ミニバンが苦手な方も納得のゴルフトゥーランTSIが200万円以下!?

ミニバンを避けたい人も思わずうなずく硬派なドイツ製ミニバン

梅雨まっただ中のエリアも多いですが、この梅雨さえ開ければ、遠くまでお出かけや買い物に出かけたい季節の到来です。そういった季節に便利なのが「ミニバン」ですが、世の中には体質的（？）に国産ミニバンを受け入れがたい人もいるはずです。そんな人に今ぜひオススメしたいのがフォルクスワーゲン ゴルフトゥーランです。

ゴルフトゥーランは4代目のフォルクスワーゲン ゴルフをベースに作られた3列シート・7人乗りのミニバンで、いかにもドイツ車らしいしっかりとした走りが魅力の1台です。特に2007年3月以降の、エンジンがTSI（ダウンサイジング直噴ツインチャージャー）になってからの世代は走りにも燃費性能にも磨きがかかり、「ミニバンはちょっと……」というような硬派（？）な車好きの人をも納得させる実力の持ち主になっています。

そんなTSI化されたゴルフ トゥーランが今、結構な勢いで安くなってきています。具体的には総額200万円以下でカーセンサーアフター保証対象車を狙うことができます。

▲「ファミリーユース」感があまりないデザインですので、いわゆる普通のミニバンがあまり好きじゃない方でもこれなら受け入れやすいはず。そして走りもミニバン離れした一級品です

シュッとした後期フェイスもついに200万円切り！

カーセンサーnetを見てみると、2008年式の中古車平均車両価格が直近3ヵ月で約124万円から約102万円へと下落するなど、非常に狙いやすい状況になっています。もう1年新しい09年式は平均約105万円、10年式で約137万円というのがここ最近のゴルフ トゥーランの相場動向。当時の新車時価格がおおむね280万円～340万円だった車ですから、このプライスは魅力的といえるでしょう。

しかし問題は、というか問題と感じるかもしれないポイントは、2007年3月にTSI化されてから2010年12月までのゴルフトゥーランはのフロントマスクは、人によっては「微妙……」と感じるかもしれないことです。

▲2007年3月から10年12月までのフロントマスクはこんな感じ。より正確にいうと2010年1月からはメッキ部分がなくなりましたが、基本的な造形は同一です

デザインの好みは人それぞれですので一概には何も言えませんが、異型ヘッドライトと非常に目立つメッキ部分が、もしかしたら好きじゃないという人もいるかもしれません。でも、ご安心ください。2011年1月以降の、たぶんですが多くの人が「このフロントマスクはシュッとしてて好ましい！」と感じるだろう年式も、最近グッと安くなってきたんです。

▲2011年1月からは6代目ゴルフのフロントマスクとトーンを合わせたこのデザインに変更。写真は2012年10月以降の、ヘッドライト周辺がLEDのキラキラタイプになってからのものです

中期、後期それぞれ魅力あり！

前述の年式よりはさすがに高めになりますが、それでも2011～2012年式の平均車両価格が約197万円で200万円切り。TSIハイラインの装備が充実した2013年1月～2013年4月のモデルは平均車両価格が約227万円と、ちょっとお高い印象を受けますが、「後期フェイスで200万円切り！」という2011～2012年式は、非常に魅力的なのではないかと思う次第です。もちろん、2007年3月から2010年12月までの中期フェイスが全然気にならないというのであれば、それはそれでかなりオトクでしょう。

いずれにせよ、2012年式以前はここ最近グッと安くなってきたTSI系ゴルフトゥーランは「国産ミニバンは好みじゃないけど、ミニバン自体は買いたいと思っている」という人にとっては最適な選択のひとつです。「サードシートの収納のしやすさ」的な部分は日本製ミニバンのほうが一枚上手ですが、速度無制限区間もあるアウトバーンの国で生まれ育ったミニバンの走りは、やはり別格といえます。

本格派のミニバンを手頃な価格で手に入れ、そして夏のレジャーに役立てたいと考えている人は、ぜひゴルフトゥーランにご注目ください。

▲ハッチバックのゴルフとほぼ同一のデザインとなるインパネ回り。作りと素材の良さが光ります

▲ゴルフトゥーランの車内全景。3列目シートは人を載せるも良し、畳んで荷物を積むも良しです