トヨタ ヴェルファイア(3代目)をマンガで解説! ラージサイズミニバンの王者はどんな車?【人気車ゼミ】
2024/05/23

自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは新型トヨタ ヴェルファイア。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。



▼検索条件
トヨタ ヴェルファイア(3代目) × 全国重要ワード(マンガ内※)解説
90年代までは、キャブオーバータイプの商用バンベースが主流だった。トヨタはハイエースワゴン(写真)やタウンエースノア、グランビアなどを発売していた。その後、乗り心地を重視したノア/ヴォクシーやアルファードの登場で、ミニバンは大きく変わった。
▲トヨタ ハイエースワゴン(4代目/100系)
Zプレミアのフロントグリルは輝き感のある漆黒メッキを採用。金属的な輝きをもたせることでモダンさと上質さを両立させている。トップグレードのエグゼクティブラウンジ(写真)は黒とクロームを組み合わせたグリルを採用して、威厳のある表情を演出している。
▲トヨタ ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ
スライドドアはドア自体が大きくモーターなども搭載されているためヒンジ式ドアに比べてかなり重く、強度の高いレールが必要。ノア(写真)やヴォクシーはボディサイドのキャラクターラインとレールを連続的にデザインして、レールを目立たなくしている。
▲トヨタ ノア(3代目)
Zプレミアにはパワーオットマンやベンチレーション機能が付いたエグゼクティブパワーシートを、エグゼクティブラウンジには伸縮機能付きのオットマンが備わるエグゼクティブラウンジシートを採用。スライドドア開口部には、冷気の侵入を抑えるエアカーテンを装備している。
▲ヴェルファイアのエグゼクティブラウンジシート。オレンジ部分はヒーター加湿箇所
先代までは照明やエアコンなどのスイッチが各所に点在していたが、現行型は天井に集中させることで、後席乗員の使いやすさを追求した。天井部にはエアコン吹き出し口やオーバーヘッドコンソールも備わり、左右独立して開閉可能なムーンルーフも用意される。
▲スーパーロングオーバーヘッドコンソール
シート脇のクオータートリムやバックドアトリムを0.1mm単位で薄くする検討を重ねた結果、2-3列目シート間の距離が先代より10mm広がっている。さらに前後スライド機構も搭載することで、広いスペースでゆったり座ったり、荷室を広げたりすることができる。
これまで、アルファードは高級志向、ヴェルファイアはスポーティ志向とそれぞれ異なる人をターゲットに設定し、デザインで差別化をしてきた。新型は両車をより明確に差別化するため、デザインに加えて機能面の差も設ける戦略を取っている。
▲スポーティさが強調されたヴェルファイア
2.4Lターボエンジンは先代に設定されていた3.5L V6よりも低速度域のトルクを増大。アクセルペダルがショートストローク化されたことで、少ないペダル操作量で力強い加速感を味わえる。フロント部にはボディ剛性を高めるパフォーマンスブレースが追加されている。
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