ラグジュアリークーペ時代再来を予感させる新6シリーズ登場!今週のニュース斜め読み
2015/06/27
新型車ラッシュです。世界中からスルー困難な新型車のニュースが届き、今週もワクワクがおさまりません。新型車のアウトラインをつかむのに、先代のスペックなどを調べると、今さらながら先代モデルの魅力に気付かされたり……。ワクワクにドキドキしています。では、今週もニュース斜め読み、いってみましょう。
ニューモデル
■ラグジュアリークーペ時代、再来!?(BMW Japan発|6月26日)
『ニューBMW 6シリーズは、精悍なフロント・ビューをより一層際立たせる新デザインの「アダプティブLEDヘッドライト」を全モデルで標準装備』
かつてクーペが圧倒的な人気を誇っていた時代がありました。1980年代初頭には、トヨタ ソアラやホンダ プレリュードに乗っていればドライブデートの成功率が高い! といった風潮すらあったのです。
そんな時代の到来を予感させるニューモデルです。(リムジンの7シリーズを除けば)BMW最高峰のクーペを含む6シリーズがついにマイナーチェンジ。ガラリと顔を変えてきた2シリーズのマイナーチェンジとは違い、外観はほぼキープ。全体の印象を含めコンセプトのオンザレールぶりに、堂々たる風格さえ感じずにはいられません。
まるで「6シリーズが時代に合わせるんじゃない、時代が6シリーズに追いつくんだ」といった気迫さえ伝わってきます。そんな強気のメッセージに共感したなら、来たるべき(?)ラグジュアリークーペ時代の到来に賭けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、新型とお顔の違いがあまりわからないマイナーチェンジ前のモデルの場合、カーセンサーnet掲載物件の平均車両価格は約679万円(2015年6月27日現在)となっています。
▲大胆なまでにエクステリアをキープしてきた新型6シリーズ。ヘッドライトまわりの変更に加え、安全装備も充実。クーペ以外にもカブリオレやグランクーペ(4ドア)もラインナップしています
ニューモデル
■新型パサートは最高レベルの安全性なのに安い(フォルクスワーゲン発|6月25日)
『「ヨーロッパ カーオブザイヤー」を獲得した待望のミッドサイズセダン、新型Passat(パサート)と、これのステーションワゴンPassat Variant(パサートヴァリアント)の~(略)~事前受注を本日(25日)から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで始めます』
正式発表は16日。注目はその価格で、セダンが329万円(税込)~、ステーションワゴンは348万9900円(税込)~となっています。従来モデルより新車価格が劇的に引き下げられたわけではありませんが、なんと360度死角のないくらい「ミッドサイズクラスでは最高レベルとなる」安全装備を投入した上で、とのこと。
先行しているヨーロッパの評価をみれば、安さの秘密はゴルフと共通化した次世代プラットフォームの恩恵であり、「安かろう悪かろう」ではないことも事実。
新型に割安感が出てくると、先代パサートの中古車価格にも変動があるやもしれません。先代の評価も決して低くはなかったので、カーセンサーnetで先代の割安感アップを注視しておきたいところです。
▲エンジンは1.4Lターボ。4気筒ですが必要に応じて2気筒を休め、燃費をアップさせます。排気量に似合わず、走りの評価も上々のようです
マーケット
■ランドローバーディフェンダーが200万台突破(ランドローバー発|6月22日)
『英国ソリハル工場におけて200万台目のディフェンダーを生産。冒険家であり同ブランドのアンバサダーであるベア・グリルスなどが参画したスペシャルチームが200台目のディフェンダーを計画。この特別なディフェンダーは生産終了を迎えるにあたり、2015年12月に開催されるチャリティーオークションにかけられる』
累計200万台という偉業を成し遂げたディフェンダーシリーズは、クラシックミニと並ぶ、大成功を収めた英国車の1台です。残念なことに、時代の変化に対応するのも限界となり、生産終了が近づいています。
そこで記念モデル的に作られた特別仕様のディフェンダーは2ドアショートの90をベースに、シルバーとブラックカラーでまとめられています。記念プレートなども装備しているそうです。渋いですね。
現在、日本への正規輸入はないディフェンダーですが、カーセンサーnetには合計76台登録されています。200万台も生産された割に、日本では常にレアな存在であり続けてきました。生産終了を機に、中古車の価格が上がり、高嶺の花になってしまわないかハラハラさせられます。
▲67年にわたり生産されてきたディフェンダー。世界の僻地で活躍する、ランドクルーザーの好敵手です
イベント
日本を代表する峠でバトル勃発!?(箱根ターンパイク発|6月23日)
『50周年を迎えるMAZDAターンパイク箱根について、四季折々の風景、思い出のターンパイクなど、ターンパイクの様々な姿を題材とした作品(デジタル写真)を募集します』
日本を代表する峠を舞台に激しいバトルが予想されます。バトルと言っても競うのはドラテクではなく撮影テクニック。フォトコンテストです。
募集対象はターンパイクの風景(ターンパイクから撮影した四季折々の風景、ターンパイクを撮影した写真)とターンパイクでの思い出の1枚(愛車とターンパイク、家族とターンパイクの写真)の2種類。応募期間は6月23日から2016年4月20日まで。ペア無料宿泊券などの商品も用意されています。
ドライブがてら、思い出に残る1枚を撮ってみてはいかがでしょうか。
▲開催期間がやたら長いなと思ったのですが、箱根ターンパイクには四季折々の美しさがあります。自分の好きな季節の写真を応募できるのは嬉しいですね
まとめ
新旧、大小、高低、いろんな車の価値があります。そして選択の自由があります。選択肢の多さは絶対的正義と考えています。またひとつ選択肢が増えたことを伝えるニュースは正義の味方? となると、ネット社会は正義の味方が大増殖していることになりますね。お気に入りの正義の味方を見つけましょう!
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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