第124回 トヨタ オーリス(現行型)【おいしい中古車】
2010/04/09
■ちょっと広めの走りもイケるコンパクト
街乗りを中心に、万能に使える車の代表格といえばコンパクトカー。トヨタのオーリスは、そんなコンパクトカーの中ではちょっと大きめの部類に入ります。「コンパクトカーは便利だけど、もう少し大きいのがあると…」と考えていた方にはうってつけの一台です。オーリスが登場したのは、2006年の10月。「直感性能」をテーマに、見た瞬間、乗った瞬間、そして走り出した瞬間に、オーリスの魅力のすべてが実感できる個性と優れた走行性能を備え、これまでのコンパクトカーの概念を超えることを目指して開発されました。
↑一見フツーのトヨタらしいデザインのように思えるが、実は欧州デザイン拠点であるToyota Europe Design Development S.A.R.Lが手がけている(左右)
エンジンは直4の1.5Lと1.8L、ミッションはCVTで、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックとなっているため、MT感覚のシフトチェンジも可能です。驚くべきはその燃費。2009年10月のマイナーチェンジ後のモデルはさらに向上しているのですが、デビュー時のモデルでもなかなかの低燃費なんです。1.5Lモデルは17.6km/L、1.8Lモデルでも16.8km/L(どちらも2WDの10・15モード燃費)です。気づけばジワジワとガソリンの価格が上がってきているだけに、燃費がいいのはやはり大きな魅力です。
一方、走りのほうも優秀で、ベーシックな見た目からは想像もできないほどデキがいいです。というのも、新設計のプラットフォームとサスペンションは、欧州で開発されたものなんです。欧州各国の道路やサーキットで鍛え上げられた足回りはとってもスポーティ。意外にも乗っていて楽しいんです。
居住性に関しては、普通のコンパクトカーより一枚上手。特に全幅が1760mmと3ナンバーサイズなので、横方向のゆとりはかなりのもんです。それでいて全長は4220mmと、取り回しにも不安はありません。
↑ヨーロッパの建築手法“フライングバットレス”をモチーフに作られたインテリア(左) シートはホールド性バツグン(中) ラゲージ下にはアンダートレイも(右)
■現行型ながら3分の1以下で買える物件も!
さて、こんなオーリスですが、登場から3年以上が経過し、1回目の車検での買い替えが進んだのか、思いのほかリーズナブルな価格で売られています。たとえば、新開発の1.8Lエンジンを搭載した180G。これの59.9万円の物件は、修復歴こそありますが、走行距離は3.7万kmです。このグレードの新車時価格は191.7万円なので、3分の1以下で買うことができます。現行型なんですけどね。修復歴が気になるという人には、走行1.2万km(修復歴なし)で88万円なんて物件(しかもディーラー車!)もあります。
トヨタのコンパクトカーは種類が豊富なので、意外と忘れられてしまった存在なのかもしれませんが、走りが良くて大きめのコンパクトカーをお探しなら、ぜひ候補に入れてほしい一台です。
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