【保存版】M・べンツのSUV 新旧全モデル相関図! 特徴&中古車相場もサクッと解説【2022年最新】
カテゴリー: 特選車
タグ: メルセデス・ベンツ / クルマを選び始めた人向け / 高級 / Gクラス / Mクラス / GLクラス / GLKクラス / RKC / GLAクラス / GLE / GLCクーペ / GLB / GLS / Eクラスオールテレイン / GLC / GLEクーペ / 田端邦彦
2022/02/24
▲コンパクトから本格四駆まで、多彩なSUVラインナップをもつメルセデス・ベンツ輸入メーカー随一のSUVラインナップ
もともとNATOに制式採用された軍用車両に起源をもつGクラスに始まり、今ではコンパクトクラスからラグジュアリー、クーペスタイルまで幅広いSUVラインナップを揃えるに至ったメルセデス・ベンツ。
この記事では過去モデルも含めたメルセデス・ベンツSUV全12車種の系統やボディサイズ、現在の中古車価格などの情報を簡略にまとめてみた。
メルセデス・ベンツのSUVを検討されている人は、ぜひ購入の参考にしていただきたい。
▲メルセデス・ベンツのSUVの相関図目次
- 1. Gクラス(初代)の特徴と中古車相場
- 2. Gクラス(現行型)の特徴と中古車相場
- 3. GLクラス(初代)の特徴と中古車相場
- 4. GLクラス(2代目)の特徴と中古車相場
- 5. GLS(初代)の特徴と中古車相場
- 6. GLS(現行型)の特徴と中古車相場
- 7. Mクラス(初代)の特徴と中古車相場
- 8. Mクラス(2代目)の特徴と中古車相場
- 9. Mクラス(3代目)の特徴と中古車相場
- 10. GLE(初代)の特徴と中古車相場
- 11. GLE(現行型)の特徴と中古車相場
- 12. GLEクーペ(初代)の特徴と中古車相場
- 13. GLEクーペ(現行型)の特徴と中古車相場
- 14. Eクラスオールテレイン(現行型)の特徴と中古車相場
- 15. GLKクラス(初代)の特徴と中古車相場
- 16. GLC(現行型)の特徴と中古車相場
- 17. GLCクーペ(現行型)の特徴と中古車相場
- 18. GLB(現行型)の特徴と中古車相場
- 19. GLAクラス(初代)の特徴と中古車相場
- 20. GLAクラス(現行型)の特徴と中古車相場
Gクラス(初代)
■Gクラス(初代)DATA
・生産期間::1990年1月~2018年5月
・ボディサイズ:全長4480~4763mm(ロング)・4030~4040mm(ショート)mm × 全幅1800~1860mm × 全高1950~1970mm
・中古車平均価格:824.4万円
・中古車流通台数:286台
▲初代Gクラスは軍用車を起源とする生粋のオフローダーだ■Gクラス(初代)とは
1979年に登場したNATO軍の軍用車両を民生版にアレンジしたW460にルーツをもち、悪路走行性能に特化したメルセデス・ベンツきっての本格四駆。
強固なラダーフレーム構造、前後コイル・リジッド式サスペンションなどの伝統的な構造を守りながら、1989年にフルタイム4WD機構など街乗りに適したメカニズム、オーバーフェンダーなど現代的な意匠が取り入れられたW463型へと進化。
1997年にはG320が登場し、「Gクラス」の名称となった。ロングモデルとショートモデル、一時期はオープントップのカブリオも販売された。
その後、エンジン排気量拡大などのマイナーチェンジを繰り返しながら、2018年5月まで生産された。
■Gクラス(初代)の中古車相場
2018年6月に2代目とバトンタッチした現在でも中古車市場では根強い人気を誇る。特に2016年以降の比較的高年式・良コンディションな物件では900万円以上のプライスタグとなるものがほとんどだ。
一方で、2000年以前の物件では支払総額200万円未満のものもある。
流通量はそこそこあるが、年式が幅広く、コンディションはまちまち。本格四駆ゆえに構造も独特で、メインテナンスにも相応の費用がかかることは覚悟しておきたい。
多様な年式、モデルが存在するが、個人的なオススメは2013年に追加された環境配慮型ディーゼルのG350 ブルーテックと、その後のG350d。トルクフルなディーゼルエンジンはGクラスの重い車両重量をものともしない。支払総額750万円から狙える。
