キャデラックCTS&サーブ9-3 【ちょい乗り試乗】
2008/02/27
■スタイル抜群! iPod対応ナビやBOSE5.1chが標準装備
キャデラックCTSとサーブ9-3の試乗会に参加してきました。
まず試乗したのはキャデラックCTS 3.6。
カッコよくないですか? けっこう好きです。筋肉質な感じで、左右のウインドウが狭くて。特に白いボディカラーは、もっとギラついたアルミを履かせてインチアップして…なんてやると、さらに良くなる予感がします。
キャラ的には、ワンサイズ大きいSTSの弟分的存在で、それもいいと思います。しかし、弟分といってもサイズは4870×1850×1470mm。M・ベンツEクラスより50mm長く、30mm広く、20mm高いという堂々としたボディです。それでも車のカテゴリー的にはEクラスより下、Cクラスより上という位置づけで、3.6Lが620万円、2.8Lが495万円という価格設定。
さて、試乗した3.6Lモデルは可変バルブをもつ直噴エンジンを搭載。従来の3.6Lより最高出力で+41kW(56ps)、最大トルクは+33N・m(3.4kg-m)とアップ。にもかかわらず燃費は7.8km/Lから8.0km/Lに向上しています。それにしても、先代からしてレギュラー仕様だったのですね。
上記のようなエンジンですから、高速道路で踏めばあっという間に制限速度に達します。スポーティな足回りをもつキャラクターで、乗り心地は、市街地でも高速でも、段差などでの突き上げはドンッときます。いなす感じはありません。ライバルたる欧州車、特にドイツ車にはまだ届かない感じです。とはいえあまり不満はないレベル。ボディは欧州車に近い、しっかりした感じがあるんですけどね。
ちなみに日本人がイメージするアメリカ車では、もはやありません。ふわふわした感じは皆無です。何しろニュルブルクリンクサーキットで鍛えたらしいですから。なので、突き上げがない時はスポーティな足回りです。特にこのスタイルが気に入ったのであれば、この走りで気持ちが萎えることはまずないでしょう。
今回は試乗できませんでしたが、もう少し良い乗り心地を求めるなら2.8Lモデルかもしれません。そちらの足回りは、もっと乗り心地重視とのことです。
インテリアのデザインもゴージャスでいいですよね。一頃のアメリカ車の品質ではありませんし「高級車に乗ってる!」感がとてもあります。
標準装備となるポップアップ式のHDDナビは、iPodと接続可能。iPodはセンターコンソールで接続し(上の真ん中の写真。iPodの画面下にあるキーホルダーが付いているのは車のキー。専用のキー置き場がある)、操作はすべてナビ側で行えます。しかも読み込みが早く、ジャンルや曲名があっという間に画面に表示されます。
しかも、標準でBOSEの5.1chサラウンドシステムが備わっています。本当に素敵な音でした。また走行中エンジン音が高鳴っても、タイヤノイズが入ってきても、オーディオの音が一定に聴こえるよう自動的に補正されます。これが標準というだけでもかなりポイントが高いです。
BOSEの方に教えてもらったのですが、最終的な音色のセッティングには自動車メーカーの好みがどうしても出てくるそうです。それで、この車はアメリカ的なドンシャリ志向。とはいえBOSEのプロが聴き分けて「あえて言えば」というレベルですから、我々にはまずその差はわかりません。
スタイル、ゴージャスなインテリア、標準装備のナビとBOSE。これだけで十分魅力的な一台ではないでしょうか。
さらにこの日はサーブ9-3エアロにも乗りました。2008年モデルでの大きな変更点は大きくなったグリル回りなど、エクステリアです。70%以上のボディパネルやパーツが新しいものになったそうです。上級モデルである9-5に近い顔つきになりました。
インテリアは2007年モデルで変更済み。カップホルダーは軸の部分を押すとスルッと出てきます。リアシートの真ん中、座面からも出てきます。送風口の調節軸一つとっても凝っていて、使いやすいものです。
乗り心地は、市街地では段差などをいなす感じで、上記のキャデラックCTSより好印象。低圧ターボなので過不足なく発進・加速します。ただし高速道路ではバタつく感じがしました。
