ジープ レネゲードの中古車台数が激増中! 「お値ごろ物件」も増えているけど、どれを選んだらいいの?
2022/07/30
▲ジープとしては初のコンパクトSUVであるジープ レネゲード。その中古車流通量がこのところ激増していることに伴い、100万円台から200万円台のお手頃な物件の数も増えてきました。それらの中から「どれ」を選ぶのが果たして正解なのか、いろいろと考えてみましょう!全体の増加に伴って「お手頃物件」の数も増加
このところ、扱いやすいサイズ感とポップなデザインセンスで人気となっているジープ初のコンパクトSUV「レネゲード」の流通量が大幅に増加しています。
根強い人気モデルゆえ、平均価格はここ3年ほど横ばいまたは微上昇といった感じなのですが、全体の流通量が増えたことで、総額100万円台後半から200万円台前半あたりの「狙いやすいレネゲード」の流通量が増えているというのが、ここ半年ほどの傾向なのです。

2020~2021年中頃にかけては、おおむね300~400台で推移していました。しかし、その後急激に台数は増え2022年頭には569台にまで増え、その後さらに増加は加速。とうとう700台を超えるに至りました。
つまり、ここ2年ほどで月間の延べ掲載台数は2倍近くに増えているのです。
そういったジープ レネゲードの流通状況を踏まえつつ、「では今、もしも買うなら“どれ”がオススメなのか?」ということを考えてまいりましょう。
▼検索条件
ジープ レネゲード(現行型) × 全国ジープ伝統のデザインと機能を小さなボディに濃縮
まずはジープ レネゲードという車の概要をざっとおさらいいたします。
ジープ レネゲードは「アーバンサイズ。アドベンチャークラス。」というキャッチフレーズとともに2015年9月に発売された、ジープとしては初めてのコンパクトSUV。
具体的なボディサイズはFF車の場合、全長4255mm×全幅1805mm×全高1695mmです。
外観デザインは、丸いヘッドライトや「7スロット」のフロントグリルなど、ジープ伝統のモチーフを用いてはいるものの、全体としてはポップさが強調されたものになっています。
▲往年のジープのデザインテイストを現代的に昇華したレネゲードのエクステリアデザイン
▲ボディサイズは全長4255mm×全幅1805mm×全高1695mm。四角いボディゆえの見切りの良さと相まって、狭い市街地などでも非常に扱いやすいのが特徴のひとつ
▲グレードや年式によって細部はいろいろ異なるが、おおむねのインテリアデザインはこのような感じ
▲4WDグレードである「トレイルホーク」のフロントシート
▲リアシートはリミテッドと写真の「トレイルホーク」と「リミテッド」のリアシートは4:2:4の3分割可倒式。「オープニング エディション」では6:4の2分割可倒式になる。後席使用時の荷室容量は256L2015年9月の発売時に用意されたグレードは、「オープニング エディション」と「リミテッド」「トレイルホーク」の3種類。
オープニング エディションとリミテッドのパワートレインは最高出力140psの1.4Lマルチエアターボ+6速DCTで、駆動方式はFF。そしてトレイルホークは最高出力175psの2.4L直4自然吸気エンジンを搭載し、こちらにはDCTではなく9速ATが組み合わされました。
トレイルホークの駆動方式はオンデマンド式の4WD。必要に応じてFFと4WDを自動で切り替える「パワートランスファーユニット(PTU)」が装着される他、路面状況に応じて走行モードが切り替えられる「ジープ・セレクテレインシステム」、急坂を下る際に車速を自動で制御する「ヒルディセントコントロール」など、ジープの上級モデルではお馴染みの機構を備えています。
▲「トレイルホーク」にはジープ チェロキーなどと同様の「セレクテレインシステム」が備わり、コンソールのダイヤルでオート/スノー/サンド/マッド/ロック(岩場)の各走行モードが選択できるデビュー翌年の2016年6月にはエントリーグレードのオープニングエディションが「ロンジチュード」に改名され、その後も様々な限定車がリリースされたのちの2019年2月から4月にかけて、初めてのマイナーチェンジが実施されました。
このマイナーチェンジでは車体前後のデザインを微妙に変更するとともに、エンジンを1.3L直4のダウンサイジングターボエンジン「マルチエア2」に刷新。
140psの1.4Lマルチエアを搭載していたロンジチュードとリミテッドは151psの1.3Lマルチエア2になり、175psの2.4L自然吸気だったトレイルホークは179psを発生するハイチューン版の1.3Lマルチエア2に変更されました。
