ルークス ▲フルモデルチェンジで生まれ変わったルークス(3代目)。「かどまる四角」を随所に採用したかわいい見た目

3代目となる新型 日産 ルークスがこの秋登場!

日産は2025年8月22日、ルークスのフルモデルチェンジを発表!

2009年登場の初代、2014年発売の派生車種デイズルークスをはさみ、2020年に登場した2代目、そして今回待望の3代目となりました。
 

■ルークス(初代)2009年12月~
ルークス▲2009年12月に登場したスズキ パレットのOEM車、初代ルークス。写真は「ハイウェイスター」というグレード

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日産 ルークス(初代)
■デイズルークス(初代)2014年2月~
ルークス▲2014年2月に登場した派生車種のデイズルークス。こちらも写真はハイウェイスター

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日産 デイズルークス(初代)
■ルークス(2代目)2020年3月~
ルークス▲2020年3月に登場した2代目 ルークス。写真は同じくハイウェイスター。デイズのノウハウを生かした使い勝手の良い1台

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日産 ルークス(2代目)
■ルークス(3代目)2025年秋頃~
ルークス▲2025年8月に発表された3代目となる新型ルークス。見た目がやわらかい印象に。カラーも全17通りとバリエーション豊か

今回は、2025年秋頃発売予定とされている大注目の新型ルークスの特徴をチェックするとともに、気になる先代の中古車状況を確認してみたいと思います。
 

 

さらに広く、そしておしゃれに進化した新型 ルークス(3代目)

新型となる3代目のデザインテーマはルークスの名前の由来でもある「Roomy×Max」。軽規格の中で最大限大きさを表現するデザインに。

ヘッドライトやリアコンビネーションランプ、ドアハンドル、ホイールなどに「かどまる四角」を随所に取り入れ、ぬくもり感と遊び心いっぱいの見た目に。
 

ルークス
ルークス
ルークス

室内長は前型より115mm拡大し、クラストップの2315mmを実現。

荷室も最大長675mmが確保されており、大人4人が広々と過ごしながら、同時に48Lのスーツケースをなんと4個積載可能という広々空間が実現しています。
 

ルークス
ルークス

内装には、軽自動車初の12.3インチ大型統合型インターフェースディスプレイを搭載。「Breeze(そよかぜ)」をコンセプトに、リビングのようなリラックスできる居心地のよさを追求。
 

ルークス

進化した「アラウンドビューモニター」や「インビジブルフードビュー」など運転支援機能も充実。それでいて、価格は160万円台~(予定)とのことなので、コスパの良さに衝撃。
 

ルークス
ルークス
 

先代 ルークス(2代目)だって負けてない。広さ十分! スタイリッシュな見た目も◎

一方、先代となった2代目ルークスも見逃せません。2014年に登場したデイズルークスは日産と三菱の合弁会社「NMKV」が開発し三菱が製造していましたが、日産主導で2020年に登場した2代目。
 

ルークス

全高を生かしたパッケージングで後席は大人が足を組んで座れるほどゆとりがあり、スライドドアの開口も大きく使い勝手が好評。
 

ルークス
ルークス

運転支援技術「プロパイロット」や初採用された「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」など、先進安全技術を搭載。燃費効率を高めるマイルドハイブリッドも採用しています。
 

ルークス

グレードは「660 S」「660 X」「660 Xターボ」、カスタムモデルのハイウェイスターには「660 ハイウェイスターX」「660 ハイウェイスターGターボ」があり、運転の操作をアシストしてくれる日産の運転支援機能「プロパイロット」を搭載した「プロパイロットエディション」を「660 ハイウェイスターX」と「660 ハイウェイスターGターボ」どちらにも設定。

そして、ハイウェイスターをベースにホイールやグリル部分、シート等に上質感を増した特別仕様車アーバンクロムもあります。ルークスはどのグレードにも2WD、4WDの選択が可能となっています。

 

気になる先代 ルークス(2代目)の中古車市場は?

