【オンリーワンを探せ】世界最高峰の自然吸気エンジン搭載の絶版クーペ「BMW Z4Mクーペ」
2013/07/30
原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台のみ掲載されている希少車を紹介するこの企画。今回、2013年7月23日に発見したのは「BMW Z4Mクーペ」です。現行ラインナップにはなく、旧型Z4シリーズにはあった「M」モデルです。ちなみに、Z4Mロードスターも原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台しか掲載されていませんでした。
旧型モデルでどんなに古くても7年落ちなのに、流通台数がこれほど少ないのは驚きです。新車時に売れなかったのか、逆に需要があり過ぎて市場で取引される前に個人間で売買されてしまうのか……。いずれにせよレアなモデルであることには違いありません。
Z4Mクーペの最大のセールスポイントは、M3(E46型)にも搭載されていた3.2L直6エンジン(最高出力343ps/最大トルク37.2kg-m)を搭載していること。ハッキリ言って、Z4Mクーペのエンジンは自然吸気直6の最高峰です。0→100km/h加速は5秒で当時はなかなかのスプリンターでした。
6速MTとのマッチングも良く、ガッチリとしたボディにピッタリ。アクセルペダルと出力が一体となったようなリニアなエンジンの吹け上がりは絶品のひと言。小排気量、高出力の高効率が昨今の流行であるとすれば、このエンジンは「古典的」で絶滅危惧種と言えるでしょう。
当該車両は、BMW正規ディーラーの認定中古車ですから厳しい下取り基準を経ています。5年落ちですが、走行距離は2万㎞で、写真を見ると中古車業界で良質な車を意味する「バリモン」です。総額約467万円という価格は安くありませんが、新車時は800万円超だったことを鑑みれば5年で半額は特売品といえます。
同クラスのスポーツカーと比較してみればお買い得なことに気づくでしょう。Z4シリーズでは絶版となった独特なクーペボディに、伝説の自然吸気直6エンジンを搭載。いつ価値が見直されてもおかしくありません!
Text/古賀貴司(自動車王国)
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