▲こちらが2019年2月以降の後期型。ヘッドライトはLED方式となり、デイタイムランニングライトとハイビーム、ロービーム、フォグランプもLEDに統一されているその後も限定車をいろいろとリリースしながら、2020年11月に2種類のプラグインハイブリッド車「リミテッド 4xe」と「トレイルホーク 4xe」を追加し、直近の2021年12月には一部仕様変更を行い、内外装の仕様を少し変更した――というのが、ジープ レネゲードの大まかなヒストリーです。
以上を踏まえて次章以降、「では今、もしも買うなら“どのレネゲード”がオススメなのか?」ということを、よくあるニーズ別に考えてみることにいたしましょう。
なるべく手頃な予算で手に入れたいなら
総額200万~250万円で「2015~2017年式の全グレード」を
ジープ レネゲードの中古車は総額100万円台後半の予算でもイケるのですが、そのあたりのゾーンの物件は走行距離がずいぶん多めになってしまう場合がほとんど。
そのため実際には総額200万~250万円あたりの予算で、走行5万km台までを目安に探してみるのが定石です。
その際は2015年式から2017年式までの全グレード(オープニングエディション/ロンジチュード/リミテッド/トレイルホーク)が検討対象に入ってくるのですが、その中から“どれ”を選ぶべきかというのは、なかなか難しい問題です。
「とにかく安く買いたい!」という場合は、エントリーグレードである「オープニングエディション」または「ロンジチュード」が狙い目。エントリーグレードとはいえ、装備レベルに不満を覚えることはまずないでしょう。普通に必要と思われるものはほぼすべて標準装備されています。
ただし、オープニングエディションおよびロンジチュードは流通量が少なめであるため、そこが「自分好みの、いいモノを探し出す」うえではネックになるかもしれません。
▲レザーシートなどを標準装備する前期型リミテッド中古車としてのバランスに優れているのは「リミテッド」です。
前期型のリミテッドというのは、エントリーグレードと同じ1.4Lマルチエアターボエンジンを搭載しつつ、レザーシートや17インチホイールなどの豪華装備を加えたFF車。
流通量はこれが最も豊富なため取捨選択がしやすく、なおかつ中古車価格もエントリーグレードとそう大きくは変わらないということで、いちおうはコレが「イチ推し」ということになります。
しかし悩ましいのは、2.4L自然吸気エンジン+9速AT+4WDであるトップグレードの「トレイルホーク」も、数はやや少なめですが、同じ総額200万~250万円のゾーンで普通に探せてしまうということです。
レネゲードのトレイルホークは4WDとはいえさほど本格的なシステムではないのですが、キャンプや釣りなどでほどほどの悪路を走る際にはそれなりに安心感があり、路面状況に応じて5つの走行モードが選べる「セレクテレインシステム」が標準装備されているというのもうれしいポイント。
さらに、街乗りが中心である場合は4WD車特有の「重さ」が燃費や走りに悪影響を与えがちなのですが、レネゲードのトレイルホークはさほどの重量ではないため、その悪影響も小さめです。
それゆえ「基本的には街乗りがメインだが、たまにはキャンプとかに行く」という人にも普通にオススメできるのがトレイルホークなのです。
▲主には舗装路を走るが、たまにキャンプなどでちょっとした悪路も走るというなら、狙い目は前期型のトレイルホークかということで、オススメを1つのグレードに絞れないのは大変恐縮ですが、ここはもう「2015~2017年式×総額200万~250万円という検索条件に当てはまるすべてのグレードを検討対象にして、その中から自分の予算感や感性に合うものをピックアップしていく」という方策をとるしかないのです。
▼検索条件
ジープ レネゲード(現行型) × 総額200万~250万円以内×2015~2017年式×全国装備にもこだわるなら
総額300万~360万円で「2019年式リミテッド」を
「なるべくならいいモノを、しかし比較的手頃な予算で手に入れたい」というリアルな願望に応える選択肢は、2019年2月のマイナーチェンジでデザインとエンジンが変更された「後期型」の中間グレードである「リミテッド」の、総額300万~360万円ほどのゾーンに位置している物件でしょう。
2019年2月のマイナーチェンジで搭載されることになった1.3Lダウンサイジングターボエンジンは、出力も燃費も前期型の1.4Lターボより上で、フィーリング的にも非常にスポーティです。
