M・ベンツ GLEの現行型(2代目)が600万円から狙える! プレミアムSUVの今オススメの買い方・選び方は?
2025/11/04
▲さらに大柄な「GLS」というモデルもありますが、日本の道で苦労せずに乗る分にはこれが最大サイズといえる現行型(2代目)メルセデス・ベンツ GLE(写真)新車では手が届きにくい価格のSUVだが、中古車なら意外と現実的?
全長4.9m超、全幅2m超のボディサイズがもたらす圧倒的な存在感と居住性。そしてMHA(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)ストラクチャーというSUV専用設計の骨格を採用したことによる、その巨体に見合わぬ走りの良さ。さらにはメルセデス製SUVのトップレンジ近くに位置するモデルならではの、超絶ラグジュアリーな世界観。
以上のような美点を備える現行型(2代目)メルセデス・ベンツ GLEは、それをとめられるサイズの駐車場さえ確保できるのであれば、ぜひとも欲しいと思える1台です。
そしてそんな2代目メルセデス・ベンツ GLEは、新車を買うとなると総額1400万円は軽く超えることになる高額SUVですが、中古車であれば今、総額600万円台から狙うことも可能になっています。
もしもこれから2代目GLEを狙うとすれば、どんなグレードをどのように、いくらぐらいの予算感で検討するのが得策なのでしょうか? モデル概要の振り返りを含め、考えてまいりましょう。
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メルセデス・ベンツ GLE(2代目)モデル概要:堂々たるサイズ感の3列7人乗りSUV
現行型(2代目)メルセデス・ベンツ GLEは、日本では2019年6月に発売となった3列7人乗りのプレミアムSUV。
ボディサイズは全長4940mm×全幅2020mm×全高1780mmという堂々たるもので、初代GLEが往年の「Mクラス」のビッグマイナーチェンジ版にすぎなかったのに対し、こちら2代目はSUV専用設計のMHAストラクチャーという骨格に土台から生まれ変わっています。
▲こちらが現行型(2代目)メルセデス・ベンツ GLE。2世代前までは「Mクラス」という呼称だった
▲「日本の道路を走る分には、これ以上のボディサイズはまったく必要ない!」と感じるGLE(2代目)。3列目シートも、決して広くはないが備えているエクステリアデザインは、細かなエッジやラインを廃したシンプルな面構成を基本とするものの、クローム仕上げのアンダーガードやパワードーム(膨らんだ形状のボンネット)などにより、SUVとしての存在感とパワーを表現。
そしてインテリアには、新世代のメルセデスではお馴染みのコックピットディスプレイ(2枚の液晶スクリーンをダッシュボードに並べたもの)を採用し、「ハイ、メルセデス」の発話で起動する対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も全車標準装備です。
▲メルセデス・ベンツ GLE(2代目)初期年式の運転席まわり上陸当初のパワーユニットは、最高出力245ps/最大トルク500N・mの2L直4ディーゼルターボと、同330ps/同700N・mの3L直6ディーゼルターボ、そして同367ps/同500N・mの3L直6ガソリンターボに「ISG」と呼ばれるモーターと48V電装システムを組み合わせたタイプの計3種類。
駆動方式は全車フルタイム4WD で、トランスミッションも全車9速ATを採用しています。なお高額SUVですので、きわめて充実した予防安全装備の類が全車標準装備であることは、あらためて言うまでもないでしょう。
2021年12月には2L直4ディーゼルターボにもマイルドハイブリッド機構を採用し、2023年9月にはマイナーチェンジを実施。エクステリアデザインとインテリアのデザインおよび機能を変更するとともに、3L直6ディーゼルターボエンジンにもISG式のマイルドハイブリッド機構を追加。これに伴い、3L直6ディーゼルターボ搭載車の車名に使われる数字は、それまでの400 dから「450 d」に変更されました。
またこのタイミングで、最初期からラインナップされていた3L直6ガソリンターボエンジンは搭載終了となっています。
▲新デザインのヘッドランプやテールランプ、フロントバンパーなどが採用された2023年9月以降の後期型そして2025年6月には450 dの装備内容を見直すことで車両価格を抑えた「450 d 4マチック スポーツ コア」という新グレードを設定し、現在も好評販売中である――というのが、2代目メルセデス・ベンツ GLEのモデル概要となります。
中古車状況:平均総額はこの1年で70万円以上ダウンし、流通量も増加中
2024年10月の時点では約932万円であった2代目メルセデス・ベンツGLEの中古車平均総額でしたが、そこから2025年の春にかけて徐々に下降。結果として1年間で約73万円のダウンを記録し、2025年9月時点の平均総額は約859万円になっています。
また実際の市場を見てみると、走行距離4万km程度の物件であっても総額約600万円前後から狙える状況となっています。

一方の中古車流通量は、直近の3ヵ月こそ台数を減らしていますが、基本的には2024年中から増加トレンドが続いており、2025年に入ってからは常に300台以上をキープ。そのため、先述した平均総額のダウンという要因と合わせ、2代目GLEの中古車は「選びやすい状況になってきた」と判断していいでしょう。
ということで次章以降、具体的なオススメグレードを見てまいります!

