ダイハツ タント【モデル概要編】
2007/12/21
広大な室内空間&高い利便性を
革新的なFFパッケージに凝縮

●コンセプト
若いママの支持を集める優しい印象と広い室内
子育て世代のセカンドカーとして、高い人気を誇るのが軽ハイトワゴン。なかでも、そうした需要に特化して企画さ
れたダイハツタントは、発売以来、断トツに高い支持を受けている。開発コンセプトは「しあわせ家族空間」で、小さな子供のいる家庭の日常使いを最重要視し、車体寸法や装備内容を 決定。プラットフォームは旧ムーヴ系と共用だが、全高を10cm弱高くして室内高1330mmを実現している。小学校低学 年くらいまでなら、後席フロアに立ったままでの着替えが可能。
車名のTantoは、イタリア語で「とても広い」「たくさんの」という意味。後席は左右独立して260mmのロングスライ ドが可能で「とても広い」室内と「たくさん」積めるラゲージを使い分けることができる。
女性ユーザーから高い支持を受ける一方で、H17年には男性が乗ってもサマになるタントカスタムが追加された。
●メカニズム
高い環境性能を誇る2種類のガソリンエンジン
搭載エンジンにはガソリンターボとNA(自然吸気)の2種類があるが、いずれも直3DOHC。鋳鉄製シリンダーブロック
を採用する旧世代のEF型だが、排ガス浄化装置には最先端の「インテリジェント触媒」を採用。長期間の使用でも、
従来型より劣化が少ないのが特徴で、中古車でもクリーンな排ガスが維持されているのは嬉しい。
ちなみに排ガス性能は、NAのFF車が平成17年排ガス規制値の50%減(3つ星)を実現。また、ターボ車と4WD車は 、平成17年規制レベル(星なし)となっている。トランスミッションはFF車とターボ車が4ATで、NAの4WDのみ3ATとなる。
ボディには新骨格構造TAFを採用し、大型セダンとの衝突実験もクリア。緊急ブレーキ時にアシスト力を強める機構 の付いたABSは、Lグレード以外の全車に標準装備されるなど、安全面でも抜かりはない。
●エクステリア&インテリア
頻繁に子供が乗ることを考慮した使い勝手の良さ
ガラスエリアを大きく取った路面電車のようなデザインは、個性を主張するだけでなく、視界の良さにも貢献。後退
駐車時にも左後方までよく見えるため、取り回しもしやすく安心。4枚のドアは全ヒンジ式で90度近くまで開くため、チャイルドシートに子供を乗せるのも容易。後席シー トスライドを最後部にセットすれば、足元スペースは大型セダン並みに広くなり、最前部にセットすれば、運転席か ら子供のケアをするのも楽になる。後席は床下に格納することができ、子供用自転車を積めるラゲージスペースを作 り出すことが可能。フロア下には、子供の靴が入れられる程度の小物入れもある。
ヒーターダクトは後席足元にまで延びているから、チャイルドシート回りの暖まる時間が短い。UV(紫外線)を90% 以上カットするガラスが全面に使用されており、皮膚の弱い子供への配慮も行き届いている。
●インプレッション
背の高さを感じさせない落ち着いた乗り心地
コーナリング時には重くて大きいボディという印象があるものの、腰高感が抑えられているため不安定さはなく、乗
っているうちに慣れてしまう。ホイールベースが長いため、ピッチング(頭が前後に動く揺れ)が穏やかで、乗り心
地は良好だ。
エンジンはNAでも低速トルクがしっかり出ており、40km/hぐらいまでのスピードの乗りは良い。ただし高速域での伸 びは「必要十分」レベル。車重もハイトワゴン系では最重量クラスに属しているので、60km/h以上の走行や坂道走行 が多いならパワーのあるターボモデルを選んだほうが良いだろう。
バイヤーズガイド
■狙い目グレード
装備が充実した物件はH18年式以降に多く流通
H17年6月以降のモデルは、一部改良により利便性が向上している。しかしH17年式はまだ改良前のモデルが多いため
、H18年式以降で探したほうが見つかりやすいだろう。H18年~H19年式は共に走行距離の少ない物件が多いので、新
車気分を味わえそうだ。ただし、相場が大幅にアップするのもH18年式以降。費用を少しでも抑えたいというなら、
特に流通量の多いH16年式で探すのがオススメだ。
■購入時のチェックポイント
内装の汚れや傷み具合は隅々までチェックしたい
小さな子供を乗せていたケースも多い車なので、内装が汚れていないかはしっかり確認しておきたい。シートの
隙間やマット下など、くまなく見てみよう。また、荷物を積まれることが多かったと想定し、ラゲージのキズや汚れ
などもチェックしておきたい。このほか個体差もあるが、バックドアやインパネからのビビリ音が気になるという声
も聞く。可能であれば試乗し、許容できるか確認を。
↑デザインは水平基調で、コンパクトなノーズとビッグキャビンのシルエットが特徴的。安
定感のある大型バンパーと、フレンドリーな顔つきが好印象
↑バックドアウインドウをサイドまで回し、ワイド感と安定感、そして開放感を表現。ヘッドランプを模したデザインのリアコンビランプもユニークだ
↑グレーのインパネを2分割するように明るいベージュを配色し、ワイド感を強調。ダイヤル類は大きくデザインされ、扱いやすい配置となっている
↑ノーズを短くし、タイヤを四隅に配置したことで、2440mmのロングホイールベースを実現。室内長は2000mmと、ミ
ドルクラスセダンに匹敵する
↑ターボモデルは高速走行もストレスなくこなす。可能ならNAモデルと乗り比べ、自分の使い方に応じて選ぼう
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ダイハツ タント【モデル概要編】/旬ネタ
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