイベントが満載だった。
他にも広島県警のパトカーとして使用されているCX-5を展示。実際に触れたり、シートに腰掛けることができ、「はたらくクルマ」が大好きな子供たちの注目を集めていた。
▲三次市のゆるキャラ「きりこちゃん」も登場。マツダならではの地元密着イベントとなっていた
▲広島県警で実際に使用されているパトカーも展示されていた
▲パトカーの内部は意外に計器類が少なく、一般のCX-5と大差はない印象だ
さらに伝説のレーシングドライバー「ミスター ル・マン」こと寺田陽次郎さんも登場。ステージで軽妙なトークを繰り広げた後、イベント終盤には1991年にル・マン24時間レースで優勝したマツダ787Bに乗車した。
通常はマツダミュージアムに展示されている787B。爆音をあげて周回路を疾走する姿に、来場者は大興奮。エキシビジョン走行とは思えぬ白熱した走りで、イベントの終盤を盛り上げた。
▲ル・マン24時間レースに29回参戦した「ミスター ル・マン」寺田陽次郎さん(中央)
▲2.6Lの4ローターエンジンを搭載する787B。総合優勝した55号車が登場した。