【2026年】かっこいい車ベスト30|独断と偏見で選ぶ国産&輸入車! 人気ランキングも
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / マツダ / 三菱 / いすゞ / メルセデス・ベンツ / アウディ / フォルクスワーゲン / キャデラック / ジープ / ロールスロイス / ランドローバー / MG / ローバー / ボルボ / シトロエン / フェラーリ / ランボルギーニ / アルピーヌ / セダン / リムジン / ハッチバック / クーペ / ステーションワゴン / SUV / オープンカー / ピックアップ / かっこいい / RAV4 / センチュリー / フィガロ / フェアレディZ / Gクラス / ディフェンダー / デリカD:5 / ゴースト / 458イタリア / ロードスター / タイプI / 240エステート / TT / パオ / 117クーペ / ラングラー / ハリアー / サニートラック / ランドクルーザー70 / レンジローバーイヴォーク / ミニ / 2CV / エスカレード / A110 / FJクルーザー / CX-5 / GR86 / レヴエルト / 伊達軍曹
2026/07/28
▲「とにかくかっこいい車」をタイプ別に一挙紹介車にとって性能や実用性はもちろん大切な要素。けれど、「いや、自分は性能うんぬん以上に“かっこよさ”を大事にしたい」という人も少なくないはず。
この記事では「かっこいい」を「スタイリッシュ」「ゴツい&イカつい」「クラシカルで渋い」という3つに分類し、「とにかくかっこいい(と思える)車」を超絶独断で30車種セレクト。さらに、カーセンサー内で人気の車種をランキング形式で紹介する。
そもそも「かっこいい車」とは?
「かっこいい車」と言われても、その定義は十人十色。それを承知のうえで、あえて定義づけをしてみるとしたら、以下のとおりとなるだろう。
- かっこいい車=最大公約数的なフォルムから、不必要なほどに逸脱している車
現在の車は「ちょっとだけ丸みを帯びた箱型の車」が主流。燃費性能や積載能力の効率を踏まえた“最大公約数”的なフォルムだからだ。そういった車は「便利だ」。
ただ、最大公約数的フォルムを逸脱している車を見たときに、「かっこいい!」と感じる人もいるはず。例えば、どう考えても人を乗せにくい低く構えたクーペ、効率を無視したかのようなゴツいSUV、現代の車のフォルムとかけ離れたクラシックな車など。
これらのような「合理性からの逸脱」に成功(?)している車を見たとき、「かっこいい!」と心を揺さぶられるのである。
「かっこいい車」の3つのタイプ
前項では、やや観念的な話になってしまったが、端的に「かっこいい車にはどんなタイプがあるか?」と考えるなら、主には下記の3タイプが代表的なものといえるだろう。
タイプ①:スタイリッシュ系(都会的、高級感がある)
フェラーリやランボルギーニ、あるいは日産 フェアレディZなどに代表される「ワイド&ローフォルムのスタイリッシュなスポーツカー」は「かっこいい車」の代表格だろう。
またワイド&ローなフォルムではなくても、トヨタ ハリアーのような「流線型を意識したフォルムの車」は、スタイリッシュであると認識されやすい。
▲このような「地を走る流線型フォルム」は、多くの人に「よくわからないが、とにかくかっこいい!」という印象を覚える場合が多い。写真はフェラーリ 458イタリア(初代)タイプ②:ゴツい&イカつい系(迫力がある、ワイルド)
ワイド&ローとは対極的なフォルムだったとしても、そこに強烈な「ゴツさ」と「迫力」がある場合、そこに「かっこよさ」を見いだす人もいるだろう。
具体的にはメルセデス・ベンツ Gクラスやジープ ラングラーなどであり、トヨタ センチュリーのようなワイドでデカいセダンも、このタイプのかっこよさに該当してくる。
▲「強そうなもの」に憧れを抱くのは人間の本能だろうか? 写真はランドローバー ディフェンダー(2代目)タイプ③:クラシカル&渋い系(古くて洗練、ツウっぽい)
基本的には「古い」というただそれだけでも、車というのはなんとなく渋さとツウっぽさが付帯してくるため、ほぼ自動的に「かっこいい(またはカワイイ)」と認識される。
とはいえ、そこにさらに“美しさ”も加われば鬼に金棒である。具体的には1970年代のいすゞ 117クーペなどが、それに該当するだろう。
▲往年のフォルクスワーゲン タイプⅠ(通称ビートル)。こういった古い車は、ただそこにあるだけで「何やらかっこいい」「妙にカワイイ」と思えてくるケースが大半だスタイリッシュ系 かっこいい車ベスト10
ここからは、前述した3タイプの「かっこいい車」を紹介していく。まずは都会的で高級感がある「スタイリッシュ系」のかっこいい車10モデルから。クールにキメたいあなたにオススメだ。
- 1. 日産 フェアレディZ(RZ34型)
- 2. アウディ TT(初代)
- 3. フェラーリ 458イタリア(初代)
- 4. ランボルギーニ レヴエルト(初代)
- 5. トヨタ GR86(初代)
- 6. アルピーヌ A110(2代目)
- 7. マツダ ロードスター(ND型)
- 8. ランドローバー レンジローバーイヴォーク(初代)
- 9. トヨタ ハリアー(4代目)
- 10. マツダ CX-5(3代目)
1:日産 フェアレディZ(RZ34型)
●中古車流通台数:約260台
●中古車価格:総額450万~1200万円
●新車時価格:524.2万~930.3万円
▲2022年8月に発売となった、RZ34型の日産 フェアレディZロングノーズ、ショートデッキ、ハッチゲートをもつファストバックスタイル、鮮やかなボディカラー、スポーツマインドを感じさせるが、過度に武闘派すぎないニュアンスのインテリアデザイン――などスタイリッシュ系クーペのお手本ともいえる1台。
古典へのオマージュとリスペクトを前面に出しつつも、決して「単なる懐メロ」ではなく、きちんと「現代社会をリアルに生きるサムシング」として作られている点が、2022年8月に誕生したこの車のかっこよさの本質だ。
▲古典とモダンが融合したニュアンスがあるフェアレディZのインテリアあまりにもスタイリッシュゆえに「ジャージ姿で運転できない」「あまりにも人気があるため中古車価格が高い」などの難点(?)はあるが、それでも、このかっこよさに対してなら「人生を棒に振ってもいい」と思えてしまうほどの魔力的なかっこよさを秘めている。
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日産 フェアレディZ(RZ34型)2:アウディ TT(初代)
●中古車流通台数:約35台
●中古車価格:総額35万~405万円
●新車時価格:419万~562万円
▲1999年に登場した初代アウディTT。ドイツのアウディ社が作っている2+2クーペの初代モデル走行性能に関しては、この初代よりも2代目の方が上で、さらには3代目のほうが100倍ほど(?)優秀なのだが、「かっこよさ」だけで言うならば、初代こそが100点満点である。2代目以降もかなりかっこいいのだが、デザインがやや「最大公約数的」に変化してしまったのだ。
