アルファード ▲登場から3年。アルファード(4代目)の中古車相場が100万円近くも下落!?
 

初回車検から3年経過。アルファードの中古車相場が下落!?

「キング・オブ・ミニバン」ことトヨタ アルファード。

現在新車販売されているのは2023年に登場した4代目で、ゴージャスな内外装と快適な走り、大型ミニバンとしての圧倒的な利便性、そして人気に裏打ちされた高いリセールバリューで、2026年上半期における販売台数では堂々の8位にランクイン。

発売後は「入手不可能」とまでいわれ、中古車市場でも新車以上のプレミアム価格で取引されていましたが、登場から3年がたち納車が進んだことと、初回車検を迎え乗り替えたユーザーの個体が中古車市場に流れたことで、中古車相場がついに下落傾向に突入しました。

アルファード(4代目)の中古車相場を詳しく紹介します!
 

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トヨタ アルファード(4代目)
 

モデル概要:爆売れ中のアルファード(4代目)ってどんな車?

2023年6月に登場した4代目アルファードは「快適な移動の幸せ」を極めることをコンセプトに、日本国内で大きすぎない絶妙なボディサイズながら、圧倒的な室内空間と高級セダンに匹敵する快適性、「おもてなし」の思想に基づいた豪華装備を多数備えて登場しました。
 

アルファード ▲世界基準の大空間高級サルーンとして進化した王道のアルファード。プラットフォームを一新したことで、さらなる快適性の向上が図られている

乗り心地が格段に向上

快適性の追求のために、4代目ではプラットフォームを刷新。従来比で約50%アップさせたボディ剛性や、構造用接着剤などを使い分けることで、振動や騒音対策を行いつつ走行性能も向上させています。

さらに、2列目シートにはフレームの取り付け部にゴム製ブッシュを配置し、背もたれなどに低反発フォームパッドを採用。また、一部グレードには「周波数感応型ショックアブソーバー」を装備するなど、乗員の快適な移動のために細かな箇所まで徹底的に作り込まれています。
 

アルファード ▲極上の移動式オフィスとしてもプライベートルームとしても活用できる大空間と快適性を重視したインテリア。乗員に伝わる振動や騒音を徹底的に削減している

豪華さを際立たせる外観デザイン

エクステリアでは、一般的な機械式駐車場に収まる全長5000mm×全幅1850m以内に収めながら、ボディサイドの抑揚を強調するなど、堂々としたスタイルに。

押し出し感の強いフロントフェイスと相まって、キング・オブ・ミニバンにふさわしい力強さと豪華さを手に入れました。
 

アルファード ▲ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm。国内ではギリギリ取り回しに苦労しない絶妙なサイズなのもポイント(PHEVは全高1945mm)

全席の満足度が高いシート

インテリアでは、天井中央の「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」が圧巻! その昔、車内にシャンデリアを付ける改造が流行りましたが、ワタクシは初めて見たときに腰を抜かすほど衝撃を受けました。

照明や各種スイッチ、エアコンの吹き出し口を集約することで、操作性と機能性を両立しています。そして何より、乗り込んで頭上に広がるゴージャスながら落ち着いた雰囲気のライティングにテンションは爆上がり。

ファーストクラスのようなシート(というかももはやソファ)と相まって、ディーラーで後席に乗った瞬間、家族全員から「これ欲しい!」と思わせる強力な武器となっています。

もちろん高価なモデルであることに違いないですが、トヨタ ノアなどのミドルクラスミニバンでは決して味わうことのできないゴージャスさに、私のような庶民は思わずウットリ。ちょっとがんばれば雲上人の気分を味わせてくれるアルファードは、多くのユーザーに支持される確かな魅力(魔力?)を備えています。
 

アルファード ▲反対側の窓の開閉や照明の調整など、使い勝手に配慮された「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」は、まさにおもてなしの思想が息づいた装備のひとつ

3種類のパワートレインをラインナップ

多彩なパワートレインとグレードをラインナップするのもアルファード(4代目)の特徴です。

デビュー当初は、2.5LガソリンエンジンにCVTを組み合わせたガソリン車と、2.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車(HEV)のみでしたが、2025年1月にはミニバンとしては日本初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)が追加されました。

