【名車への道】’90 マツダ ユーノス ロードスター
2024/10/04

これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍たちの登場背景や歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
車の走らせ方を教えてくれるライトウェイトスポーツ
——毎度のことなんですけど、松本さんがこの企画の候補として挙げてくださるモデルの撮影対象物件がなかなか見つからなくて……。もう少し見つけやすい比較的流通台数が多い“名車”、または“名車予備軍”てないんでしょうか?
——そういうモデル、今まで何度も目にしてきましたね(笑)。
——そうですね(笑)。名車というと高価なモデルが中心になりがちですが、購入しやすい“名車”“名車予備軍”も取り上げられるといいですよね。
——残念ながら、今となってはMGも結構な価格ですからね。ところで、松本さんがブリティッシュライトウェイトスポーツ系のモデルに乗っていたイメージがないんですけど……。所有されていたことってあるんですか?
——わかりました。今回は松本さんの原点であるロードスターモデルにしましょう。ちょうどマツダが保有している初代ロードスターをお借りしているんですよ。しかもその個体、当時の主査だった平井敏彦氏が個人所有されていたという“ヘリテージ”まで備えているんです。


——どういう部分からそう感じるんですか?
——ライトウェイトスポーツは比較的安価であるということも求められていたと思いますが、そのあたりはどうでしょうか?

——なるほど。だから30年以上前のモデルなのに今も人気なんですね。
——ディテールもいいですよね。
——走りはどうだったんですか?
マツダ ユーノス ロードスター
「コンパクトで軽量、手頃な価格のオープン2シーター」というライトウェイトスポーツを復活させた歴史的モデル。「人馬一体」をキーワードに、軽量化や低重心化、FRや小排気量自然吸気エンジンなどの採用で、運転する楽しさを追求している。1989年に発表されると世界的に大ヒット。他メーカーがこぞってオープンスポーツを開発する呼び水となった。


※カーセンサーEDGE 2024年11月号(2024年9月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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