今でも手に入る! 日産ヘリテージコレクションで大切に所蔵されている懐かしの名車5選
2018/08/22
▲日産ヘリテージコレクションにはもう手に入らないようなクラシックカーからまだ手に入る車まで300台以上もの車が展示されています青春時代を思い出すあの車たち
日産ヘリテージコレクションをご存じですか? ヘリテージを直訳すれば「遺産」。ここ、日産の神奈川県座間事業所内には日産の遺産ともいうべき車が並んでいるのですが、ただ思い出を振り返るのにはもったいない絶版モデルもズラリと並びます。
他社を見渡せば、かつて存在したヘリテージなモデルをオマージュした復刻車が人気です。例えば、輸入車だとフォルクスワーゲン ビートルやフィアット 500、国産車ではトヨタ 86やホンダ ビートなど……。
ここはひとつ日産にも、名前を聞いただけで懐かしくなるモデルを復活させてほしいところではあります。例えば、シルビアなんてその筆頭ですよね。モーターショーなどで日産がコンパクトFRのコンセプトカーを出すたびに、一部から熱いラブコールが盛り上がるくらいですから。
……にも関わらず、復刻の気配がない! とお怒りの方もいらっしゃると思いますが、何気に中古車を検索してみると、リバイバルを待たずともヘリテージなオリジナルモデルそのものがまだまだ入手可能だったりするのです。
ビンテージなものは色あせないどころか、ますます価値が見直されている昨今ですからね。青春をともに過ごした思い出の車を日常の中でさらりと乗りこなすと粋かも! と夢想されている方のために、コレクションの中から懐かしいネーミングの車をピックアップしてみました。
ブルーバード
日産を代表した大衆車のネーミング。免許取ったらまずはブルーバードあたりに乗っておけば、絶対にハズさない安心感がありました。
現在は「シルフィ」にリブランドされています(涙)。ブルーバードの名と並んで、いやそれ以上に印象深いのは1980年代に加熱したラリーシーンに押されて設定されたグレード名、SSS(スリーエス)アテーサ。電子制御のフルタイム4WDに加えて、一種の四輪操舵とも言えなくもないリアサスペンション構造が採用されていました。
おとなしい見た目ながら、そこに詰め込まれた技術のギャップには、今でも萌えてしまうのです(当時は萌えなんて言いませんでしたが)。SSSアテーサなんと、物件数こそ少ないものの支払い総額100万円以下から余裕で選べて、中には屋根下保管の出物も……。
▲日産ヘリテージコレクションに所蔵されていたのは、1990年式のブルーバード 4ドアセダン 2000SSS アテーサXシルビア
お手頃なFRスポーツカーとして、好敵手であるトヨタのレビン/トレノとともに人気を集めたのが5代目シルビア(S13)でした。トヨタが「86」としてコンパクトFRを復活させた一方、日産がシルビアの名を絶版のまま放置しているのは謎。
そんな謎解きに悩むくらいなら、シルビアの中古車を物色した方が健全です。ただし、中古車平均価格は約130万円と年式に対して高値安定。
日産製コンパクトスポーツへの渇きを露骨に示すものとなっています。人気車だったゆえにたくさん売れましたが、程度の良い中古車は減る一方。思い立ったが吉日!
▲日産ヘリテージコレクションに所蔵されていたのは1988年式のシルビア Q’s。このQ’sとJ’sはノンターボ、K’sはターボモデルレパード
2代目レパードは2ドアクーペというパーソナルユースの色彩が強いスタイルに、贅沢にもV6エンジンを載せていました。まだまだ輸入車が一般的ではなかった80年代において、高級車の一角を占めていたこともあり、憧れの名でした。
加えて、当時の人気ドラマ「あぶない刑事」に登用されたこともあり、その人気はロングテール化。中古車平均価格は約143万円。レパードとしては最終モデルとなる4代目のそれは約37万円。いかに2代目レパードの人気が突出しているかわかります。
▲日産ヘリテージコレクションに所蔵されていた、1986年式のレパードXS-II。XS-IIはV6ながら排気量は少なめの2Lですがインタークーラー付きターボですセドリック
かつて「3ナンバー=高級車」という時代がありました。なにせ3ナンバーというだけで自動車税が8万円オーバー(その後改正)。それを象徴する1台がセドリック/グロリアだったのです。もう、これに乗っているだけで成功者の証しと言っても過言ではありませんでした。
ただし前述の税金のこともあり、売れ筋は5ナンバー。それでも国産車として初めてV6エンジンを搭載していたこともあり、尋常ならざるプレミアム感を放っておりました。今となっては流通量が少ないこともあり、中古車平均価格も年式にしてはややお高い約126万円となります。
▲日産ヘリテージコレクションに所蔵されていたのは1987年式のセドリック 4ドアH/T V20ターボ アーバンG。H/Tはハードトップの略。前後ドアのウインドウを下げると、間にピラーのないボディ構造がエレガントですサファリ
冒険心くすぐるロマンあるネーミングのサファリ。ゲレンデヴァーゲンがキープコンセプトでフルモデルチェンジしたり、より保守的なスタイルになったジムニーが飛ぶように触れたり、世は硬派な四輪駆動車が復権の兆しを見せています。
日産で言えば、このサファリがそれでした(今でも海外では後継モデルを販売中)。屈強なラダーフレーム構造に前後リジッドアクスルを備えたタフなモデルで、とりわけ2代目サファリは「キングオフオフローダー」の異名で大人気に。
今となっては流通量は限られており、2代目の中古車平均価格は約161万円とやはり高めで、根強い人気を裏付けています。
▲日産ヘリテージコレクションに所蔵されていたのは、1985年式の日産サファリ4WDハードトップ標準ルーフ。こちらは伝説的なアクション刑事ドラマ「西部警察」で活躍していました。激レアモデルゆえ、探している人は見つけた時が買い時▼検索条件
ブルーバード×SSS アテーサ▼検索条件
シルビア×S13型▼検索条件
レパード×F31型▼検索条件
セドリック×Y30型▼検索条件
サファリ×2代目【関連リンク】
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