第52回 ホンダ オデッセイ(旧型) 【おいしい中古車】
2008/10/31
■キープコンセプトなら、断然旧型がおいしい!
ミニバンでも運転を楽しみたい!というみなさん、長らくお待たせいたしました。走りの良いミニバンの代名詞、ホンダオデッセイがやっとおいしくなってまいりました。10月のフルモデルチェンジが大きな要因だと思うのですが…って、え? 知らない? いやいや、しっかりと4代目のオデッセイとして生まれ変わっているんです。
でも、知らなかったというのも無理はありません。なにせこの新型オデッセイ、とにかく旧型に似てるんです。リアスタイルを見れば違いがわかるでしょうが、フロントマスクは興味のない人にとっては、ほとんど同じオデッセイ。
もちろん進化はしていて、全高は5mm下がって1545mmになりましたし、Aピラーが細くなって視界も広くなりました。システム面でもECONシステムの採用で燃費も向上しています。もろキープコンセプトなんです。

■100万円以下もチラホラ!おいしさ加速中です!!
そんな新型をキープコンセプトたらしめた旧型(3代目)は、2003年の10月に登場。低床プラットフォームの採用で、ステーションワゴンのようなフォルムに大変身しています。それもそのはず、全高は2代目から80mmも低くなっているのです。それでいて、室内高が5mmながらもアップしているのがスゴイところ。低ルーフ化や低重心化が図られたことで、走りの質感はさらにアップ。そのレベルはミニバンの枠を超えています。
全高が低くなったおかげで、一般的な立体駐車場に入る(ところが多い)という点もオデッセイの大きな魅力です。ミニバンでありながら立体駐車場に収まるというのは、当時とても革新的だったのです。
スタイリングも2代目から一転。ファミリィカー然としていた印象を払拭するかのように、なんとも獰猛な肉食獣のような顔つきになっています。搭載されるエンジンは2.4Lの直4i-VTEC。使用燃料によって200/160psと最高出力が異なり、ミッションはエンジンや駆動方式に応じて5AT/CVTが採用されています。さらにスポーティさを求める人には、ハイパワーエンジンやローダウンサスを搭載したアブソルートというグレードもラインナップされていました。

車は新型のほうがデキが良いのは間違いありません。しかし、その進化っぷりがさほどでもなかったら?驚くほどの違いがないのであれば、圧倒的に安い旧型オデッセイもいいのではないでしょうか? 旧型だって完成度の高さはピカイチです。見てくれだって、興味のない人には違いなんてわからないでしょう。これぞ賢い車選び。人気車だけにタマ数が多く、条件に合致する物件が選びやすいというのもポイントですよ。
ミニバンでも運転を楽しみたい!というみなさん、長らくお待たせいたしました。走りの良いミニバンの代名詞、ホンダオデッセイがやっとおいしくなってまいりました。10月のフルモデルチェンジが大きな要因だと思うのですが…って、え? 知らない? いやいや、しっかりと4代目のオデッセイとして生まれ変わっているんです。
でも、知らなかったというのも無理はありません。なにせこの新型オデッセイ、とにかく旧型に似てるんです。リアスタイルを見れば違いがわかるでしょうが、フロントマスクは興味のない人にとっては、ほとんど同じオデッセイ。
もちろん進化はしていて、全高は5mm下がって1545mmになりましたし、Aピラーが細くなって視界も広くなりました。システム面でもECONシステムの採用で燃費も向上しています。もろキープコンセプトなんです。


↑2代目から驚くほどの変貌を遂げた3代目オデッセイ。立体駐車場にも収まるというその低さは、まるでワゴンかと疑ってしまうほどのスタイリング(左右)
しかし、驚くほどの進化ではないのです。あくまで熟成レベル。言い換えれば、それほど旧型のデキが良かったということです。それは新車がバカ売れして、中古車市場でも同様に人気を博していたことを考えればおわかりいただけるでしょう。旧型が高い次元で完成された車だったからこそ、メーカーはキープコンセプトを選んだはずです。■100万円以下もチラホラ!おいしさ加速中です!!
そんな新型をキープコンセプトたらしめた旧型(3代目)は、2003年の10月に登場。低床プラットフォームの採用で、ステーションワゴンのようなフォルムに大変身しています。それもそのはず、全高は2代目から80mmも低くなっているのです。それでいて、室内高が5mmながらもアップしているのがスゴイところ。低ルーフ化や低重心化が図られたことで、走りの質感はさらにアップ。そのレベルはミニバンの枠を超えています。
全高が低くなったおかげで、一般的な立体駐車場に入る(ところが多い)という点もオデッセイの大きな魅力です。ミニバンでありながら立体駐車場に収まるというのは、当時とても革新的だったのです。
スタイリングも2代目から一転。ファミリィカー然としていた印象を払拭するかのように、なんとも獰猛な肉食獣のような顔つきになっています。搭載されるエンジンは2.4Lの直4i-VTEC。使用燃料によって200/160psと最高出力が異なり、ミッションはエンジンや駆動方式に応じて5AT/CVTが採用されています。さらにスポーティさを求める人には、ハイパワーエンジンやローダウンサスを搭載したアブソルートというグレードもラインナップされていました。



↑ファミリィユースのミニバンよりもスポーティなインパネ(左) ミニバンの常識を覆した低床パッケージング(中) スポーティで人気の高いアブソルート(右)
さて、この旧型オデッセイ。今まで100万円を切る物件は希だったのですが、ボチボチ散見されるようになってきました。最安値は87万円。新車時価格の1/3近くにまで落ちてきています。ただ、走行距離は5万kmオーバーが当たり前。距離が気になる人は、もう少し予算をください。109.9万円で走行3万km(修復歴なし)という物件もあります。車は新型のほうがデキが良いのは間違いありません。しかし、その進化っぷりがさほどでもなかったら?驚くほどの違いがないのであれば、圧倒的に安い旧型オデッセイもいいのではないでしょうか? 旧型だって完成度の高さはピカイチです。見てくれだって、興味のない人には違いなんてわからないでしょう。これぞ賢い車選び。人気車だけにタマ数が多く、条件に合致する物件が選びやすいというのもポイントですよ。
Text/金子剛士
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第52回 ホンダ オデッセイ(旧型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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