2019年最も注目された中古車はスズキ ジムニー(現行型)に決定。各エリアごとの1位はカーセンサーの表紙でチェック!
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
タグ: スバル / スズキ / BMW / ポルシェ / レガシィツーリングワゴン / 911 / ジムニー / 遠藤イヅル / c!
2019/12/19

今号のカーセンサーの表紙は版ごとに違う
12月20日発売号のカーセンサーでは、カーセンサーnetにおける年間のデータを基に「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」として、恒例の人気車ランキングを発表しています。
誌特集内では人気車TOP50の他、男女別、世代別、エリア別、ボディタイプ別とそれぞれのランキングを紹介。全体ランキングとはまた違った人気車の顔ぶれも気になるところ。
また、通常のカーセンサーは全国で表紙は統一していますが、今号は全国5つの地域の表紙をそのエリアの人気No.1モデルにしてみました。
背景に描かれている景色もそのエリア内に住んでいる人ならきっと一度は目にしたことがある景色です。
年に一度の中古車注目度ランキング、自分のエリア外で販売している表紙のイラストも一緒に楽しんでもらいたいと思います。
テーマは各版販売エリアの「橋」
【東日本版】青森ベイブリッジ×スバル レガシィツーリングワゴン(4代目)

東日本版は、青森県の「青森ベイブリッジ」を抜け、A型のデザインが珍しい建物「青森観光物産館アスパム」の前を走るスバル レガシィツーリングワゴンを描きました。
この界隈は「青森ウォーターフロント」と呼ばれており、かつては青函連絡船が発着する場所も含んでいます。
懐かしいですね。北海道に行く時、何度も乗りました。
イラストでは、アスパムとベイブリッジ、そしてレガシィツーリングワゴンを同時に一画面に収めるのはなかなか難易度が高く、アングルの選定と違和感のないデッサンに留意しました。
4代目レガシィツーリングワゴン(通称BP型)は、都市の風景にも、豊かな自然にも似合うため、描いていてとても楽しかったです。
【首都圏版】東京湾アクアライン×ポルシェ 911(991型)

首都圏版は、「海ほたる」から眺めた「東京湾アクアライン」を描いてみました。
海にぽっかりと浮かんだ海ほたるで迎える夜明けは、とてもドラマチックでロマンチック。
少しずつ千葉県側の空が赤く染まり、太陽が昇ってくる直前の美しさは、なかなか得難い素晴らしい時間です。
早起きしてガラガラに空いている道を走り、澄んだ空気を思い切り吸い込む、明け方のドライブって気持ちがいいですよね。そんなときの相棒には、スポーツカーが似合います。
そこで、赤い991型ポルシェ 911が、少し明るくなった空の下、街頭にその美しい姿を照らしているシーンをイメージしてみました。
実際には、海ほたるの駐車場からこのアングルに車を置くことはできませんが、イラストならこんな風景も実現できるのが楽しいところです。
【東海版】東名高速道路・由比×スズキ ジムニー(現行型)

東海版は、「さった峠」から眺めた「由比(ゆい)」を描いてみました。東名高速道路の橋がとても印象的な風景を作り出しています。
海にとても近い由比界隈は、東名下り線の中でもとびきり景色がよい区間です。
旧東海道の由比宿と興津(おきつ)宿の間にあるさった峠から見る絶景は、歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』にもほぼ同じアングルで描かれています。
この風景は徒歩で行く展望台からのみ見られるため、イラストでは少し離れた場所にある駐車場を組み合わせてみました。
描いたのは、新型ジムニーです。シンプルで機能的なデザインと、本格的四駆として秘めた潜在的な能力が魅力的ですよね。軽自動車なので、狭い道も大得意!
【関西版】なみはや大橋×BMW 3シリーズ(E90型)

関西版は、大阪市の「なみはや大橋」を描きました。
全長およそ1.7kmのなみはや大橋は、大型船を通すために約45mもの高さがあり、この高さまで約6.9%という急勾配を駆け上がらねばなりません。
そのため別名「ベタ踏み坂」としても知られています。
実際に橋の入り口から見上げると、本当に天に駆け上る道のよう。
上りきれば港湾部の美しい景色や夜景を楽しめることから、周辺のオススメスポットとしても知られています。
表紙のシーンを彩るモデルは、BMWの5代目3シリーズ(E90型)。
午後の日差しの中、橋を下りてきて右折する瞬間を狙ったイメージです。
港湾部や都市的な風景に、モダンデザインの3シリーズはよく似合いますよね。
【西日本版】角島大橋×スズキ ジムニー(現行型)

西日本版は、山口県下関市の「角島(つのしま)大橋」を描きました。
角島は同市にある小さな島で、2000年に角島大橋が架かったことで陸続きになりました。
橋の長さは約1.8kmもあり、橋自体も片側1車線で、視界をさえぎる高いフェンスもなく、トラス構造などになっていないため、海の上を滑るように走る爽快感を体感できます。
そしてこの橋を有名にしたのは、何といってもコバルト&エメラルドブルーの美しい海の青さです。
モデルは、橋の上を颯爽と走る新型ジムニーを描きました。
シンプルで機能的なデザインと、本格的四輪駆動車として秘めた潜在的な能力が魅力です。
明るいイエローのボディカラーも、美しい景色によく映えますよね。
1年に1度の、「ご当地カーセンサー」。イラストだからできる夢の画角で人気車×絶景をお楽しみいただければと思います。

イラストレーター/ライター
遠藤イヅル
1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はプジョー 309とサーブ 900。
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