おトク感重視ならあえて輸入車狙いもアリ? 中古車ならではの値落ち率に注目せよ!【中古車購入実態調査】
カテゴリー: トレンド
タグ: クルマを選び始めた人向け / 自動車総研コラム / 編集部 横田佳子 / c!
2025/10/12

輸入車は高額イメージが先行!? 価格重視派が国産推しのワケ
リクルート自動車総研が行っている『中古車購入実態調査』の「直近で購入した車で重視したこと」という質問で、20%以上の人が「価格が安いこと」と回答。そのうち70%以上が国産車を購入しており、輸入車は3.1%という結果に。

これは輸入車=高額、価格を重視するなら国産車という先入観があるからではないではないでしょうか。輸入車を選ぶ人の中には、新車に乗ることをステータスとする高所得者層が一定数いて、新モデルが出るとすぐに乗り替える人もいます。そういった例もあり、輸入車=高額というイメージが根付いているのかもしれません。
また、過去のイメージで中古輸入車は修理歴が不透明なものが流通していたり、修理時の部品代が高額になる、と感じている方も多いのかもしれません。
思い込みはもったいない! 中古車輸入車は想像以上にお得
前述の裏を返すと、中古輸入車は国産に比べて需要が低く価格が下がりやすいということ。つまり、新車価格からの値落ち率が高く、お得に購入できるモデルも多いのです。
例えば、似たようなサイズのSUVの支払額を比較すると、メルセデス・ベンツの現行型GLAクラス「GLA180 AMGラインパッケージ」の新車の車体本体価格は658万円。原稿執筆時点のカーセンサーnetを確認すると、同グレードの2024年式で走行距離3万㎞未満の支払い総額は約483万円で約170万円のダウン。
トヨタの現行型RAV4「2.0 G 4WD」の新車の車体本体価格は369.5万円。同様にカーセンサーnetでは、同グレードの2024年式で走行距離3万㎞未満の支払い総額約360万円があり、約10万円のダウンとなっています。一緒くたにすることはできませんが、これだけ差があるとお得感もずいぶん変わりますよね。

▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLAクラス×全国
▼検索条件
トヨタ RAV4×全国また市場のグローバル化や技術進歩により、中古で流通する輸入車の品質も向上していますし、部品も手に入れやすくなっています。加えて、近年の車は1~2世代前のモデルでも十分な機能を備えているため、型落ちでも満足できることが多いでしょう。
つまり、中古車でもお買い得かつ満足できる個体に出会うことができるのです。とはいえ、すべての中古車に当てはまることですが、修理歴の有無や車の状態を事前にしっかり確認することは大事。
お得に購入できるのが中古車探しの醍醐味ですので、ぜひ楽しんでください!

リクルート自動車総研研究員
横田佳子
「車には毎日をもっとワクワクさせる力がある!」を胸に、自動車・中古車に関する調査・研究を通じ業界の発展を目指して活動している。
【関連リンク】
この記事で紹介している物件
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
若い世代は人と同じ車はNG? 周りとちょっと違う個性的な1台を中古車で【中古車購入実態調査】
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
新型 日産 ルークスが発表されたけど、先代の中古車状況は? 室内広々、使い勝手抜群の軽自動車が今かなりお手頃に!
日々のチョイ乗り車を探しているけど、EVは眼中にない! っていう方、損はさせないから聞いてほしい。日常使いでも超優秀な大容量EV「N-VAN e:」の話
人と被らない輸入SUVが欲しい!それならおしゃれなイタリアンSUV アルファロメオ ステルヴィオはいかが?
ベンツの最上級セダン 先代Sクラスが総額200万円台から買えるというのは本当か? オススメの選び方をご紹介!
新型フィアット 600ハイブリッドにときめいた人必見!まだある、かわいいコンパクトSUV5選|あなたの推しは!?
「総額65万円以下で狙える足車ならコレ!」買い物・通勤・送迎……日々の暮らしを支えてくれる“ちょうどいい”軽自動車5選
レンジローバーが先代なら400万円台で狙える!? ランドローバーの最高級SUVの中古車状況やオススメの選び方を解説!
200万円台から選べる輸入スポーツセダン、マセラティ ギブリを知っているか!?