【トヨタ ヴァンガードの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / SUV / クルマを選び始めた人向け / ヴァンガード / 人気中古モデル徹底ガイド / ぴえいる
2021/03/14
▲3列目を備えるSUV。3列目シートはミニバンと比べたらさすがに狭いが、それでも普段はほとんど使わないが万一の備えとして欲しいという人や、主に子供が使うという人にぴったりのモデルトヨタ ヴァンガードの中古車は今
2005年に登場したRAV4をベースに、ホイールベースを伸ばして3列シートを備えたSUVのヴァンガード。
都会派のラグジュアリーなモデルとして2007年8月に登場したが、2013年11月までの約6年間、後継モデルのないまま1代限りで生産が終了した。
現在の中古車台数・平均価格は約300台・約90万円。支払総額100万円で狙える3列シート・7人乗りのSUVとして、貴重なモデルとなっている。
ここからは2010年2月のマイナーチェンジで前期型と後期型に分け、それぞれの特徴や中古車相場について紹介する。
ヴァンガード(前期型)の特徴と中古車相場
■ヴァンガード(前期型)DATA
生産期間:2007年8月~2010年1月
中古車流通量:約150台
中古車価格帯:50万~130万円
▲全長4570mm×全幅1855mm×全高1690mmというサイズは、現行型ハリアーと全幅はほぼ同じで全長は160mm短いというサイズ感。全幅があるとはいえ街乗りに十分使える
▲キーを挿さずともボタンをプッシュするだけでいいスマートエントリー&スターター機能を標準装備。全車のグローブボックスに保冷機能が備わっていた■ヴァンガード(前期型)の特徴
同社のハリアーの兄弟車だったクルーガーの代わりに、新たな都会派ラグジュアリーSUVとして登場したのがヴァンガード。ただし、クルーガーとは異なり、RAV4がベースとなっている。
RAV4のホイールベースを100mm伸ばし、3列シートを備えた7人乗りと2列シートの5人乗りが用意された。搭載されたエンジンは2.4Lガソリンと、3.5Lガソリン。2.4L車が7速CVT、3.5L車は5速ATが組み合わされている。
10.15モード燃費は2.4L車が12.6km/L、3.5L車が9.6km/L。当初は4WD車のみだったが、2008年8月に2.4L車のみに2WD(FF)が加えられた。2WDの10.15モード燃費は13.0km/Lと、4WDと大きな差はない。
4WD車には、路面や走行状況に応じて前後輪にトルクを配分するアクティブトルクコントロール4WDと、車両安定制御機能を組み合わせた「S-VSC+アクティブコントロール4WD協調制御」が標準で備わる。
また、3.5L車にはぬかるみからの脱出時などに4WDに固定できる「4WDロックモード」を装備。2.4L車と3.5L車どちらにも用意された「Gパッケージ」には、本革+アルカンターラのシート地や、前席にヒートシーター機能付き電動シートが備えられた。
▲3列目シートを床下に収納するとフラットなラゲージがつくれる。2列目シートはリクライニング機能付き。ラゲージ側のレバーを引くと背もたれを簡単に倒すことができ、ラゲージを拡大しやすい
▲3列シートを備えたSUVは貴重な存在■ヴァンガード(前期型)の中古車相場
前期型の約7割が走行距離5万~10万km未満の物件で、10万km超は1割ほどしかない。
走行距離5万km未満なら支払総額80万円ほど、5万~10万km未満なら約70万円からと大きな価格差はなく、年式やキズなどのコンディション、装備次第となる。年式によって大きなデザイン変更はないため、走行距離や年式にとらわれず、コンディションや欲しい装備で選んだ方がいいだろう。
2WDと4WDの台数はほぼ同数。価格差はあまりないので、住んでいるエリアやアウトドアに積極的など、ライフスタイルに合わせて選ぼう。
SUVで7人乗りは希少だが、前期型では約3割にあたる50台ほどしかない。7人乗りが欲しい人は積極的に狙うことをオススメしたい。
ほとんどが2.4L車。3.5L車は台数が少なく、価格は2.4L車より多少高い。手頃な価格で選びやすいのは2.4L車だ。逆に3.5L車が欲しい人は前期・後期問わず探した方がいいだろう。
▼検索条件
トヨタ ヴァンガード(前期型) × 全国ヴァンガード(後期型)の特徴と中古車相場
■ヴァンガード(後期型)DATA
生産期間:2010年2月~2013年11月
中古車流通量:約200台
中古車価格帯:60万~190万円
▲前期型とのデザインの変更点はなく、ボディカラーの変更があった程度■ヴァンガード(後期型)の特徴
2010年2月のマイナーチェンジでは、2.4Lの2WD車の燃費が向上した。とはいえ、13.0km/Lが13.2km/L(10・15モード燃費)になった程度なので、あまり気にしなくてもいいだろう。
装備面では2.4L車にパドルシフトが備えられた他、全車のステアリングにオーディオスイッチが標準装備された。
また、カラードオーバーフェンダーや18インチアルミホイールなどを装備する204S Sパッケージが追加された。その後、大きな変更が行われることなく、2013年11月まで生産された。
■ヴァンガード(後期型)の中古車相場
前期型同様、走行距離5万~10万kmが約6割を占め、走行距離5万km未満が2割以上と前期型よりも増える。
走行距離を重視するならやはり後期型がオススメ。走行距離5万km未満なら支払総額100万円以上、10万km未満なら80万円以上は見ておきたいが、前期型同様、走行距離で大きな価格差はない。走行距離や年式にとらわれず、コンディションや欲しい装備で選んだ方がいいだろう。
前期型と異なり、2WD車が7割以上。4WD車が欲しいアウトドア好きな人は前期型も検討した方がいい。
一方で7人乗りは約3割、3.5L車もほとんど台数がないのは前期型と同様だ。7人乗りや3.5L車が欲しい人は前期・後期を問わず探すことをオススメする。
▼検索条件
トヨタ ヴァンガード(後期型) × 全国※記事内の情報は2021年6月22日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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