▲後期型では洗練された内装となったが、それでも直線基調のデザインに本格四駆の出自がよく表れている▼検索条件
メルセデス・ベンツ Gクラス(初代) × 全国Gクラス(現行型)
■Gクラス(現行型)DATA
・生産期間::2018年6月~
・ボディサイズ:全長4660mm × 全幅1930mm × 全高1975mm
・中古車平均価格:1810.7万円
・中古車流通台数:142台
▲初代から四角いフォルムを継承しながら、現代的なSUVへと生まれ変わった現行型のGクラス■Gクラス(現行型)とは
型式上は初代と同じW463型となっているが、プラットフォームのほとんどに手が加えられ、デザインもリニューアルされたモデル。実質的なフルモデルチェンジと考えて差し支えない。
フロントサスペンションは独立懸架式のダブルウィッシュボーン式となり、トランスミッションも7速→9速化。ボディサイズも全高を除いて初代より大きくなり、車内空間も大幅に広くなった。
「レーダーセーフティパッケージ」などの安全装備、トラクションデバイスなどの先進的な装備も積極的に搭載されている。
ラインナップは4L V8ツインターボ付きガソリンエンジンの「G550」と、3L 直6ディーゼルエンジンの「G350d」、その改良型である「G400d」の3種類。
■Gクラス(現行型)の中古車相場
新車販売価格は1170万~1705万円だが、中古車市場での平均価格はそれを上回っている。
多数のオプション品が装着された物件が多いこと、新車納車待ち期間の長さから中古車需要が高いこと……などが主な理由だろう。
2代目登場から3年半ほど経過したが、流通量は比較的多めで、価格帯も支払総額1500万~2500万円と幅広い。
オススメはディーゼル・右ハンドルの「G350d」。装備的に上位モデルの「G350d」とほとんど変わらず、お買い得感が高い。
なお、2代目デビュー後の2018年6月以降もしばらくの期間、初代Gクラスが新車販売されていた。年式だけで検索すると、初代と2代目が混在する点に注意されたい。
▲本格四駆としての機能性を重視しながら、未来的なイメージのデザインに刷新されたインテリア▼検索条件
メルセデス・ベンツ Gクラス(現行型) × 全国GLクラス(初代)
■GLクラス(初代)DATA
・生産期間::2006年10月~2013年3月
・ボディサイズ:全長5110mm × 全幅1955mm × 全高1840mm
・中古車平均価格:201.8万円
・中古車流通台数:11台
▲GLクラスは悪路走破性よりもラグジュアリー性とパッケージ重視で開発された■GLクラス(初代)とは
メルセデス・ベンツが主に北米市場を狙って開発したフルサイズ・ラグジュアリーSUV。
Gクラスを超える巨大なボディサイズ、余裕にあふれた3列シートの車内空間&カーゴスペース、おうようとした乗り味が魅力だ。
生産はアメリカ・アラバマ工場で行われた。日本に導入されたのは5.5L V8ガソリンエンジン・左ハンドル仕様のみ。
■GLクラス(初代)の中古車相場
最終生産年が10年近く前であることもあって、中古車市場に流通している台数はわずか。価格も200万円前後が相場となっている。
設計やデザインには若干古めかしさを感じるが、新車当時は1200万円を超えていた車を、この価格帯で手に入れられるのは魅力。
ボディサイズこそ大きいが、Gクラスと違ってオンロードでも乗りやすく、ファミリーカーとしても十分に通用する。
オススメはフロントまわりのデザインが変更され、内装も高級化、パワーステアリングなども改良された2010年3月のマイナーチェンジ以降のモデル。ただし、物件は前期に集中しており、流通台数は少ない。
▲初代GLクラスのインテリアには、アメリカン・フルサイズSUVのようなおおらかさが感じられる▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLクラス(初代) × 全国GLクラス(2代目)
■GLクラス(2代目)DATA
・生産期間::2013年4月~2016年4月
・ボディサイズ:全長5120mm × 全幅1934mm × 全高1850mm
