実用的なアシとして、総額50万円以下で選び放題のワゴンRはやはり偉大なり!
2017/02/25
▲ベーシックながら多くのユーザーの支持を受け続けている名車、スズキ ワゴンR日本の軽自動車の新たなるスタンダードを築いた名車
最近の軽自動車といえば、限られたサイズの中で最大限の室内空間を実現するため、背の高い車種が人気の中心となっているのはご存じのとおり。この、室内空間を確保するために背の高いスタイルを取り入れるというのを一般的にしたのが1993年に登場した初代ワゴンRです。なお、1990年に三菱 ミニカトッポが登場していますが、そちらは2ドア+リアゲートで、どちらかというと軽セダンをベースにしたフルゴネットバン的な車でありました。
ワゴンRはフロアパンこそアルト系のものを使用していましたが、フロアを二重構造にして着座位置を高めにしたり(結果的に遮音にも効果があった)、ダブルフォールディング式のリアシートでフラットな荷室を実現したりと、運転のしやすさに加えてスペースユーティリティにも優れたモデルであり、既存のコンポーネントを流用したことで実現した比較的安価な価格とも相まって、爆発的なヒット作となりました。
それほど爆発的に売れたワゴンRですから、中古車市場でもタマ数は豊富。総額50万以内の予算でも4代目モデル(2008~2012年)をチョイスすることが余裕で可能なのです。ということで、今回はそんなワゴンRの歴史を振り返りつつ、どんな中古車が狙えるかを見ていきましょう!
初代モデル(1993年~1998年)
シンプルなグレード構成からワイドバリエーションへ
▲アメリカのミニバンを手本にした初代ワゴンRデビュー当初は3つのグレード、1つのエンジン、2つのミッション、1つのボディタイプと至極シンプルな構成だった初代ワゴンRでしたが、販売台数が伸びるにつれて、ターボモデルや新型エンジンの追加、4速ATやコラムシフトの採用、5ドアボディの設定とどんどんバリエーションが拡大されました。また、大型サンルーフを装備した「ロフト」グレードも登場。初代では唯一のサンルーフ装着仕様車でした。
そんな初代モデルは、最終型でも登場から約20年が経過していることから中古車市場では大幅に減少。記事執筆時点で50台ほどとなっています。さすがに年式も古くなってきており、普段のアシとしてオススメしづらいモデルとなってきていますが、逆にノーマルでキレイな個体には今後プレミア価格が付く可能性も考えられます。軽自動車の歴史を変えた1台として再評価される日も近いかもしれません!?
2代目モデル(1998年~2003年)
軽自動車の新規格に対応した2代目モデル
▲2代目のジンクスを破り100万台以上の販売台数を記録した初代が爆発的なヒットを記録したことで、大きく外観を変更することなくキープコンセプトで登場した2代目モデルですが、ボディサイズが新規格に対応するため拡大されたのが最大のトピック。先代に引き続き1+2ドアのボディも用意されていましたが、5ドアボディが主力となりモデルライフ途中で廃止されています。 2代目で人気となったのは、スポーティモデルと位置付けられエアロパーツなどを装着した「RR」グレード。やわらかい印象のワゴンRが一変、キリッとした印象のルックスは若いユーザーに支持されていました。
100万台以上が販売された2代目ワゴンRですが、中古車の台数は減少傾向。とはいえ、初代の20倍近い1000台近くの台数が流通しています。その中で50万円以下で狙えるオススメモデルはK6A型DOHCターボエンジンを搭載したRRグレード。現行アルトワークスを凌ぐ最大トルクを誇るエンジンを搭載したRRであれば、遅さを感じることはないでしょう。また、ターボエンジンにMTを組み合わせる設定があるのも2代目が最後。アシ車でもMTで走りを楽しみたいというユーザーにもオススメしたいところです。
3代目モデル(2003年~2008年)
新たなシリーズ「スティングレー」が登場した3代目モデル
▲見た目以上にサスペンションの進化が見られた3代目先代の丸みを帯びたデザインから、再び直線基調のデザインへと戻された3代目は、プラットフォームこそ先代と共通となるものの、新たにサスペンションフレームを追加し、操舵性の向上や静粛性のアップが図られています。またスポーツグレードのRRには軽乗用車初の直噴ターボエンジンを搭載した「RR-DI」グレードが設定されました。そして2007年には「クールフェイス ワゴンR」をテーマにした「スティングレー」が登場。横長のヘッドライトを採用し、従来のワゴンRのイメージとは大きく異なるイメージを持ち合わせています。
3代目ともなるとかなり装備も近代的になり、オーディオスペースもインパネ上部に移動されてナビゲーションの装着を考慮したデザインになっています。そのため、使い勝手が大幅に向上し、普段使いにも大きな不満は出なそうです。しかし、さすがにスティングレーは標準モデルに比べ高値安定。総額50万円だと過走行モデルが中心になってしまいます。そこでオススメしたいのが、標準グレードのリミテッド系グレード。エアロパーツやアルミホイール、大型メッキグリルなどを装着しながら値段を抑えたお買い得仕様で、新車価格が手ごろだったため、相対的に中古車価格も手ごろとなっています。
4代目モデル(2008年~2012年)
スーパーハイトワゴンに対抗するため、プラットフォームを一新した4代目
▲スーパーハイトワゴンがライバルの4代目は燃費性能も向上ワゴンRが切り開いた「縦方向にスペースを取り室内空間を拡大する」という手法をさらに拡大したスーパーハイトワゴンというジャンルが市場を席巻し始めた2008年に登場した4代目ワゴンRは、ホイールベースを拡大し、快適な室内空間を実現。グレードも大幅に整理され、標準グレードとスティングレーの2本立てとしています。また、CVTを採用するグレードを拡大し、燃費性能の向上も図られています。先代で好評を得たリミテッドは標準グレードへと昇格。引き続き人気グレードとなりました。
さすがに高年式の4代目で総額50万円以下となると、修復歴ありや過走行車両が中心となります。その中でもベーシックなFAや、FX、FXリミテッドでは走行距離が6万キロ前後のタマがチラホラ。FXリミテッドだとエアロパーツやアルミホイール、キーレスプッシュスタートシステムが標準装備となるため、日常のアシとしては抜群ですが、なかなか条件に合致する車両が少ないのが難点。下取り車などであれば50万円以下で乗り出せるものもあるので、根気よく探すしかありません。
アシにオススメなのは3代目のリミテッド系
ということで、今回は普段のアシに最適な歴代ワゴンRをご紹介してきましたが、台数が多すぎてどんな車種を狙えばいいのか分からない! という方には3代目のリミテッド系をオススメしたいところ。総額50万円内でターボ付きのFT-Sリミテッドを狙うことができますし、ターボなしのリミテッドであれば走行距離3万キロ台の走行少なめ車両も射程範囲となります。グレードが決まってしまえば台数が多いことは逆にメリットになりますので、好きなボディカラーやナビの有無、距離を優先するのか、価格を優先するのかなど、自分のニーズに合った車をチョイスすることができますよね!
そのうえで注意したいのが、その車両が定期的なメンテナンスを受けてきたかどうかという部分。車に無頓着なユーザーが乗ることも多い軽自動車ですので、距離が少なくてもノーメンテだった……なんて個体だと後々費用がかさんでしまいます。そのため、記録簿などがある車両を狙いたいところですね。
▼検索条件
スズキ ワゴンR 車両価格40万円以下 総額表示あり日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
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