その点、初代はバリバリのアバンギャルド(前衛)である。執拗に“円”のイメージを繰り返しているエクステリアデザインはどこか現代アート的であり、アルミ削り出しのパーツを使っているインテリアも渋い。
▲インテリアにも「円のモチーフ」が多用されているスタイリッシュでありつつ、どことなく「アート方面の造詣も深そうな人」に見えるのが、この初代アウディ TTという車だ。できればフルノーマルでキレイに乗りたい。
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アウディ TT(初代)3:フェラーリ 458イタリア(初代)
●中古車流通台数:約30台
●中古車価格:総額1650万~3500万円
●新車時価格:2830万円
▲4.5L V8エンジンを搭載するフェラーリ 458イタリアこちらも先述の初代TT同様に走行性能だけでいえば、後継モデルである488GTBなどの方が明らかにハイパフォーマンスではある。だが「かっこよさ」では、2015年に販売を終えた3世代前のモデルである458イタリアに軍配が上がる。イタリア車に対して「軍配」という単語を使うのが適切かどうかはさておき。
後継モデルである488GTBと、こちら458イタリアとのデザイン上の差異は「微妙に違うだけのような気もするし、大きく違うような気もするし……」という、なんとも微妙なものだ。
この微妙さは「誰がデザインしたのか?」という部分に負っているのだろう。458イタリアが、それまでフェラーリの市販車をデザインしてきたイタリアの名門カロッツェリア「ピニンファリーナ」の手によるデザインなのに対し、488GTBはフェラーリ社の内製だ。
▲運転席はジェット戦闘機のコックピットのよう?「微妙なタッチの違い」が結果に大きな影響を与えるというのは、車のデザインも絵画も書も同じこと。「アグレッシブなのだが、同時に可憐でもある」という絶妙なタッチは、やはりピニンファリーナならではのものだったのだろう。
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フェラーリ 458イタリア(初代)4:ランボルギーニ レヴエルト(初代)
●中古車流通台数:約25台
●中古車価格:総額7300万~8550万円
●新車時価格:6543.2万円
▲強力な6.5L V12エンジンに3基のモーターを組み合わせているランボルギーニ レヴエルトあまりにも高額な車ゆえ紹介するのもはばかられるが、「スタイリッシュ系のかっこいい車」といえば、これを省略するわけにはいくまい。イタリアンスーパーカーにおいてフェラーリと対を成す雄、ランボルギーニのフラッグシップ「レヴエルト」である。
伝統のV12エンジンに3基のモーターを組み合わせた、新世代のハイブリッドスーパーカー。戦闘機を思わせる鋭利でアグレッシブなフォルムは健在で、ブランドの象徴であるシザーズドアが上方へ開いた姿は神々しさすら漂う。
▲インテリアは、前身であるアヴェンタドールとは少々違う「シンプルな美しさ」が追求されている新車価格で約6500万円からという超ド級のプライスも含め、まさに現代における「スーパーカーの権化」と呼ぶにふさわしい、圧倒的なかっこよさだ。
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ランボルギーニ レヴエルト(初代)5:トヨタ GR86(初代)
●中古車流通台数:約480台
●中古車価格:総額220万~900万円
●新車時価格:279.9万~399.5万円
▲「トヨタ 86」の後継モデルにあたるトヨタ GR86ランボルギーニ レヴエルトという、購入検討対象としてはあまりにも非現実的なモデルを紹介してしまったから――というわけでもないのだが、こちらトヨタ GR86はスタイリッシュ系のかっこいい車の中ではかなりリーズナブル。それでいて「安っぽさ」みたいなものは感じさせない秀逸な存在だ。
大人の鑑賞眼に耐えうるスタイリッシュさがあり、どことなくフランスの「アルピーヌ A110」に通じる世界観を持っているように感じられる。
▲さすがにフェラーリやランボルギーニほどの「戦闘機感」はないが、なかなか硬派でカッコよく仕上がっているGR86の運転席まわり下品な運転や改造をすると途端に子供っぽく見える可能性はあるが、キレイめに乗りこなせば、きわめてスタイリッシュに見えるはず。そして、コスパ(要は中古車価格)もスポーツカーとしてのクオリティから考えればきわめて良好だ。
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トヨタ GR86(初代)6:アルピーヌ A110(2代目)
●中古車流通台数:約35台
●中古車価格:総額725万~2400万円
●新車時価格:788万~5200万円
▲こちらがフランスのアルピーヌ A110前項にて「トヨタ GR86は、どこかアルピーヌ A110に近いスタイリッシュさがある」との旨申し上げたが、並べてみれば、やはりアルピーヌのほうがよりスタイリッシュであるように思う(※異論は認めます)。
伝説のフレンチスポーツカー「アルピーヌ A110」が40年の時を経て復活した本作は、初代のイメージを忠実になぞりつつも、それだけでは終わらない“現代感”を標準装備。ドイツや日本のスポーツカーとは趣きが異なる「やわらかさ」のような部分も、このフレンチスポーツのかっこよさを引き立てている。
「あまり多くの数が走っていない」という希少性も、ある種のユーザーにとっては満足感につながるポイントであろう。
▲ドア内張りやシートサイドの柄のセンスの良さに、たまらなく「フランス」を感じる決して安い車ではないが、総額で約790万円~という中古車価格は「絶対に無理」というほどではない。
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アルピーヌ A110(2代目)7:マツダ ロードスター(ND型)
●中古車流通台数:約650台
●中古車価格:総額130万~645万円
●新車時価格:249.5万~761.2万円
▲「ND」という型番で呼ばれる場合が多い4代目のマツダ ロードスター「現実的なプライスで、なおかつスタイリッシュなスポーツカー」という意味では、コレは絶対に外せない。日本が世界に誇る軽量オープン2シータースポーツであるマツダ ロードスターの4代目である。
ロードスターのデザインは2代目(1998~2005年)の際にやや迷走したような印象もあるが、2015年5月に登場した4代目で軌道修正。「スタイリッシュなスポーツカーのお手本」と言いたくなるデザインとなっている。
地をはうような構えと、ロングノーズ&ショートデッキ。そしてシャープかつアグレッシブではあるのだが、どこか柔らかさも感じさせる顔つきなどは、日本が世界に誇れる“宝”と言っていい。
▲スポーティかつ硬派でありながら、色気も感じられるインテリアまた、「固定屋根がない」「2人しか乗れない」といった“潔さ”も、この車のかっこよさを本質的に成り立たせている要素だ。中古車価格は、比較的低走行なモノでも総額約210万円から。……これはもう買うしかあるまい!