キャデラックCTSとサーブ9-3の試乗会に参加してきました。
まず試乗したのはキャデラックCTS 3.6。
カッコよくないですか? けっこう好きです。筋肉質な感じで、左右のウインドウが狭くて。特に白いボディカラーは、もっとギラついたアルミを履かせてインチアップして…なんてやると、さらに良くなる予感がします。
キャラ的には、ワンサイズ大きいSTSの弟分的存在で、それもいいと思います。しかし、弟分といってもサイズは4870×1850×1470mm。M・ベンツEクラスより50mm長く、30mm広く、20mm高いという堂々としたボディです。それでも車のカテゴリー的にはEクラスより下、Cクラスより上という位置づけで、3.6Lが620万円、2.8Lが495万円という価格設定。
さて、試乗した3.6Lモデルは可変バルブをもつ直噴エンジンを搭載。従来の3.6Lより最高出力で+41kW(56ps)、最大トルクは+33N・m(3.4kg-m)とアップ。にもかかわらず燃費は7.8km/Lから8.0km/Lに向上しています。それにしても、先代からしてレギュラー仕様だったのですね。
上記のようなエンジンですから、高速道路で踏めばあっという間に制限速度に達します。スポーティな足回りをもつキャラクターで、乗り心地は、市街地でも高速でも、段差などでの突き上げはドンッときます。いなす感じはありません。ライバルたる欧州車、特にドイツ車にはまだ届かない感じです。とはいえあまり不満はないレベル。ボディは欧州車に近い、しっかりした感じがあるんですけどね。
ちなみに日本人がイメージするアメリカ車では、もはやありません。ふわふわした感じは皆無です。何しろニュルブルクリンクサーキットで鍛えたらしいですから。なので、突き上げがない時はスポーティな足回りです。特にこのスタイルが気に入ったのであれば、この走りで気持ちが萎えることはまずないでしょう。
今回は試乗できませんでしたが、もう少し良い乗り心地を求めるなら2.8Lモデルかもしれません。そちらの足回りは、もっと乗り心地重視とのことです。
インテリアのデザインもゴージャスでいいですよね。一頃のアメリカ車の品質ではありませんし「高級車に乗ってる!」感がとてもあります。
標準装備となるポップアップ式のHDDナビは、iPodと接続可能。iPodはセンターコンソールで接続し(上の真ん中の写真。iPodの画面下にあるキーホルダーが付いているのは車のキー。専用のキー置き場がある)、操作はすべてナビ側で行えます。しかも読み込みが早く、ジャンルや曲名があっという間に画面に表示されます。
しかも、標準でBOSEの5.1chサラウンドシステムが備わっています。本当に素敵な音でした。また走行中エンジン音が高鳴っても、タイヤノイズが入ってきても、オーディオの音が一定に聴こえるよう自動的に補正されます。これが標準というだけでもかなりポイントが高いです。
BOSEの方に教えてもらったのですが、最終的な音色のセッティングには自動車メーカーの好みがどうしても出てくるそうです。それで、この車はアメリカ的なドンシャリ志向。とはいえBOSEのプロが聴き分けて「あえて言えば」というレベルですから、我々にはまずその差はわかりません。
スタイル、ゴージャスなインテリア、標準装備のナビとBOSE。これだけで十分魅力的な一台ではないでしょうか。
さらにこの日はサーブ9-3エアロにも乗りました。2008年モデルでの大きな変更点は大きくなったグリル回りなど、エクステリアです。70%以上のボディパネルやパーツが新しいものになったそうです。上級モデルである9-5に近い顔つきになりました。
インテリアは2007年モデルで変更済み。カップホルダーは軸の部分を押すとスルッと出てきます。リアシートの真ん中、座面からも出てきます。送風口の調節軸一つとっても凝っていて、使いやすいものです。
乗り心地は、市街地では段差などをいなす感じで、上記のキャデラックCTSより好印象。低圧ターボなので過不足なく発進・加速します。ただし高速道路ではバタつく感じがしました。
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