駆動方式は、ガソリン車が2WDと4WD、HEVは2WDと電気式4WD「E-Four」、PHEVはE-Fourのみの構成です。
 

アルファード ▲HEVのシステム最高出力は250ps。HEV/PHEVモデルはモーター制御で車体の上下動を抑制する「ばね上制振制御」も備え、快適性を高めている

基本グレードは3種類

現在のグレード構成は、中間グレードの「G」、上級グレードの「Z」、最上級の「エグゼクティブ ラウンジ」ですが、発売当初はHEVのエントリーグレード「X」もラインナップされていました(2026年6月で終了)。

また、トヨタ車体による特別架装車「スペーシャス ラウンジ」も用意されています。こちらは後席が2座の4人乗り仕様。まさに真のVIP向けモデルとなっています。

なお、ボディカラーが白・黒・金の3色構成なのは登場したときから変わらず。やや送迎車感が出てしまいますが、ボディ色を絞ることで納期の改善を図っています。
 

アルファード ▲基本的にどのグレードも後席の快適性は抜群だが、グレードによってシートの作りに違いがある。写真は「G」の「リラックスキャプテンシート」

先進安全装備を標準装備

安全装備は、最新のトヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。

ドライバーの操作を先読みしてスムーズな走行をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」の「車線内走行時常時操舵支援」や、信号手前で減速を支援する「信号交差点に対する右左折時減速支援」などの他、一部グレードでは車外からスマートフォンアプリで駐車・出庫を遠隔操作できる「アドバンスト パーク(リモート機能付き)」なども搭載されており、大切な人を乗せる最上級ミニバンにふさわしい高い安全性能も魅力のひとつです。

そんなアルファード(4代目)ですが、前述のとおり中古車相場が下落傾向にあるようです。では、実際の中古車相場を詳しく見ていきましょう。
 

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トヨタ アルファード(4代目)
 

中古車状況:流通台数が激増し、1年で約100万円値下がり

まずはアルファード(4代目)の中古車流通台数の推移から。

2025年9月から2026年2月までグラフはほとんど横ばいだったのに対し、3月から一気にグラフの角度が急上昇。2026年9月までの半年で延べ流通台数はほぼ倍にまで膨れ上がりました。
 

アルファード ▲2025年10月~2026年9月までの延べ掲載台数推移

流通台数の増加に合わせるように、中古車相場も一気に下落。1年間で100万円近くも値下がりしています。

アルファード(4代目)の発売は2023年6月。発売初期に購入したユーザーが1回目の車検(初回登録から3年)を迎えたり、残価クレジットあがりなどで買い替えが進み流通台数が増加したからと思われます。

現在のアルファードの新車価格は、559万9000~1069万9700円。売れ筋の「Z」の場合、559万9000~661万9800円なので、おおむね新車価格と同等程度に落ち着いてきたといえる状況です。中には新車時価格よりも安い金額で手に入る物件も出始めてきました。
 

アルファード ▲2025年10月~2026年9月までの平均総額推移

新車時価格より高いプレミアム価格で買うのはなかなかちゅうちょしてしまいますが、新車とほとんど変わらない値段であれば、納期が早い中古車を買ううま味も十分出てきます。

また、大半が走行距離2万km以下とコンディションの良い物件となっており、登場から現時点まで大きな改良は受けていないため機能面の古さもほぼ感じられません。

次は、オススメグレードを具体的に見ていきましょう!
 

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トヨタ アルファード(4代目)
 

中古車のオススメ①:最安値帯で探すなら「ハイブリッド X」

中古のアルファード(4代目)を最安値付近で狙うなら、「ハイブリッド X」がオススメです。

ハイブリッド Xは、2026年6月の改良時に廃止されたハイブリッド専用のエントリーグレード。オートマチックハイビームやLEDシーケンシャルターンランプといった高価な灯火類が省かれ、シート表皮はファブリック、アルミホイールは17インチが装備されています。

さらに、フロントはマニュアルシート、セカンドシートは6:4分割のチップアップ仕様となり8人乗りのみの設定です。
 

アルファード ▲2列目が3人掛けとなる「ハイブリッド X」。多人数を乗せるファミリーユースとして使うなら、こちらでも十分実用的(※写真は現行の「ハイブリッド G 8人乗り」)

しかしながら、ハイブリッド車なので街乗りから高速道路までモーターを活用したパワフルかつ静粛性の高い走りが堪能できますし、何より18.9km/L(2WD・WLTCモード)と燃費がいいのがうれしいポイントです
 