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マツダ ロードスター(ND型)8:ランドローバー レンジローバーイヴォーク(初代)
●中古車流通台数:約110台
●中古車価格:総額100万~560万円
●新車時価格:450万~905万円
▲こちらが初代ランドローバー レンジローバー イヴォーク。写真の5ドアの他に3ドアもあるここまではスポーツカーのみを挙げてきたが、当然ながら「スタイリッシュで都会的」という概念はスポーツカーの専売品ではない。流麗なデザインのSUVにも当てはまる。いや、近年ではむしろSUVの方が古典的なスポーツカーより「断然スタイリッシュ」とされる場合のほうが多いだろう。
そんなスタイリッシュなSUVはたくさんあるわけだが、代表的なのがコレだろうか。英国発祥のランドローバーブランドが製造販売しているコンパクトSUVの初代モデルだ。
この車のデザイン上のキーワードは要するに「クーペとSUVの融合」という近年ありがちなもの。しかし、それをここまで上手に、精度高くやりとげた例を筆者は他に知らない。
▲写真は2013年末以降の、ATが9速になった世代のインテリア2019年5月に発売された2代目の方がよりスタイリッシュ(というか、より都会的)かもしれないが、まだまだ中古車価格も高く、またデザインにおいて“大差”があるわけでもない。初代の状態良好な中古車で十分以上だ。
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ランドローバー レンジローバーイヴォーク(初代)9:トヨタ ハリアー(4代目)
●中古車流通台数:約4250台
●中古車価格:総額200万~690万円
●新車時価格:299万~626万円
▲都会派SUVとして大いに売れている4代目トヨタ ハリアー「スタイリッシュさ」という観点だけでいえば、さすがにレンジローバー イヴォークにはかなわない部分も多いが、こちらトヨタ ハリアー(4代目)も「都会的で上質なスタイリッシュ感」を強く感じさせる1台だ。
エクステリアは「スタンスのよいプロポーション」が重視。細部では、フロントまわりの薄いアッパーグリルと“切れ長”のヘッドランプに連続性をもたせることで、精悍かつシャープなイメージが強調されている。
▲現行型ハリアーのインテリアはおおむねこのような世界観希少性に欠けるのはややマイナスとなるポイントだが、そこさえ気にならないのであれば、ジャパニーズSUVとしてはトップレベルに「スタイリッシュでかっこいい」と感じられるだろう。
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トヨタ ハリアー(4代目)10:マツダ CX-5(3代目)
●中古車流通台数:4台
●中古車価格:総額360万~425万円
●新車時価格:330万~430.7万円
▲2026年5月に発売された3代目マツダCX-5。旧型以上に伸びやかなプロポーションが特徴ジャパニーズSUVの中では、こちらのモデルもかなりかっこいい。ご存じ、マツダの看板ミドルサイズSUVの第3世代である。
先代までの完成された「魂動デザイン」をベースにしながらも、最新のマツダ車に息づく引き算の美学により、さらに洗練されたフォルムへと進化。シンプルながらも、光の移ろいで圧倒的な艶やかさと精悍さを表現するエクステリアは実に見事だ。
そして欧州のプレミアムブランドにも引けを取らない上質でモダンなインテリアは、クラスを超えたクオリティを誇る。
▲インテリアは旧型以上にすっきりとしたデザインで、空調などの制御も大幅に自動化されている熟成を極めたデザインと知的な存在感は、まさに「都市で映えるスタイリッシュSUVの極致」と言っていいだろう。
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マツダ CX-5(3代目)ゴツい&イカつい系 かっこいい車ベスト10
続いては「ゴツい感じ」がたまらなくステキな「ワイルド系のかっこいい車」を10モデル紹介。その迫力には、どうしたってある種の魅力を覚えずにはいられない。
1:ジープ ラングラー(JK型)アンリミテッド
●中古車流通台数:約320台
●中古車価格:総額130万~715万円
●新車時価格:368万~483万円
▲「ジープ ラングラー」としては3代目のアンリミテッドワイルドなかっこよさが炸裂している車というのはたくさんあるが、中でもナンバーワンを選ぶとしたらコレだろう。米国陸軍が第二次世界大戦時に使用していた軍用車「ジープ」の末裔であるラングラー。基本となるのは3ドア版だが、人気なのは5ドア版の「アンリミテッド」だ。
2018年11月に登場したJL型のほうが明らかに「運転しやすい」のだが、微妙に丸みを帯びたフォルムに変更されたため、「ワイルド感」という部分はやや減じてしまっている。しかし、このJK型はあくまで直線基調のハードボイルド系。
現代のジープ ラングラーはもはや軍用車ではないわけだが、どこか「軍用車に乗っているかのような気分」になるのは確かだ。
▲シンプルで機能的なインテリア。泥道が似合うニュアンスだもちろんハードな悪路を走破することも得意だが、舗装路を走っているだけでも、十分なワイルド感にひたることができるだろう。高い中古車はかなり高いが、総額300万円付近のゾーンでもまずまず好条件な1台が見つかるはずだ。
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ジープ ラングラー (JK型) × アンリミテッド系2:メルセデス・ベンツ Gクラス(初代)
●中古車流通台数:約275台
●中古車価格:総額325万~2800万円
●新車時価格:896.7万~3510万円
▲初代メルセデス・ベンツ Gクラスの2016年モデル米国陸軍ならぬNATO(北大西洋条約機構)に制式採用された軍用車の民生版。先代のジープ ラングラー アンリミテッドと同じく、四角四面な「いかいに軍用車っぽいフォルム」と、軍用車由来の抜群の悪路走破性能が魅力となる。
これも2代目(2018年6月~)の方が明らかに運転しやすく、各部もかなり現代的かつ快適になっているのだが、フォルムがやや丸っこくなったこともあって「ワイルド感」は初代が少々勝る。この四角四面な感じこそが、ここでいうかっこよさの源だ。
▲初期のインテリアは朴訥としていたが、2016年モデルはなかなかのキラキラ系1990年代や2000年代のモデルは「シンプルでハードボイルドなワイルド系」といった雰囲気だが、2010年代後半のモデルはけっけうキラキラしたセレブ系っぽいビジュアルに変化。どちらを選ぶのも好み次第だが、2010年代後半のキラキラ系は中古車価格700万円以上になる場合がほとんどだ。
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メルセデス・ベンツ Gクラス(初代)3:ランドローバー ディフェンダー(2代目)
●中古車流通台数:約20台
●中古車価格:総額500万~1840万円
