【名車への道】’65 アルファ ロメオ ジュリア スプリント GTA
2024/07/03

これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍たちの登場背景や歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
素材から磨かれた“勝つためのテクノロジー”
——今回はすでに名車として有名な車を紹介したいんですよ。よく、中古車との出会いは一期一会なんて言いますけど、この企画で取り上げるモデルもそうだと思うんですよね。
——松本さんもよくご存じのモデルだと思います。イタリア車です。松本さんから所有していたとは聞いたことがありませんが、乗ったことは絶対にあると思うんですよね。年代的には、松本さんが生まれた頃じゃないかなあ。なかなかお目にかかれるモデルじゃないですよ。
——さすが鋭いですね(笑) 。アルファ ロメオです。1965年式の“ジュリア スプリント GTA”です!
——この企画でもお世話になっているBINGO SPORTSさんが、素晴らしいコンディションの個体をお持ちでしたので。


——これは有名な話だと思うんですけど、ボディはアルミ製なんですよね?
——なるほど。それで、どこにアルミを使っているんですか? 車体のすべてとか?
——相変わらずマニアックですねえ……。それで、GTAのどの部分がアルミ合金なんですか?
——なるほど。難しいですね……。

——これ、エンジンも違うんですよね?
——やっぱりGTAは特別なモデルなんですね。
アルファ ロメオ ジュリア スプリント GTA
ベルトーネに在籍していたジウジアーロがデザインを手掛けた、2ドア4シータークーペのジュリア スプリントをベースとした高性能モデル。ボディパネルなどにアルミを採用、遮音材を簡素化することで大幅な軽量化が図られている。圧縮比アップやキャブレターの大径化など様々な改良を受けたエンジンを搭載。レーシング仕様のコルサを含め、生産台数は500台程度となる。


※カーセンサーEDGE 2024年8月号(2024年6月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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