アルファード ▲ハイブリッドシステムは上位グレードと同じ。コスパよくアルファード(4代目)の魅力を堪能することができる

上級グレードに目が行きがちなアルファード(4代目)ですが、ハイブリッド Xはファミリーユースとしてガンガン使うミニバン本来の目的に合ったグレードとも言えます。

日々の買い物から送迎、週末のロングドライブまで、家族や友人と大人数で快適に移動できる車を探しているユーザーにピッタリではないでしょうか。

流通台数は約160台で、ボリュームゾーンは総額510万~600万円。わずかに総額500万円以下の個体もあってそのほとんどが1万km台と極上なので、最安値付近から探して問題なさそうです。
 

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トヨタ アルファード(4代目) × ハイブリッド X系グレード
 

中古車のオススメ②:充実装備を堪能するなら上級グレードの「ハイブリッド Z」が一押し

先に紹介した「ハイブリッド X」はファミリーユースでは十分魅力的ですが、やはりアルファード(4代目)の“本気”を味わいたいのであれば、上級グレードの「ハイブリッド Z」がオススメです。
 

アルファード ▲装備が充実し、どんなユーザーでも満足できるのが上級の「ハイブリッド Z」。人気グレードのため流通台数も豊富で選びやすい

大きな違いは2列目で、「Z」では合皮を採用した「エグゼクティブ パワーシート」を備えています。さらに、オットマンが電動となり、シートヒーターとベンチレーションまで備えており、快適度合いは一段上。

さらに、大型アームレストや折りたたみサイドテーブルなども2列目に備わっており、AC100V・1500W対応のアクセサリーコンセントも備えているので、忙しいビジネスマンの仕事場としても機能してくれます。
 

アルファード ▲「ハイブリッド Z」に採用される「エグゼクティブ パワーシート」。包み込まれるようなフィット感と、程よい囲まれ感でプライベートな移動にピッタリ

さらに、2026年6月の改良で外部からの充電も可能なPHEVも追加されており、より静かに快適に移動したい方は、台数はわずかながらこちらも候補に入れてもいいかもしれません。

流通台数は約860台と豊富で、ボリュームゾーンは500万~800万円。しかし、5万km以下に絞っても530万円程度から見つけることができるので、ある程度予算に余裕があるのであればハイブリッド Zはかなり満足度の高いグレードと言えそうです。
 

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トヨタ アルファード(4代目) × ハイブリッド Z系グレード
 

中古車のオススメ③:「エグゼクティブ ラウンジ」を狙うならPHEVも検討したい

最上級の「エグゼクティブ ラウンジ」を探しているユーザーにとっての王道はハイブリッドモデル。掲載台数も200台を超え、総額600万円台前半から狙うことができます。

しかし、エグゼクティブ ラウンジを選ぶのは大切な人を後席でもてなしたいユーザーがほとんどでしょう。そこでオススメしたいのがPHEV仕様。
 

アルファード ▲2024年12月の改良で追加された日本初のミニバンPHEV。ハイブリッドよりも静粛性と乗り心地がさらに高まっている

大容量バッテリーを搭載したPHEVは、最長73kmをEVとして走行できるため、日常の多くのシーンを電気のみで走行することができます。そして何より、モーター単独での走行時はエンジン音がしないので、さらなる極上の移動体験を味わうことができます。

また、システム最高出力は306psとかなりパワフル。重量物である大容量バッテリーが床下に搭載されているため、低重心化によりハイブリッドモデルよりも揺れの少ない快適な乗り心地と安定した走りも実現しています。

一度PHEVの高い静粛性と動力性能を味わってしまうと、ハイブリッドモデルには戻れなくなってしまうほど極上です。
 

アルファード ▲2列目シートは最上級の「エグゼクティブ ラウンジシート」。伸縮機能付きのパワーオットマンや、バニティミラーの付いた回転格納式テーブルも備える

さらに、急速充電にも対応する他、外部給電機能を標準で装備。

車に蓄えた電気を住宅に供給する「V2H」も搭載しており、「HV給電モード」を使用すれば最大で一般家庭が日常使用する電気量の約5.5日分を給電することができるなど、非常時の蓄電池としても活用することもできるのでとても頼りになります。

掲載台数は20台弱とごくわずかですが、価格は約800万~1300万円。現在の新車価格は1069万9700円なので、ものによっては200万円ほど安く手に入れることができます。

最上級の移動体験を味わいたいのであれば、PHEVを検討してみてはいかがでしょうか。
 

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トヨタ アルファード(4代目) × PHEV エグゼクティブ ラウンジ

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文/ハシモトタカシ 写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年9月25日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。

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