中古車のオススメ①:価格重視で選ぶなら総額600万円台までの400 d 4マチックまたは450 4マチック
なるべく手頃な予算で2代目メルセデス・ベンツ GLEを入手したいと考える場合は、オススメ第1位が総額600万円台までの「400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WD」。
次いで第2位が、同じく総額600万円台までの「450 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) 4WD」となります。
▲3L直6のディーゼルターボまたはガソリンターボエンジンを搭載する2モデル。両者の基本的なエクステリアデザインに差異はない新車時価格が軽く1000万円を超え、中古車の平均価格も800万円を軽く超えている2代目GLEにおいては、総額600万円台までの予算感は「安い!」と言えるわけですが、それでいて2代目GLEは――複数台所有する車を使い分けていたユーザーが中心だったのか、相対的に安価な物件であっても、走行距離は短めである場合がほとんどです。
もちろん例外はありますが、総額600万円前後の予算感でも「4万kmぐらいの物件」は普通に見つかりますし、総額650万円前後の予算感であれば、「2万kmぐらいの物件」を見つけることも楽勝です。
また2代目GLEは決して庶民的なSUVではなく、ぶっちゃけお金持ちをターゲットとするSUVですので、相対的に安価な中古車であっても、パノラミックスライディングルーフなどの高額なオプション装備が付いている場合が多いものです。
またそもそも2代目GLEは、2L直4ディーゼルターボを搭載する「300 d系」でさえなければ、装備内容は標準の状態ですでにかなり充実しています。
▲設定が停止された時期もあったが、400 d 4マチックまたは450 4マチックであればエナジャイジングパッケージ(エアコンや照明、シート、音楽、香りなどを総合的にコントロールし、ドライバーの気分や目的に合わせて車内環境を最適化する機能)も標準装備そういった状況下では300 d系をあえて選ぶ意味はあまりなく、またそもそも300 d系は中古車の流通量がきわめて少ないため、見つけること自体がやや困難です。
そして2023年9月以降の後期型450 d系はまだまだ総額900万円以上であるため、「価格重視」で臨む場合の選択肢はほぼ自動的に「前期型の400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WDか、同じく前期型の450 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) 4WDか」という二択になるわけです。
装備内容は両者とも非常に充実しており、条件が類似する中古車同士を比べた場合の価格差も、さほどありません。両者の違いは「ディーゼルターボか、それともガソリンターボか?」というパワーユニットの部分と、中古車流通量です。
▲3L直6のディーゼルターボもガソリンターボも魅力的だが、特に魅力的なのは、最大トルク700N・mを発生する3L直6ディーゼルターボか?前期型400 dが搭載する3L直6ディーゼルターボエンジンと、前期型450が搭載する3L直6ガソリンターボエンジンは、いずれもナイスなユニットですが、力強さと経済性の部分ではディーゼルターボエンジンが確実に優っています。そしてこの価格帯における中古車の流通量も、ディーゼルターボ搭載車の方が明らかに多いため、400 dには「中古車の吟味と取捨選択を行いやすい」というメリットがあります。
そのため、冒頭で申し上げたとおり「オススメ第1位は400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WDで、第2位が450 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) 4WD」という結論になるわけです。
最終的にどちらを選ぶかはお好み次第ですが、いずれにせよ「総額600万円ちょい」ぐらいのゾーンにて、ちょうどいい感じの物件が見つかることでしょう。
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メルセデス・ベンツ GLE(2代目)×400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WD×700万円未満▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLE(2代目)×450 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) 4WD×700万円未満中古車のオススメ②:より使用感の少ない中古車が欲しいなら総額700万円台の400 d 4マチック
前章で述べたとおり、総額550万円ぐらいから699万円までの予算感でも「いい感じの2代目メルセデス・ベンツ GLE」を見つけることは十分に可能です。
しかし、もしも総額700万円台の予算を想定できるのであれば、「走行距離1万km台までの物件」を容易に見つけることが可能になるでしょう。
▲総額700万円台の予算帯では、走行距離1万km台またはそれ以下の物件がまずまず豊富に流通している現在、総額700万円台のゾーンでは計26台の2代目GLEが流通していて、そのうちの8台が走行距離1万km台または数千km台。