現在、2代目ルークスの中古車市場を見てみると、平均価格は140万円ほど。安いものは総額約50万円からとなっています。

直近1年間の中古車平均総額の推移をグラフで見てみると、2024年9月時点で167万円であったのに対し、約半年ごとに10万円のペースでダウン。

2025年8月の段階で147万円と手の届きやすい価格まで下がっています。
 

ルークス

延べ流通台数も大幅に増加。1年前から約3000台増え、2025年8月時点で8000台を超えています。
 

ルークス

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日産 ルークス(2代目)
 

ルークス(2代目)のオススメ①:価格重視なら前期型、予算次第で上級グレードを!

価格重視の場合の狙い目は、2020年3月から2023年5月の間の生産モデルとなる前期型一択でしょう。
 

ルークス

実際に中古車市場を見てみると、総額約50万円からとかなり安く出回っており手が届きやすく、かつ3000台を超える流通があるのでグレードの選択肢が広めです。

ちなみに、2023年6月に改良された後期モデルは、安い物件で総額約100万円から出回っていて、前期モデルより少なめの1900台ほどが流通しています。

前期・後期は、グレードによってフロントデザインのメッキ処理が異なります。見た目が好みであれば、前期型の方がより低予算で広い選択肢から選べるため、オススメです。
 

ルークス▲2020年3月登場のルークス(2代目)前期型
ルークス▲2023年6月にマイナーチェンジされたルークス(2代目)後期型

軽スーパーハイトワゴンとして高い人気を誇るルークスなので前期型の標準グレードでも、ファミリーカーとして、セカンドカーや初めての1台としても最適な軽自動車です。

燃費もWLTCモードで20.8km/L(2020年3月発売モデルの「660 S」)と低燃費を実現しているので、お財布にも優しいのが嬉しいですね。

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日産 ルークス(2代目)×前期型

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日産 ルークス(2代目)×後期型

ちなみに、今秋登場した新型はエントリーグレードが160万円台からですが、中古車市場を見ると、先代の上級グレードの660 ハイウェイスターXが同価格帯となります。

価格重視でない方は、足を車体下部に振り入れるとスライドドアが開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」が搭載されていたり、運転支援機能がついているハイウェイスターという名前がついた上級グレードを検討するのもアリ。

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日産 ルークス(2代目)×前期型×ハイウェイスター系
 

ルークス(2代目)のオススメ②:走り重視ならターボ搭載車を探してみて

坂道の多い地域や、高速道路の合流での発進時に非力感を避けたい場合は、ターボ搭載車がオススメです。
 

ルークス

ターボ搭載車は、標準グレードの「660 Xターボ」と上級グレードである「660 ハイウェイスターGターボ」に設定。中古車市場を見てみると総額100万円以下でも購入することができます。

また、同価格帯に運転支援機能「プロパイロット」搭載が搭載された「660 ハイウェイスターGターボ プロパイロット エディション」も存在するので、そちらも検討してみても良いでしょう。

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日産 ルークス(2代目)×ターボ系

燃費面では、4WDより2WDの方が有利なので、雪が少ない地域など4WDの必要性が低い場合は2WDでも十分でしょう。

走行する地域や条件に応じて選ぶと安心です。
 

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日産 ルークス(2代目)
文/瀬イオナ 写真/日産
※記事内の情報は2025年9月17日現在のものです。
 
瀬イオナ

自動車ジャーナリスト

瀬イオナ

車メディアの雑誌編集部員を経て、2024年にフリーランスとして独立。「走って書ける」自動車ジャーナリストを目指して修行しながら、若手ジャーナリストとして活動している。車業界に入ったきっかけは、某動画で中谷明彦師匠を見つけたこと。現在に至るまで「ドライビング」はもちろん「ジャーナリスト」の心得など業界におけるすべてを教わりながら日々鍛錬中である。趣味はドライブ、レーシングカート、サウナ。