●新車時価格:425万~445万円
▲2代目ランドローバー ディフェンダー。写真は累計生産台数200万台を記念したワンオフモデル先ほどから軍用車の話ばかりで恐縮だが、こちらは英国のランドローバー社が製造し、各国の軍用車両や警察車両などとして使用されたモデル。ボディのエッジ部分とホイールアーチ以外は曲面がほとんどない、あくまでもまっ平らなボディパネルがひたすらワイルドでかっこいい。
……同じ話ばかりしているような気もするが、こちらも現行型はスタイリッシュで運転しやすく、かなり快適な感じに生まれ変わっているのだが、快適でスタイリッシュな分だけ、ワイルドさはやや弱い(といっても、他の一般的なSUVと比べれば現行型ディフェンダーも十分以上にワイルド系だが)。
▲こちらも記念ワンオフモデルのインテリア。通常モデルとはデザインなどが異なります先代の乗り心地ははっきり言ってあまりよくはないが、そこを含めて「自分だけの相棒!」といったニュアンスでワイルドに愛せるはずだ。
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ランドローバー ディフェンダー(2代目)4:トヨタ ランドクルーザー70(初代)
●中古車流通台数:約380台
●中古車価格:総額190万~1210万円
●新車時価格:360万~480万円
▲2023年末に再々発売された最新世代のトヨタ ランドクルーザー70現行型世代のランドクルーザーシリーズがラグジュアリー化していく中、1984年誕生の「ランクル70」はまごうことなきヘビーデューティ(耐久性に特化した仕様)。快適性は低めだが、ワイルドなかっこよさに関しては群を抜く。
かつてはディーゼル規制等で維持が難しかったが、2014年から2015年にかけても期間限定でガソリン車を再発売。そして2023年末には2.8Lクリーンディーゼルを搭載して、まさかの再々発売。現在も新車の納期遅延や争奪戦が続く超人気ぶりだ。
そのため、中古車価格は高額で、再々発売世代は総額720万~1000万円前後と、新車価格を上回るほど。しかし、2014年の期間限定ガソリン版ならば総額380万~650万円付近であり、往年の世代なら状態次第では総額200万円付近でも狙える。
▲再々発売世代の運転席まわりはこのようなデザイン。無骨さの中にも確かな「今っぽさ」が感じられる利便性や効率が重視される今の時代に、あえてこの無骨でタフな本物の道具を選ぶスピリットも含め、文句なしにかっこいい1台だ。
▼検索条件
トヨタ ランドクルーザー70(初代)5:トヨタ FJクルーザー(初代)
●中古車流通台数:約330台
●中古車価格:総額160万~540万円
●新車時価格:314万~349.3万円
▲最初は北米専用モデルだったトヨタ FJクルーザーFJクルーザーは、2006年3月にトヨタが北米市場に投入したミドルサイズのSUV(※日本の道では大きめ)。往年の「ランドクルーザーFJ40」をイメージしたレトロなスタイルで大人気となり、2010年11月からは日本市場でも販売が始まった。
フレーム構造のボディや車軸式のリアサスペンション、パートタイム式4WDなどを採用したヘビーデューティなクロカン四駆ではあるのだが、そのデザインはレトロでありつつも妙にポップ。そのあたりの良い意味でのアンバランスさが絶妙なかっこよさを生み出している。
▲パートタイム4WDの本格オフローダーゆえ副変速機が付いている中古車の流通量も意外に多いのもポイント。価格も上限は高いが、総額280万円前後のゾーンでも十分以上に好条件な1台を見つけられる。
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トヨタ FJクルーザー(初代)6:トヨタ RAV4(5代目)アドベンチャー
●中古車流通台数:約80台
●中古車価格:総額490万~670万円
●新車時価格:450万円
▲2025年12月に登場した5代目(国内)トヨタ RAV4のオフロード系グレードである「アドベンチャー」本格四駆だと日常の乗り心地や扱いやすさの面で少しハードルが高いという人にオススメなのが、モノコックボディ(一般的なボディ構造)をもつ5代目トヨタ RAV4だ。
通常グレードもかっこいいが、オフロード志向を高めた「アドベンチャー」なら俄然ワイルドなルックスを堪能可能。専用の大型フロントグリルや黒の大型ホイールアーチモール、そして「アーバンロック」などのシブいボディ色がゴツめでタフな道具感を強烈に演出してくれる。
▲RAV4アドベンチャーの運転席まわり。12.9インチのディスプレイオーディオは全車標準装備パワーユニットには、トヨタ謹製の第5世代ハイブリッドシステムが採用され、力強い走りと優れた静粛性を両立。都会的でありながら「ギア」としての武骨さも併せもつ、今乗って最高にかっこいいSUVのひとつだ。
▼検索条件
トヨタ RAV4(5代目) × アドベンチャー7:三菱 デリカD:5(初代)
●中古車流通台数:約3600台
●中古車価格:総額25万~700万円
●新車時価格:221.3万~494.5万円
▲2026年1月にマイナーチェンジを受けた最新の三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5は、ミニバンとしての高い実用性を備えつつ、本格クロカン四駆並みの悪路走破性をもつ唯一無二の存在だ。
2019年の改良で、それまでの親しみやすいデザインから一転。フロントフェイスにド迫力の「ダイナミックシールド」を採用し、強烈な存在感と精悍さを放つ佇まいへと変貌を遂げた。
中古車市場では、このワイルドな改良型が主役。価格は総額300万~500万円前後が目安となるが、走行距離がやや多めでもOKならば、総額200万円前後から検討することもできる。
▲傷が付きにくいダークグレー塗装が各所に施されているデリカD:5の運転席まわり便利な箱型ミニバンでありながら、牙をむいたようなワイルドさも備えているという絶妙なアンバランスさが最高にかっこいい。
▼検索条件
三菱 デリカD:5(初代)8:キャデラック エスカレード(3代目)
●中古車流通台数:約30台
●中古車価格:総額250万~860万円
●新車時価格:1149万~1435.5万円
▲アメリカンフルサイズSUVであるキャデラック エスカレード。写真は先代モデル「いやいやRAV4なんか……と言っては失礼だが、とにかく自分はRAV4クラスではなく、もっとドドーンとビッグで超絶大迫力なSUVに乗りたいのだ!」とおっしゃるのであれば、コレしかないだろう。アメリカンラグジュアリーフルサイズSUVの最高峰、キャデラック エスカレードである。
4代目エスカレードの中古車はまだ総額1100万円以上が相場となるが、2015年から2020年まで販売された3代目モデルであれば、総額550万円からという現実的な予算で探すことが可能だ。
▲写真では伝わりづらいかもしれないが、運転席もとにかく広い!全長5195mm×全幅2065mm×全高1910mmとなる巨大なボディと巨大なフロントグリルも、そして最高出力426psの6.2L V8 OHVエンジンも、とにかく「存在感として強烈すぎる!」といったニュアンスだ。そのため、逆にオラオラ系な運転などする気も起きなくなる。
