高さ制限でスライドドアの軽を諦める前に2代目三菱 eKワゴンを見ていってください!
2020/08/24
▲立体駐車場に入るサイズでスライドドアを採用した珍しい軽自動車。スライドドアは助手席側のみですが、便利に使えます!全高1550mmの軽スライドドアモデル、あります!
子育て世代はもちろん、年配のご家族がいる方や大勢で出かける機会が多い人なども便利に使えるスライドドア車。
ドアをガバッと開ければ、チャイルドシートに子供を乗せたり大きな荷物を積んだりするのが楽にできます。しかも、ドアの振り出し幅が10cm程度なので、サービスエリアやショッピングセンターの駐車場などでも、隣の車にドアをぶつける心配がありません。
ただ、乗降性の良さと居住性の高さを追求したスライドドア車は、全高を高くしたモデルがほとんど。マンションや街中にある全高1550mmという制限がある機械式駐車場には止められません。そのため、スライドドア車の購入を諦めている人も多いでしょう。
しかし、高さ制限のある機械式立体駐車場に止めることができるスライドドア車があります。それが2代目の三菱 eKワゴンです。
スライドドア車とヒンジドア車を用意した2代目eKワゴン
▲こちらが今回紹介するeKワゴン。ちなみにリアのライトは軽初となるLED タイプが採用されましたeKワゴンがどんな車かを紹介する前に、当時の軽自動車事情を振り返っておきましょう。
1993年に初代スズキ ワゴンRが登場して以降、軽自動車はトールワゴンと呼ばれる背の高いモデルが主流になりました。初代ワゴンRの全高は2WDで1640mm。一般的にトールワゴン(ハイトワゴン)は、全高が1700mm以下のモデルを指します。
広くて便利だけれど、高さ的に立体駐車場に入らないので、駐車場に制限がある人はスズキ アルトやダイハツ ミラなど、全高が1500mm以下の軽セダンと呼ばれるタイプを選んでいました。
三菱は軽セダンより背が高いけれど、全高を1550mmに抑えて立体駐車場に入るeKワゴンを2001年に発売。このジャンルは、ワゴンRなどのトールワゴンに対し、セミトールワゴンと呼ばれることもありました
初代eKワゴンは、一般的なヒンジ式のリアドアを採用。ところが、今回紹介する2代目eKワゴンは画期的なシステムを採用。MSとGSというグレードで運転席後ろをヒンジ式ドア、助手席後ろをスライドドアという、左右非対称構成にしたのです。
▲運転席側がヒンジ式、助手席側がスライドドアになりますこのスライドドアは、ドアを閉めたときにスライドレールが見えないインナーレールタイプになっています。これにより、デザイン的にすっきりすると同時に、530mmという開口幅をとることが可能に。
スライドドアは、開口部の高さがあった方が乗り降りしやすくなりますが、幅を広げることで1550mmの全高でも使いやすさを高めることに成功しました。
しかも、このスライドドアは電動タイプなので利便性も抜群! スライドドア開口部には、小さな子供やお年寄りでも乗り降りしやすいように、大型の乗降グリップが取り付けられています。

▲スライドドア開口部。電動スライドドアは運転席からも操作できます
▲インパネは初代同様センターメーターを採用。室内は後部座席も十分な広さが確保されていますほとんどの中古車が総額50万円以下で買えます!
▲2代目eKワゴンの前期型助手席側スライドドアが採用されたeKワゴンは、ベースとなったM、Gよりも5万2500円高かったこともあり、新車はヒンジ式ドアを採用したグレードの方が多く売れました。
また、スライドドアの利便性から、オーナーがなかなか手放さなかったこともあったのでしょう。発売後しばらくは、スライドドア採用グレードのMS、GSを中古車で探すのはかなり難しい状態が続きました。
しかし、現在では754台流通している中古車のうち、200台がスライドドア搭載グレードになります。
価格は高いものでも車両本体価格が60万円。ほとんどの中古車は、総額50万円以内で買うことができるようになりました。総額30万円以下で買える中古車も100台近くあります。
装備などを見てみると、ベーシックグレードのMをベースにしたMSは、リアワイパーやABSがオプション設定に。上級グレードのGSは、これらが標準装備になる他は大きな装備の差はありません。
ただ、安全性を考えるとABSはぜひとも欲しいところ。その意味ではGSに的を絞って探すか、MSを探すときも買う際にABSが付いているかをしっかり確認してください。
2008年8月のマイナーチェンジでは、スライドドア車のシートを撥水仕様に変更。併せて、子育て中のママが子供と気楽に出かけられるような、装備を充実させた特別仕様車のマーブルエディションを発売しました。ただ、スライドドア搭載車でマーブルエディションの中古車は流通していませんでした。
後期型は、グリルが大型のメッキタイプに変更。eKワゴンはデビューから時間が経っていることもあり、前期型と後期型で相場に大きな価格差はありません。両方を見て、好きなデザインの方を選ぶといいでしょう。
▲後期型eKワゴン。フロントグリルがメッキタイプに街中での買い物や送り迎えに使われていたものが多いeKワゴンの中古車は、年式を考えると、走行距離が少なめなものが多いのも特徴です。最も多いのは5万から7万kmで、走行5万km以下で修復歴がない中古車も50台近く流通しています。
駐車場の制限でスライドドア車を諦めていたあなた。ぜひお手頃価格で買えるeKワゴンを検討してみてはいかがでしょうか。
▼検索条件
三菱 eKワゴン(2代目・スライドドア車)×全国

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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