・中古車平均価格:446.8万円
・中古車流通台数:48台
▲ボディサイズは初代から、さらに巨大化。走行安定性なども大幅に改善された2代目■GLクラス(2代目)とは
3列シートのラグジュアリーなSUVという初代のコンセプトを受け継ぎながら、進化した2代目。
「GL550」のパワーユニットは4.7L V8ガソリンエンジン+7速AT「7G-TRONIC PLUS」となり、乗り味は初代から大幅に洗練されている。
2015年1月のマイナーチェンジでは3L V6ディーゼルターボ・エンジンを搭載する「GL350 ブルーテック」が追加された。
■GLクラス(2代目)の中古車相場
生産期間が3年と短かったこともあって中古車市場での流通台数は少ないものの、相場は450万円前後とお買い得になっている。
後期に近いモデルで走行距離の少ない物件なら、まだまだ長く乗ることができるだろう。
オススメは燃費性能に優れた「GL350 ブルーテック」。豪華なインテリアとなる「レザーエクスクルーシブパッケージ」でも440万円前後から手に入る。
なお、2代目GLクラスで右ハンドルだったのはディーゼルの「GL350」のみだった。
▲2代目ではインテリアのラグジュアリー度もアップ。メルセデス・ベンツのフラッグシップSUVにふさわしいものとなった▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLクラス(2代目) × 全国GLS(初代)
■GLS(初代)DATA
・生産期間::2016年4月~2020年2月
・ボディサイズ:全長5130mm × 全幅1934mm × 全高1850mm
・中古車平均価格:699.1万円
・中古車流通台数:32台
▲2代目GLクラスと基本設計が同じとは思えないほど、大胆にイメージチェンジしたGLS■GLS(初代)とは
GLクラスが2016年4月にマイナーチェンジしたことを機に、「GLS」へと名称変更。
基本設計はGLクラス時代と変わっておらず、ラインナップも同じだが、4.7L V8ガソリンエンジンをリファインし、ATも7速から9速へと多段化。
路面状況や走行状況に応じてばね定数、減衰力、車高を自動的に調整するADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)付き電子制御式エアサスペンショなどの先進装備も採用された。
■GLS(初代)の中古車相場
生産期間が4年弱だったこともあり、2代目GLクラス同様に中古車市場での流通台数は少ない。
中古車平均価格は700万円弱だが、年式による差が大きく、2018年以降のモデルでは800万円台が相場となる。
オススメは「350 d 4マチック スポーツ」で、支払総額は650万~870万円が目安。
よりリーズナブルに手に入れたい人は、MC前モデルとなるGLクラスから検討しよう。
▲2020年まで生産されていたモデルだけあり、インテリアの上質さや装備内容は文句なし▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLS(初代) × 全国GLS(現行型)
■GLS(現行型)DATA
・生産期間:: 2020年3月~
・ボディサイズ:全長5210~5220mm × 全幅1955~2030mm × 全高1825mm
・中古車平均価格:1367.6万円
・中古車流通台数:28台
▲フルサイズ級のボディサイズだが、外装はシンプルですっきりしたデザイン■GLS(現行型)とは
初代GLSよりも、さらにボディサイズを拡大。特にホイールベースを伸ばし、2列目シートの居住性が向上した。
デザインも一新され、よりスクエアかつおおらかな面構成に。
エンジンラインナップは3L直6クリーンディーゼル(GLS400d)と、4L V8ガソリン(GLS580スポーツ)の2種類となり、前者は右ハンドル、後者には左ハンドルとなっている。
「GLS580スポーツ」には、48V電気システムを動力に使用したアクティブサスペンション「E‐ACTIVE BODY CONTROL」も採用された。
■GLSクラス(現行型)の中古車相場