周囲の車に進路を快く譲りながら、ゆったりとした気分とペースで走っているこの車とこの車のドライバーは、かなりかっこいい存在といえるだろう。
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キャデラック エスカレード(3代目)9:トヨタ センチュリー(2代目)
●中古車流通台数:約50台
●中古車価格:総額120万~880万円
●新車時価格:925万~1253.8万円
▲国産車唯一の「V12エンジン」 を搭載していた2代目トヨタ センチュリー「大迫力のワイルド系」というと、ついつい前述したエスカレードのようなフルサイズSUVや本格クロカン四駆をイメージしてしまうが、当然ながらその他のボディタイプにも「大迫力のワイルド系」は存在する。例えば先代のトヨタ センチュリーだ。
ご存じのとおり、センチュリーは大企業の重役が運転手付きで乗るタイプの超ラグジュアリーセダン。3代目はV8エンジンをベースとするハイブリッド車に生まれ変わってしまったが、2017年2月まで販売されていた2代目センチュリーは、国産車唯一のV12エンジンを搭載するド迫力な1台だった。
ちなみにボディサイズの方も全長5270mm×全幅1890mm×全高1475mmと、なかなかのド迫力である。
▲1997年モデルの運転席。なんともゴージャスというか、重厚な雰囲気だ本来は送迎用の車ではあるが、これをプライベートカーとして使用している人もけっこういて、「5L V12エンジンのパワーとトルク、そして静けさはとにかく超絶レベルである」とのこと。そして中古車は、安い部類のモノであれば総額120万円前後から探すことも十分可能なのだ。
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トヨタ センチュリー(2代目)10:ロールスロイス ゴースト(初代)
●中古車流通台数:約25台
●中古車価格:総額905万~2450万円
●新車時価格:2940万~4118万円
▲初代ロールスロイス ゴースト。サイズもすごいが、とにかく存在感と高級感がものすごい!「いやいやセンチュリーはまだ甘い! 自分はさらなる頂点を目指したい」というのであれば、狙うべきは英国のロールスロイスになるだろうか。中古車市場では様々なロールスロイス車が販売されているが、その中でも流通量が比較的豊富で、価格も比較的安価(?)なのが初代ゴーストだ。
ゴーストは、同社の最上級セダンであるファントムをひと回りコンパクトにしたニュアンスの1台。もちろんコンパクトといっても、それは「ロールスロイスの基準で言えば」であって、実際には全長5400~5570mm×全幅1950mm×全高1550mmと、トヨタ センチュリーよりも大きいサイズだ。
▲「贅沢」という概念を車の形で表現したかのような、ゴーストのインテリアそして搭載エンジンは、最高出力570psの6.6L V12ターボ。まるで雲の上を滑るかのような乗り心地を誇るゴーストを「ワイルド系」と呼んでいいかはさておき、他を圧倒するほどの存在感を備えた1台であることは間違いない。
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ロールスロイス ゴースト(初代)クラシカル&渋い系 かっこいい車ベスト10
特別スタイリッシュなわけでも、ド迫力ボディじゃないとしても、妙にかっこよくて渋く見えるのが「クラシカルな車」。最後は、レトロなイメージがたまらなくかっこいい10車種を紹介する。
- 1. ローバー ミニ(初代)
- 2. いすゞ 117クーペ(初代)
- 3. ボルボ 240エステート(初代)
- 4. シトロエン 2CV(初代)
- 5. 日産 パオ(初代)
- 6. 日産 フィガロ(初代)
- 7. フォルクスワーゲン タイプⅠ(初代)
- 8. 日産 サニートラック(2代目)
- 9. マツダ ロードスター(NA型)
- 10. MG B(初代)
1:ローバー ミニ(初代)
●中古車流通台数:約280台
●中古車価格:総額55万~515万円
●新車時価格:139万~359万円
▲「ミニクーパー」という、ちょっと間違った俗称で呼ばれることも多い元祖ミニドイツのBMWが作っている現行のミニもおしゃれな車ではあるが、「渋さ」は英国製の方が数十倍は強烈。1959年から2000年まで一度もフルモデルチェンジされることなく作り続けられた、コンパクトカーの世界的傑作である。
英国トラッドなニュアンスの衣服および靴を着用して乗るように心がければ完璧だが、そこまでしなくても普通にきれいめなファッションで乗るだけで、どこからどう見ても“粋人”に見えてしまうはずだ。
このクラシカルな感じ(というか1959年頃ほぼそのままの、リアルクラシックな感じ)と、この“小ささ”は現代の車では絶対に出せない味である。
▲全長3075mmでしかないのだが、車内は意外と広く使うことができるしかも車内は意外と広く……いや決して広くはないのだが、大柄な人が乗っても、なぜかあまり窮屈ではない。近年は中古車価格が上がってしまっているが、まだまだ「現実的な価格」の範囲内ではある。
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ローバー ミニ(初代)2:いすゞ 117クーペ(初代)
●中古車流通台数:約20台
●中古車価格:総額210万~1600万円
●新車時価格:172万円~
▲イタリアの巨匠ジウジアーロがデザインした美しき国産車、いすゞ 117クーペ「クラシカルでおしゃれな車」というと輸入車(特に欧州車)が連想されるかもしれないが、我がニッポンにも1970年代を中心に、超絶おしゃれでかっこいい車が存在していた。世界的な工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインを担当した、いすゞの乗用車である117クーペだ。
車全体のフォルムがとにかくかっこいい車だが、前後のホイールアーチに呼応してうねるフェンダーのラインは特に、現代 of the 現代の車ではほぼ絶対に味わえない“美”にあふれている。
この美しい車を、カーマニアっぽい感じではなく自然体に乗りこなせたら、それはもう「死ぬほどかっこいい!」としか言いようがないだろう。
▲世代によって細部は異なるが、インテリアはおおむねこのようなデザイン古い車なので当然ながらメンテナンスフリーではないが、この車を専門に扱っているショップを頼れば、意外と普通に維持することも可能だ。
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いすゞ 117クーペ(初代)3:ボルボ 240エステート(初代)
●中古車流通台数:約50台
●中古車価格:総額110万~380万円
●新車時価格:393万~418万円
