スズキ パレット VS ダイハツ タント PART1:走行性能対決
2008/04/10
PART1 走行性能対決
スズキ パレット
ダイハツ タント
「これが軽自動車?」と疑ってしまうほどの
乗り心地を実現したパレット
タントとパレット、である。「いくら何でも、そこまでタントをパクらなくても・・・」とは、後発もしくは後追いで登場したパレットへの率直な思いだ。ましてタントは現行型で2代目なのだし。パレットには、人類で初めて蓴菜(ジュンサイ)を見て最初にそれを食べようと思った先達のような気概と勇気が欲しかった・・・と思ったりして。ともあれ、2Lクラスのミニバンは要らないのでは!?と思わせられる広大な室内空間をもつこの2車。軽自動車の絶え間ない技術の進歩のおかげで、どちらも(軽にネガな固定観念をもっていたとすれば)軽らしからぬ、安定した走りっぷりには舌を巻く。明らかに背が高く、着座位置・視線も高いが、アタマがフラれるような印象はないし、足元がシッカリしているのには感心するばかりだ。
その上でさらに2車の比較となると、今回の試乗ではパレットの走りの冴えが注目された。とにかく乗り心地が良い。タントに対しホイールベースでは不利(9cmも短い)なのにピッチングは抑えられているし、タイヤの接地感にも余裕が感じられる。またボディの剛性感があり、背が高いが強靭なボディシェルに包まれている印象もある。
それとステアリングも操舵力が適度に重めで、フィールも実にスムーズ。従来、スズキの軽自動車というと、こと走りに関して“軽だから”の割り切りが感じられた。しかしパレットは、サスペンションやステアリングの確かなフィール、乗り味、音や振動など、すべての要素が突如、レベルアップ。まるで改心したかのように仕上げられている。
ちなみにエンジン性能もX・2WDに搭載の54ps/6.4kg-m+4速ATの組み合わせで、実用上まったく問題なしだった。
タントは終始ステアリングから微振動が・・・
一方のタントだが、今回のロケでは、走りの面でパレットにやや差をつけられている印象だった。ちなみに試乗車は標準のタント(カスタムではないほう)Xの2WDモデル。ベースモデルのLのひとつ上のモデルで、タイヤサイズは13インチとなる。が、このモデル、今回の試乗時の印象があまり芳しくなかった。以前プレス向け試乗会の折に乗った際はもっと好印象だったから、あるいは試乗車個体のコンディションが完璧ではなかったのかもしれない。気になったのは、走行中、ステアリングに終始、微震動が伝わっていたことと、ピッチングがやや大きめに感じられた点。13インチタイヤのせいか、ステアリングフィールもやや曖昧に思えた。
エンジン性能は、加速初期のエンジン音の立ち方がやや盛大に思えるも、そこから先のスピードの伸びはまずまずで、実用領域での不満はなし・・・といったところ。
■今回の燃費計測結果
| 平均燃費 | 参考燃費 (一般道) |
参考燃費 (高速道路) |
|
|---|---|---|---|
| スズキ パレット | 17.8km/L | 15.5km/L | 17.7km/L |
| ダイハツ タント | 15.7km/L | - | - |
燃費計測ルートは・・・
東京・青山→神奈川・大井松田(ここまで一般道)→東名・静岡IC→東名・海老名SA
総走行距離 310.5km
東京・青山→神奈川・大井松田(ここまで一般道)→東名・静岡IC→東名・海老名SA
総走行距離 310.5km
今回のまとめ
乗り心地の点では圧倒的にパレットが有利。これぞ後発のなせる業なのだろうか。低床を実現するために新しく作ったというサスペンションが、これまでの軽自動車の「走りの常識」を覆している。2台の物件・相場・カタログ情報
【スズキ パレットを探す】【スズキ パレットの相場情報を見る】
【スズキ パレットのカタログを見る】
【ダイハツ タントを探す】
【ダイハツ タントの相場情報を見る】
【ダイハツ タントのカタログを見る】
次回予告
人気軽自動車の取り回し性能に迫る!
人気軽自動車の取り回し性能に迫る!
今回のテスト車両


■スズキパレット
- ・テスト車両
- 660X(2WD)
123.9万円 - ・駆動方式
- 2WD
- ・トランスミッション
- 4AT
- ・全長×全幅×全高
(mm) - 3395×1475×1735
- ・ホイールベース(mm)
- 2400
- ・車両重量(kg)
- 910
- ・最小回転半径(m)
- 4.2
- ・乗車定員(人)
- 4
- ・エンジン種類
- 直3DOHC
- ・総排気量(cc)
- 658
- ・最高出力
[kW(ps)rpm] - 40(54)/6500
- ・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm] - 63(6.4)/3500
- ・使用燃料
- 無鉛レギュラー
- ・燃料タンク容量
- 30L
- ・10・15モード燃費
(km/L) - 20.0
- ・タイヤサイズ
- 165/55R14


■ダイハツ タント
- ・テスト車両
- 660X(2WD)
121.8万円 - ・駆動方式
- 2WD
- ・トランスミッション
- 4AT
- ・全長×全幅×全高
(mm) - 3395×1475×1750
- ・ホイールベース(mm)
- 2490
- ・車両重量(kg)
- 920
- ・最小回転半径(m)
- 4.3
- ・乗車定員(人)
- 4
- ・エンジン種類
- 直3DOHC
- ・総排気量(cc)
- 658
- ・最高出力
[kW(ps)rpm] - 65(58)/7200
- ・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm] - 116(6.6)/4000
- ・使用燃料
- 無鉛レギュラー
- ・燃料タンク容量
- 36L
- ・10・15モード燃費
(km/L) - 18.2
- ・タイヤサイズ
- 145/80R13
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
スズキ パレット VS ダイハツ タント PART1:走行性能対決/旬ネタ
あわせて読みたい
アルファード・ヴェルファイア以外にもある! クールな“ヤンチャ系”ミニバン5選
スズキ ハスラーの燃費は実際どれくらい? ハイブリッドだから良い? オススメの買い方も紹介
新型 日産 パトロールが日本発売! 価格は? サイズや内装などを紹介
マイナーチェンジが実施されたトヨタ ヴォクシーだけど、前期型の中古車にも注目だ!
AWDとは? 4WDとの違いは? 種類やメリット、押さえておきたいAWDまで解説
マイナーチェンジを実施したノアだけど、今こそ前期型の中古車に注目!
【PR】日産 サクラで日本全国の絶景訪問! サクラは日常以外にも映えるんです!
2代目プジョー 5008が1年で約50万円下落! フレンチ3列シートSUVのモデル概要、オススメの狙い方を解説
前輪駆動(FF)とは? 後輪駆動との違いやメリット・デメリット、代表的な車種も解説
【PR】日産 サクラのカラーバリエーションをPeel the Appleと一緒に紹介!
