もちろん中古車のコンディションというのは、必ずしも走行距離の多寡だけで決まるものではありません。しかし基本的には、走行1万km台までの高年式物件というのはインテリアなどの「新車っぽさ」が十分に残っていて、なおかつエンジンや足回りなどのコンディションも良好である場合が多いものです。
▲低走行であってもなぜか妙に内装がヤレている中古車も時折見かけるが、基本的には、高年式かつ低走行な物件のインテリアは良いコンディションがキープされている場合の方が多い総額700万円台で狙える走行1万km台物件のグレードは、ここでも「400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WD」または「450 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) 4WD」ですが、3L直6ガソリンターボエンジンを搭載する450 4マチックは希少で、流通のほとんどは3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載する400 d 4マチックです。
前述したとおり、総額600万円台までの400d 4マチックでも普通に十分ではあるのですが、より使用感の少ない2代目GLEを狙いたい場合には、総額750万円ぐらいを中心とする価格帯にて、2020~2022年式の400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WDを探してみてください。
ボディカラーはもちろん人それぞれの好みに応じて決めるべきですが、19万4000円の有償色だった「ダイヤモンドホワイト」の中古車を適切な価格で入手できた場合のおトク感は、なかなかのものであるといえるでしょう。
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メルセデス・ベンツ GLE(2代目)×400 d 4マチック スポーツ ディーゼルターボ 4WD×800万円未満▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLE(2代目)×800万円未満中古車のオススメ③:後期型狙いなら総額1000万円前後の450 d 4マチック
前章で推した総額700万円台の低走行物件も、そして前々章で提案した総額600万円台までの物件も、十分に素敵な選択肢ではあります。しかし「とはいえマイナーチェンジ前の前期型である」という点に、若干納得がいかない人もいるかもしれません。
そんな場合は「総額1000万円前後」の予算感でもって、2023年9月以降の後期型(改良型)を探すのがオススメのコースとなります。
▲こちらが2023年9月以降の後期型。バンパーやヘッドランプなどの他、フロントグリルも、クロームの小さなスリーポインテッドスターがちりばめられた「スターパターンフロントグリル」に変更されたまだまだかなり高額な2代目メルセデス・ベンツ GLEの後期型ですが、エクステリアデザインはより現代的なものとなり、車内もカーナビの各種設定や運転支援システムの設定を手元で完結できる最新世代のステアリングホイールを採用。ステアリングのハンズオフ判定も、リムの静電容量式センサーを介して行われるようになりました。
また、3L直6ディーゼルターボエンジンはISG式のマイルドハイブリッド付きに進化し、走行モードには「オフロード」モードを追加。さらに「AR(拡張現実)ナビゲーション」も全車標準装備になったことなどを考えれば、総額1000万円前後という予算にも、十分な納得感は感じられるはず。
▲後期型の運転席まわり。拡張現実を用いた「MBUX ARナビゲーション」の他、進路上にある大きな石や深いくぼみなどの障害を、車外に出ることなく確認できる「トランスペアレントボンネット」機能も標準装備されたこのカテゴリーにおいても2L直4ディーゼルターボの300 d系はきわめて希少で、流通している中古車のほとんどは、最高出力367ps/最大トルク750N・mの3L直6ディーゼルターボにマイルドハイブリッド機構を組み合わせた「450 d 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) ディーゼルターボ 4WD」です。
後期型の450 d 4マチック スポーツ(ISG搭載モデル)は、かなり細かな仕様変更に応じて「MP202302」「MP202401」「MP202402」「MP202501」「MP202502」というメルセデスの社内コードが振られていますが、中古車の数が多いのは「MP202401」と「MP202402」です。
この2グレード(というか仕様)は装備内容がほんの少々異なっているだけですので、基本的にはどちらを選んでも普通にOKです。あくまでも「コンディション」と「装備やボディ色の好み」「価格」という3つの軸でもって、ご自身がしっかり納得できる1台を探してみてください。
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メルセデス・ベンツ GLE(2代目)×450 d 4マチック スポーツ (ISG搭載モデル) ディーゼルターボ 4WD×後期型 2023年9月~▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLE(2代目)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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