▲基本設計は1960年代までさかのぼることもできるボルボ 240エステートいすゞ 117クーペもかなりステキだが、「さすがにちょっと古すぎる」と感じる場合にはコレでどうか? 1974年発売と設計は古いが、1993年まで新車販売が続いていたボルボのステーションワゴン、240エステートだ。
もちろん細かな変更点はあるものの、メカニズムとデザインの基本は1970年代のそれが最後まで不変であった。「クラシカル」というよりも「リアルクラシック」であるという点が、まずはこの車の魅力となる。
▲インテリアは非常にシンプル。それが、かえって渋いそれに加えて、なんだかんだの改良を加えながら1993年まで基本的なカタチは変えずに製造と販売が続いたため、「そこそこの古さの車両を買うことができる」ことも、ボルボ 240エステートという車の大きな魅力だ。
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ボルボ 240エステート(初代)4:シトロエン 2CV(初代)
●中古車流通台数:約10台
●中古車価格:総額140万~290万円
●新車時価格:―
▲そもそもは1940年代のフランス農民のために開発されたシトロエン 2CV前掲のボルボ 240エステートもシーラカンス的な車だが、よりシーラカンス度が高いのがフランスのシトロエン 2CVだ。最初の発売はなんと1948年。そこから1990年まで、基本設計と基本的なカタチを変えずに製造と販売が続けられた。
ボーダーの長袖Tシャツやツイードのジャケットなどを着用しつつ、この車に乗るのは「おしゃれの極み」と言える行為だろう。
▲このレトロ感というか“感”ではない本当のレトロさが思いっきり渋い。ちなみに4MTのギアチェンジはシフトレバーを押したり引いたりして行う問題は「今の交通環境で、基本設計が1948年だった車を普通に安全に乗れるのか?」ということ。結論を申し上げると乗れる。というか筆者も10年ほど前、この車に乗っていた。
もちろんあまりスピードは出ないが、ちょっと気を使いながら運転するようにすれば、一般道も高速道路も何ら問題なく走ることが可能だ。まぁエアコン(クーラー)がないので真夏は大変だが、それ以外は本当におしゃれで楽しい車である。
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シトロエン 2CV (初代)5:日産 パオ(初代)
●中古車流通台数:約50台
●中古車価格:総額70万~510万円
●新車時価格:138.5万~154万円
▲バブル期に始まった「日産パイクカーシリーズ」の第2弾として登場した日産 パオ前述のシトロエン 2CVは本当にオススメだが、それなりの覚悟がないと乗れない車であることも事実。そのため「もう少し気楽に乗れるクラシカルな車はないのか?」と思う人も少なくないだろう。そんな人には、日産が1989年に発売したパオがオススメだ。
鉄板むき出しに見えるボディパネルや各ドアのアウターヒンジ、1メーターのダッシュパネルとクラシカルな2スポーク大径ハンドルなどに代表される独特なデザインは、新車当時は「なんちゃってクラシック」に感じられたものだ。
しかし、あれから30年以上の月日がたったことで、パオは「リアルクラシック」になった。キレイに乗れば、かなりおしゃれでかっこいいだろう。
▲新車時は「なんちゃって」に思えたインテリアデザインだが、今となっては「ガチなレトロ」だとはいえベースは当時の日産 マーチなので、シトロエン 2CVと違って比較的気楽に乗れるし、維持することもできる。
6:日産 フィガロ(初代)
●中古車流通台数:約35台
●中古車価格:総額110万~510万円
●新車時価格:187万円
▲初代マーチをベースに作られた日産 フィガロ。いちおう4人乗り(実質2人乗りだが)日産が1990年前後に作っていた「パイクカー」の中では、コレも外すことができない。パオと同じく当時のマーチをベースに作られたクラシカルな小型オープンカーのフィガロである。
アクリルコーティングが施されたホワイト革仕上げのルーフは超絶おしゃれで、スイッチ類やメーターまわりにメッキが施されたインテリアもかなりステキ。
某人気ドラマの主人公「右京」が劇中でこれを愛車としていたのは有名だが、世界的にも実は大人気。英国のオーナーズクラブも、かなり盛り上がっているらしい。
▲オフホワイトを基調とするしゃれたインテリアだ販売終了から30年以上がたった今も中古車価格を維持し続け、良質な物件はそれなりの価格となっている。それでも「非現実的な相場」ではなく、総額200万円台の予算を投じれば、レストア済みの1台も見つかるはずだ。
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日産 フィガロ(初代)7:フォルクスワーゲン タイプⅠ(初代)
●中古車流通台数:約80台
●中古車価格:総額120万~670万円
●新車時価格:―
▲「ビートル」との愛称で世界中の人から愛されたフォルクスワーゲン タイプⅠ「1990年頃のパイクカーも悪くはないが、自分はやっぱり“リアルクラシック”な車が好きだ」とおっしゃるのであれば、「ビートル」という愛称で知られるフォルクスワーゲン タイプⅠが有力な候補だろう。
もともとは1930年代、当時のドイツの「国民車構想」に基づいてフェルディナント・ポルシェによって設計された車で、第二次世界大戦後に量産を開始。それ以来2003年まで、基本的なカタチは不変なまま製造販売された。
とにかく問答無用でかっこいい(というかレトロでおしゃれな)車であるのはもちろんのこと、専門店やアフターパーツの数も世界的に豊富。そのため、古い車であるにもかかわらず「普通に維持できて、なおかつカスタマイズも楽しめる」というのがまずは魅力。
そしてドイツでの生産が終了した後も2003年までメキシコで新車の製造が続いたため、「けっこう新しい年式が買える」というのも素晴らしいところだ。
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フォルクスワーゲン タイプⅠ(初代)8:日産 サニートラック(2代目)
●中古車流通台数:約40台
●中古車価格:総額120万~380万円
●新車時価格:―
▲こちらが「サニトラ」こと2代目の日産 サニートラック前掲のフォルクスワーゲン タイプⅠとボディタイプはまったく異なるが、「人々から長~く愛され続けている」という点において少し似ているのが日産 サニートラック。初代は1967年、2代目は1971年に登場した当時のサニーをベースとするピックアップトラックだ。
なんだかんだで国内では1994年まで販売されたが、その後もファンの間で人気を維持し続け、今でも海辺に行けばコレにサーフボードを積んでいるユーザーをしばしば目にする。
▲純正状態のインテリアはこういった感じだったが、今やほとんどのサニトラの内装にはカスタマイズが施されているヘビーデューティなたたずまいとリアルクラシックである点、そして思い思いのカスタマイズも楽しめるという点が、ひたすらかっこいい存在である。ちょっとローダウンさせた“サニトラ”は特に渋いかも。
