実態調査▲自動車・中古車に関する調査・研究を通じ業界の発展を目指すリクルート自動車総研が、調査データと独自の考察をお届け。今回のテーマは「車の年式」。中古車市場では、2025年7月にフルモデルチェンジが行われたばかりのプジョー 3008(写真)が新車価格から60万円以上安くなっている

新車に近い中古車が市場に多数出回るヒミツとは!?

みなさんは「中古車」と聞くとどんなイメージをお持ちですか? 新車と比べると、なんだか古くて壊れそうと思っている方もいるのではないでしょうか。

リクルート自動車総研が行っている『自動車購入実態調査』で「1年以内に中古車を購入した人の車の年式」を尋ねたところ、実は20.8%の人が「3年落ち」といわれる新車登録から3年以内の中古車を購入しています。新車に近いような、比較的新しい中古車に乗っている人が約5人に1人もいるということですね。
 

実態調査

中古車といっても千差万別で、市場には比較的高年式の車が出回っています。

一度登録されれば走行距離が1kmに満たなくても中古車となります。つまり、販売店の展示車や試乗車などで状態がいい、しかも上級グレードやオプションの充実した車が、新車よりお得に短納期で手に入れることができることがあるのです。
 

「中古=古い」じゃない! イマドキは賢くお得な選択肢

一方、同研究所の「中古車の購入経験の有無」を尋ねた調査では、経験があると答えた人は全体平均61.7%、中でも29歳以下は66.6%でした。

年齢が上がるにつれ、中古車購入経験は下がる結果に。つまり、若い世代ほど中古車に対して抵抗がなく、年齢が上がるほど「車を買うなら新車」というイメージを持つ人が一定数いるのではないでしょうか。

また、「中古品」そのもののハードルが少しずつ下がってきているとも考えられます。フリマアプリの利用が一般的になっている昨今、未使用のアイテムや新品に近いものを売ったり買ったりする人が当たり前になっているのです。「中古=古い」という意識が薄れ、お得に買える手段のひとつとして浸透してきていて、車にも同様のことが起きているのではないでしょうか。
 

実態調査▲2025年7月に8年ぶりのフルモデルチェンジが行われたばかりの3代目プジョー 3008。カーセンサーnet上にはすでに新車価格から60万円以上安く流通している

▼検索条件

プジョー 3008(3代目)

新車に近い車を選ぶことができるのも、逆にレアなビンテージカーや新車にはない個性的なデザインのモデルをお得に見つけられるのも中古車の魅力です。選択肢がどんどん広がる中古車でお気に入りの1台を探してみてください!
 

文/横田佳子
横田佳子(よこたけいこ)

リクルート自動車総研研究員

横田佳子

「車には毎日をもっとワクワクさせる力がある!」を胸に、自動車・中古車に関する調査・研究を通じ業界の発展を目指して活動している。