さらに、「リミテッド」は8ウェイの電動調整機構付きレザーシートなどの豪華装備が標準になる他、後期型では8.4インチの大型スクリーンやアダプティブクルーズコントロールも標準装備となります。
▲こちらは2019年2月にマイナーチェンジを受けた後期型のリミテッド
▲後期型リミテッドのインテリア。車載インフォテインメントシステム「Uconnect」には新たに地上デジタルテレビチューナーが加えられ、「リミテッド」には8.4インチの大型スクリーンが備わる前期型を狙う場合と比べるとおおむね100万円アップの予算感にはなりますが、「納得のいく買い物」になることは間違いありません。また、走行距離も数千kmからせいぜい2万km台までの物件が大半ですので、中古車としてのクオリティにも問題がない場合がほとんど。ご予算に比較的余裕がある人は、ぜひこのゾーンのリミテッドに注目してみてください。
▼検索条件
ジープ レネゲード(現行型) × 総額300万~360万円以内×2019年式×リミテッド×全国総額250万~350万円で、数えきれないほどある「限定車」を狙うのも良し
この他、ジープ レネゲードならではの様々な「限定車」を手頃な価格で探してみるのも悪くないでしょう。レネゲードには数え切れないほどの(?)限定車が存在しますが、中古車市場で比較的手頃な価格で流通しているのは、主に以下のモデルです。
●セーフティエディション|前期型ロンジチュードに、前期型リミテッドに準ずる安全装備を付加したモデル。
▲レネゲードとして初めてブラックルーフを採用したことで、よりスタイリッシュかつ高級感のあるルックスの「セーフティエディション」●ナイトイーグル|前期型ロンジチュードの内外装を黒でまとめ、前期型リミテッドに準ずる安全装備を付加したモデル。
▲個性的な「限定車」が数多くリリースされているというのも、ジープ レネゲードの魅力のひとつ。写真は2017年6月に発売された「ナイトイーグル」。内外装の各部が黒で統一されている●トレイルホーク ビーツエディション|前期型トレイルホークに、オーディオブランド「Beats by Dr.Dre」の高級サウンドシステムを付加したモデル。
▲サブウーハーを含む合計9基のスピーカーをインパネ、フロントドア、リアドアおよびカーゴエリアに配置。外装色にはオマハオレンジ(写真)やジェットセットブルーなど、4色を設定●モハベエディション|前期型ロンジチュードのボディ色を「モハベ砂漠」をイメージしたものにし、前期型リミテッドに準ずる安全装備を付加したモデル。
▲米国南西部のカリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがるモハベ砂漠の色をイメージした特別カラー「モハベサンド」を採用●75thアニバーサリーエディション|前期型リミテッドのボディ色を「ジャングルグリーン」に塗装し、ジープの誕生年にあたる「1941」が刻印されたシート等々を装着した、ブランド誕生75周年を記念した限定車。
▲グリーン・オレンジ・ブロンズをボディおよびインテリアの共通のメインカラーに設定他にもいろいろありますが、上記のようなレアものを総額250万~350万円付近のゾーンで探してみるのもオツなものです。
▼検索条件
ジープ レネゲード(現行型) × 総額250万~350万円以内×セーフティエディション/ナイトイーグル/トレイルホーク ビーツエディション/モハベエディション/75thアニバーサリーエディション×全国いずれにしましてもジープ レネゲードの中古車は、比較的手頃な価格の物件数が激増している今が旬。
見た目も乗り味もかなりステキで、なおかつ「扱いやすいサイズの輸入SUV」でもありますので、ぜひこの機会にいろいろとチェックしてみていただけたなら幸いです。
▼検索条件
ジープ レネゲード(現行型) × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
この記事で紹介している物件
ジープ
レネゲード ナイトイーグル ワンオーナー ディーラーメンテ 純正ディスプレイオーディオ バックカメラ BeatsAudioサウンド 純正18インチAW ルーフレール スマートキー ETC クルコン ディーラー記録簿5枚
本体価格208.0万円
支払総額222.5万円
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