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日産 サニートラック(2代目)9:マツダ ロードスター(NA型)
●中古車流通台数:約150台
●中古車価格:総額90万~1000万円
●新車時価格:169万~340万円
▲1989年に発売され、世界中の車好きを虜にした初代マツダ ロードスターコレも、もはや「クラシカルで渋い」と評すべきお年頃だろう。1989年に発売され、世界に衝撃を与えた軽量オープン2シーター、初代マツダ ロードスター(当時の呼び名はユーノス ロードスター)である。
過剰な装飾を排したシンプルなボディは美しさと同時に「禅の精神」のようなものも感じさせる。インテリアでは一部グレードではレザーとウッドを多用し、どこか往年の英国車の精神も漂う。ボディをなるべくキレイに磨き、ちょっとおしゃれをしたうえで、なるべく屋根を開けて走れば――そこはもう渋さの極致である。
まぁ渋さうんぬん以上に「運転して超楽しい車!」というのがまずはあるわけだが、それと同時に、このクラシカルなニュアンス(というか、もはやリアルクラシックであること)が、なんともかっこよく思えるのだ。
▲写真の「Vスペシャル」では、タンカラーの内装やナルディ製ウッドステアリングなどが特徴となるここ最近はずいぶん中古車価格が上がってしまったが、それでも総額250万円前後で、まずまず好条件な1台が確実に見つかるだろう。
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マツダ ロードスター(NA型)10:MG B(初代)
●中古車流通台数:15台
●中古車価格:総額190万~455万円
●新車時価格:―
▲英国のスポーツカーブランド「MG」が1962年から1980年まで製造したMG B。シブいオープンカーだ「初代マツダ ロードスターも十分以上に渋だが、自分はさらに渋い“本場のライトウェイトオープン”がかっこいいと思うのだ」という人もいらっしゃろう。その場合は軽量オープンスポーツの本場、すなわち英国のMG Bが狙い目となる。
この場合、初代マツダ ロードスターが手本とした初代ロータス エランでもいい……というか、むしろエランの方が適切かもしれないが、いかんせん初代エランの中古車はかなり高額。そもそもほとんど流通していない。となれば、次善策としてMG Bをオススメしたい。
そのビジュアルが初代ロードスター以上に渋いのは、単純に年季が入っているから。せいぜい約30年前の車である初代マツダ ロードスターは、40~60年前の車であるMG Bにこと“たたずまいの渋さ”という面ではかなわないのだ。
古い車ゆえメンテナンスが心配かもしれないが、専門店にて最初の段階でケチらずにビシッと整備しておけば、その後はさほどの手間はかからずに維持できるケースが多いだろう。
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MG B(初代)【2026年】人気車ランキングTOP10
ここまでは「合理性からの逸脱」に成功(?)している車をかっこいい車と定義してきた。だが前述したとおり、「かっこいい」の定義は人それぞれ。逆に、最大公約数的なシルエットや機能美にこそかっこよさを見出す人もいる。
そんな人には「人気車ランキング」が指標となるだろう。なぜならば人気車ランキングの上位陣とは、多くの人が直感的に「機能的だ」「美しい」と認めるデザインの結晶のようなものだからだ。
| 順位 | 車種 | 世代 |
|---|---|---|
| 1位 | トヨタ 86 | 初代 |
| 2位 | 三菱 パジェロミニ | 2代目 |
| 3位 | トヨタ プリウス | 3代目 |
| ポルシェ 911 | 991型 | |
| 5位 | テスラ モデル3 | 初代 |
| 6位 | BMW 3シリーズ | 6代目 |
| 7位 | ポルシェ 911 | 992型 |
| 8位 | ホンダ CR-Z | 初代 |
| 9位 | ミニ ミニ | 2代目 |
| 10位 | 日産 リーフ | 2代目 |
| 順位 | 車種 | 世代 |
|---|---|---|
| 1位 | トヨタ 86 | 初代 |
| 2位 | 三菱 パジェロミニ | 2代目 |
| 3位 | トヨタ プリウス | 3代目 |
| ポルシェ 911 | 991型 | |
| 5位 | テスラ モデル3 | 初代 |
| 6位 | BMW 3シリーズ | 6代目 |
| 7位 | ポルシェ 911 | 992型 |
| 8位 | ホンダ CR-Z | 初代 |
| 9位 | ミニ ミニ | 2代目 |
| 10位 | 日産 リーフ | 2代目 |
「時代が求める機能美」をまさに体現している10車種について、その詳細を見ていくことにしよう。
1位:トヨタ 86(初代)
●中古車流通台数:約800台
●中古車価格:総額80万~930万円
●新車時価格:199万~506万円
▲現行のトヨタ GR86(初代)の前身にあたるのがトヨタ86トヨタがスバルと共同開発し、2012年に登場した軽量コンパクトなFRスポーツ。手頃なサイズと価格で「クルマを操る楽しさ」を現代に蘇らせ、幅広い世代から支持を集める大ヒット作となった。
超低重心な水平対向エンジンを生かした、地をはうがごときロー&ワイドなスタイリングは抜群にクール。いかにもスポーツカーらしい流麗なコックピットと、走る楽しさを予感させる精悍な顔つきも魅力的だ。
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トヨタ 86(初代)2位:三菱 パジェロミニ(2代目)
●中古車流通台数:約380台
●中古車価格:総額20万~180万円
●新車時価格:100万~170万円
▲かの有名な「パジェロ」の軽自動車版である三菱 パジェロミニ本格SUVであるパジェロのDNAを受け継ぎ、1998年に初代からのフルモデルチェンジを受けて登場した軽SUV。タフな4WD性能と日常での扱いやすさを両立し、生産終了後もアウトドア派を中心に根強い人気を誇っている。
本家パジェロをギュッと凝縮したような、スクエアで力強いフォルムは今見ても新鮮。背面タイヤや無骨なフェンダーなど、小さなボディに「本物の道具感」がこれでもかと詰まった佇まいも最高にかっこいい。
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三菱 パジェロミニ(2代目)3位:トヨタ プリウス(3代目)
●中古車流通台数:約1900台
●中古車価格:総額25万~260万円
●新車時価格:205万~343.5万円
▲大ヒット作となった通算3代目のトヨタ プリウス2009年に登場し、圧倒的な燃費性能と手頃な価格で社会現象を巻き起こしたハイブリッドカーの金字塔。ハイブリッド車=エコカーのイメージを定着させ、日本の自動車市場の勢力図を塗り替えた歴史的な1台だ。
