第68回 アウディ TT(旧型) 【おいしい中古車】
2009/02/27
■クーペのスタイリングの常識を覆したTT
クーペと聞いてイメージするのは、カミソリのように研ぎ澄まされた鋭いデザイン。空気を切り裂く矢のように、トンガったスタイルをイメージする人が多いはずです。
じゃあ丸みを帯びたクーペはカッコ悪いのかと言われれば、そんなことはありません。たとえ丸っこいデザインでも、カッコ良いクーペはあるのです。今回はそんなクーペの代表格であるTT(旧型)をご紹介します。

ところがどっこい、フタを開けてみればほとんどそのまま。クーペの定番とも言える鋭いデザインとは真逆の丸いデザインなのに、しっかりスポーツカーしてるんですよね。そんな斬新なスタイルがほとんどそのまま登場したことにかなり驚いた次第です。
■100万円でクーペが!150万円でオープンが狙える!!
このようにスタイルが先行しがちなTTですが、中身もしっかりスポーツカーしています。エンジンは、1.8Lの直4ターボと3.2LのV6のNA。さらに1.8Lターボは、出力(トルクも)の異なる2種類に分けられます。これは駆動方式によって搭載されるエンジンが異なっていて、4WD(クワトロ)モデルに高出力バージョンが搭載されています。
こちらの最高出力は225ps、一方ベースのFFモデルに搭載されるエンジンは180psとなっています。こう聞くと大したことがないように思えるかもしれませんが、それは数値上の話。実際に走らせてみるとやっぱり速いのです。
ホンダのVTECエンジンのような高回転型ではなく、どちらかと言えばトルクでグイグイ引っ張って走るといった感じです。ちなみにミッションは、当初4WD(クワトロ)モデルが6MT、FFが5MTのみでしたが、2002年の11月から、FFモデルは6ATとなっています。

肝心の価格はというと、ついに100万円を切ってきました。2月27日現在の最安値である98万円の物件は、2000年式で走行距離こそ6.1万kmと走ってはいるものの、修復歴はなし。年式を考えれば決して多走行車ではありませんし、むしろ全然乗られていない車より調子が良いかもしれません。
すでに旧型になりかなりの時間が経過しましたが、いまだ色あせることのないスタイルを誇る初代TT。ついに100万円以下での登場です!また、今回紹介したTTには、オープンモデルのロードスターもラインナップされています。まだ100万円は切っていませんが、こちらも自信をもってオススメできる一台です。
クーペと聞いてイメージするのは、カミソリのように研ぎ澄まされた鋭いデザイン。空気を切り裂く矢のように、トンガったスタイルをイメージする人が多いはずです。
じゃあ丸みを帯びたクーペはカッコ悪いのかと言われれば、そんなことはありません。たとえ丸っこいデザインでも、カッコ良いクーペはあるのです。今回はそんなクーペの代表格であるTT(旧型)をご紹介します。


↑今までにない、丸みを帯びた斬新なクーペスタイル。それでいて、クーペらしい力強さや躍動感が感じられるデザインの妙には感嘆させられるばかり(左右)
TTが登場したのは、1999年の10月。そこからさかのぼること4年前にスタディモデルが発表されていたのですが、そちらはあくまでもショーモデル。モーターショーなどで登場した車は、得てしてそのままのデザインでは登場しない(ことが多い)ことから、「確かにカッコ良いけど、さすがにそのままでは…ね」と思われていたのです。ところがどっこい、フタを開けてみればほとんどそのまま。クーペの定番とも言える鋭いデザインとは真逆の丸いデザインなのに、しっかりスポーツカーしてるんですよね。そんな斬新なスタイルがほとんどそのまま登場したことにかなり驚いた次第です。
■100万円でクーペが!150万円でオープンが狙える!!
このようにスタイルが先行しがちなTTですが、中身もしっかりスポーツカーしています。エンジンは、1.8Lの直4ターボと3.2LのV6のNA。さらに1.8Lターボは、出力(トルクも)の異なる2種類に分けられます。これは駆動方式によって搭載されるエンジンが異なっていて、4WD(クワトロ)モデルに高出力バージョンが搭載されています。
こちらの最高出力は225ps、一方ベースのFFモデルに搭載されるエンジンは180psとなっています。こう聞くと大したことがないように思えるかもしれませんが、それは数値上の話。実際に走らせてみるとやっぱり速いのです。
ホンダのVTECエンジンのような高回転型ではなく、どちらかと言えばトルクでグイグイ引っ張って走るといった感じです。ちなみにミッションは、当初4WD(クワトロ)モデルが6MT、FFが5MTのみでしたが、2002年の11月から、FFモデルは6ATとなっています。



↑アルミを多用したアウディ流のインパネ(左) 真横から見るとそのデザイン性の高さが理解できるはず(中) オープンモデルのロードスターも用意された(右)
クーペにはつきものの実用面ですが、正直、成人男性が後席に座るのは拷問です。オイオイ、勘弁してくれよ、と。ただし、長時間人を乗せるのは無理にしても、前席のすぐ後ろにある荷物置き場と割り切って考えれば、実用面に不満はないはずです。肝心の価格はというと、ついに100万円を切ってきました。2月27日現在の最安値である98万円の物件は、2000年式で走行距離こそ6.1万kmと走ってはいるものの、修復歴はなし。年式を考えれば決して多走行車ではありませんし、むしろ全然乗られていない車より調子が良いかもしれません。
すでに旧型になりかなりの時間が経過しましたが、いまだ色あせることのないスタイルを誇る初代TT。ついに100万円以下での登場です!また、今回紹介したTTには、オープンモデルのロードスターもラインナップされています。まだ100万円は切っていませんが、こちらも自信をもってオススメできる一台です。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第68回 アウディ TT(旧型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
あわせて読みたい
巨匠 ジウジアーロがデザインした中古で買える輸入車を5モデル選んでみた
メルセデス・ベンツの電気自動車5選|中古車で超お得!新車価格の半額以下なEV物件もあるが、買いか?オススメな選び方を解説
“SUV疲れ”した人に贈る「代わりに、実用性も備えるスタイリッシュフォルムが新鮮なコレ、どうですか?」5選
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
令和のデートカー5選|現在のオススメをZ世代が紹介!プレリュード復活予定の2025年に選ばれるのはどのモデル?
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
マツダ RX-8の魅力は速さじゃない!? 中谷明彦とZ世代モータージャーナリストが、ロータリーエンジン搭載スポーツカーの魅力に迫る【カーセンサー中谷塾】#4