空力性能を極限まで追求して生まれた「トライアングルシルエット」は、未来的で唯一無二の美しさ。無駄を削ぎ落としたフォルムと、先進性を象徴するシャープなヘッドライトが知的な印象を与える。
▼検索条件
トヨタ プリウス(3代目)同率3位:ポルシェ 911(991型)
●中古車流通台数:約270台
●中古車価格:総額700万~8400万円
●新車時価格:1115万~3656万円
▲ポルシェ 911としては通算7代目にあたる991型。2011年から2018年まで販売された2011年に発表された、伝統のリアエンジン・スポーツカーの7代目。新世代のアルミ・スチール複合ボディを採用して軽量化を図り、日常の快適性と圧倒的なスポーツ性能を高い次元で両立させている。
911伝統の丸目ヘッドライトと特有のボディラインは守りつつ、ホイールベースの延長によりプロポーションは優美に進化。ワイド&ローなフォルムを強調するロアのLEDライトが醸し出す佇まいも、息をのむ美しさだ。
▼検索条件
ポルシェ 911(991型)5位:テスラ モデル3(初代)
●中古車流通台数:約210台
●中古車価格:総額180万~620万円
●新車時価格:511万~725.9万円
▲テスラの中では比較的コンパクトな4ドア車となる「モデル3」EVの普及を加速させるべく投入された、テスラの電動ミドルサイズセダン。圧倒的な加速性能、先進の運転支援システム、そして革新的なミニマリズムが世界中で高く評価され、EVの世界的基準となった。
フロントグリルを廃した未来的かつ有機的なフロントマスクと、ガラスルーフがつなぐなめらかなルーフラインは実にスタイリッシュ。一切の無駄を排除し、SF映画から飛び出してきたかのような佇まいが魅力だ。
▼検索条件
テスラ モデル3(初代)6位:BMW 3シリーズ(6代目)
●中古車流通台数:約380台
●中古車価格:総額50万~420万円
●新車時価格:399万~879万円
▲2012年から2019年まで販売された、現行型の1世代前のモデルである6代目3シリーズ2012年に日本での販売が始まった、スポーツセダンの絶対的指標。日本の道路事情にもマッチするサイズ感と、伝統の「駆けぬける歓び」を深化させた高い走行性能が特徴だ。
伝統のキドニーグリルとヘッドライトがつながったシャープなフロントマスクが、圧倒的な精悍さを演出。BMWらしいロングノーズ・ショートオーバーハングによる完璧なFRプロポーションも、文句なしに美しい。
▼検索条件
BMW 3シリーズ(6代目)7位:ポルシェ 911(992型)
●中古車流通台数:約410台
●中古車価格:総額1200万~5800万円
●新車時価格:1335万~4118万円
▲「992」という型番で呼ばれることも多い、2019年登場のポルシェ 9112019年に登場したポルシェ 911シリーズの8代目。全車ワイドボディ化され、先進のデジタルコックピットと熟成のシャシー性能も獲得している。現代における最高峰のスポーツカーといっていい。
デザイン面では、往年の空冷時代をほうふつさせるフロントフードの直線的なラインと、左右を一直線につなぐリアのLEDライトバーという新旧の要素が融合。モダンでありながら圧倒的なマッスルさを感じさせるデザインが秀逸だ。
▼検索条件
ポルシェ 911(992型)8位:ホンダ CR-Z(初代)
●中古車流通台数:約300台
●中古車価格:総額25万~330万円
●新車時価格:227万~449万円
▲ハイブリッド車であると同時にスポーツカーでもあるという稀有な存在、ホンダ CR-Z2010年にホンダが発売した、ハイブリッドシステムを搭載した新時代のライトウェイトスポーツ。エコと走る楽しさの融合を目指し、ハイブリッド車としては貴重な6MTを設定したことでも話題を呼んだ。
往年の名車「CR-X」をオマージュした、傾斜したリアガラスをもつ先鋭的なショート&ワイドのハッチバックスタイルは抜群にクール。弾丸のように引き締まったカタマリ感のあるフォルムは、今なお色あせない。
▼検索条件
ホンダ CR-Z(初代)9位:ミニ(2代目)
●中古車流通台数:約530台
●中古車価格:総額30万~590万円
●新車時価格:217万~570万円
▲2007年から2014年まで販売された通算2代目のミニ。写真のグレードはクーパーSBMW主導のもと開発され、日本では2007年に発売された3ドアハッチバック。初代のレトロなテイストを継承しながらも、居住性や安全性は進化。そしてゴーカートのような俊敏なハンドリングでも世界中を魅了した。
丸型ヘッドライトやクラシカルなシルエットといった伝統のモチーフは守りつつ、よりモダンで力強い佇まいへとブラッシュアップ。英国的なおしゃれ感と、走りのスパルタンさを予感させる絶妙なバランスが心憎い。
▼検索条件
ミニ ミニ(2代目)10位:日産 リーフ(2代目)
●中古車流通台数:約1260台
●中古車価格:総額60万~470万円
●新車時価格:315万~583.4万円
▲日本におけるバッテリーEV普及の立役者となった日産 リーフの第2世代2017年にフルモデルチェンジを遂げた、量産型バッテリーEV of the 第2世代。バッテリー容量の拡大によって航続距離は大幅に延長され、プロパイロットなどの先進運転支援技術もフルに投入されている。
デザイン面では、初代のEV然とした姿から一転。日産独自のVモーショングリルやフローティングルーフを採用し、スポーティなハッチバックへと様変わり。シャープなエッジ感が特徴となる引き締まったフォルムとディテールがかっこいい。
▼検索条件
日産 リーフ(2代目)▼検索条件
日産 フェアレディZ(RZ34型) × アウディ TT(初代) × フェラーリ 458イタリア(初代) × ランボルギーニ レヴエルト(初代) × トヨタ GR86(初代) × アルピーヌ A110(2代目) × マツダ ロードスター(ND型) × ランドローバー レンジローバーイヴォーク(初代) × トヨタ ハリアー(4代目) × マツダ CX-5(3代目) × ジープ ラングラー(JK型)アンリミテッド × メルセデス・ベンツ Gクラス(初代) × ランドローバー ディフェンダー(2代目) × トヨタ ランドクルーザー70(初代) × トヨタ FJクルーザー(初代) × トヨタ RAV4(5代目)アドベンチャー × 三菱 デリカD:5(初代) × キャデラック エスカレード(3代目) × トヨタ センチュリー(2代目) × ロールスロイス ゴースト(初代) × ローバー ミニ(初代) × いすゞ 117クーペ(初代) × ボルボ 240エステート(初代) × シトロエン 2CV(初代) × 日産 パオ(初代) × 日産 フィガロ(初代) × フォルクスワーゲン タイプⅠ(初代) × 日産 サニートラック(2代目) × マツダ ロードスター(NA型) × MG B(初代)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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