日本導入からまだ2年しかたっておらず、中古車市場での流通台数は少ない。
流通量はガソリンとディーゼルが半々というところだ。
中古車平均価格は1300万円を超えているが、それでも新車よりずっとリーズナブル。
最高峰のラグジュアリー性能を手に入れたいなら、「GLS580スポーツ」がオススメだ。価格帯は1483.3万~1736.4万円。
▲メーターとインフォメーションがディスプレイに集約され、シンプルかつエレガントな内装となった▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLS(現行型) × 全国Mクラス(初代)
■Mクラス(初代)DATA
・生産期間::1998年8月~2005年9月
・ボディサイズ:全長4600mm × 全幅1835mm × 全高1820mm
・中古車平均価格:68.1万円
・中古車流通台数:12台
▲クロスオーバーSUVの先駆者とも言える初代Mクラス■Mクラス(初代)とは
メルセデス・ベンツが初めて開発したクロスオーバー・タイプのSUV。
当初、北米工場で製造された(後に欧州工場でも製造)ことによる低品質を酷評されたこともあったが、ミニバン並みに広く、使い勝手の良い車内空間とラダーフレーム構造、副変速機など本格的なオフロード走行用の構造を兼ね備えた希有なモデルだった。
デビュー当初から存在した3.2L V6ガソリンの「ML320」に加え、マイナーチェンジで2.7Lコモンレール式直5ディーゼルの「ML270 CDI」、4.3L V8ガソリンの「ML430」、3.7L V6ガソリンの「ML350」が追加された。
■Mクラス(初代)の中古車相場
生産終了から17年経過しており、中古車市場に存在する初代Mクラスはごくわずか。
そのほとんどは100万円以下の物件となるが、中には走行距離5万km以下の良コンディション車も存在する。
初代Mクラスは後期になるほど製造品質が改善されていったので、できるだけ最終生産年に近いモデルを選ぶと良いだろう。
▲ダッシュボードにビルトインされたカップホルダーなどは当時、斬新なアイデアだった▼検索条件
メルセデス・ベンツ Mクラス(初代) × 全国Mクラス(2代目)
■Mクラス(2代目)DATA
・生産期間::2005年10月~2012年5月
・ボディサイズ:全長4790mm × 全幅1910mm × 全高1815mm
・中古車平均価格:132.8万円
・中古車流通台数:28台
▲初代のイメージから一転、洗練された外観となった2代目Mクラス■Mクラス(2代目)とは
モノコック構造のボディとなり、全長、全幅、ホイールベースとも大幅にスケールアップ。
2代目はデザインも洗練され、メルセデス・ベンツにふさわしい風格となった。
フロアから生えるATシフトレバーに代わり、ステアリングコラム右に電子セレクターレバーが配置されるなど、独創的な機構も採用されている。
ラインナップは3.5L V8ガソリンの「ML350」、5 L V8ガソリンの「ML500」でスタートし、2007年に5.5 L V8ガソリンの「ML550」を「ML500」と置き換えられた。
2010年には3L V6ディーゼルの「ML350 ブルーテック」も追加された。
■Mクラス(2代目)の中古車相場
生産終了から10年以上経過しており、中古車市場に存在する2代目Mクラスはわずかだが、走行距離7万km未満の物件が比較的多い。
価格帯のボリュームゾーンは2008年以前のモデルが100万円台、それ以降のモデルが160万~180万円台と2分されている。
オススメは流通量が比較的多いML350。
▲2代目ではインテリアも上質な雰囲気となった▼検索条件
メルセデス・ベンツ Mクラス(2代目) × 全国Mクラス(3代目)
■Mクラス(3代目)DATA
・生産期間::2012年6月~2015年10月
・ボディサイズ:全長4845mm × 全幅1950mm × 全高1795mm
・中古車平均価格:305.6万円
・中古車流通台数:59台
▲メルセデス・ベンツのSUVラインナップが充実していく中で、より高級路線にシフトしていった3代目■Mクラス(3代目)とは
MクラスからGLEへと名称変更されるまでの3年4ヵ月しか存在しなかったモデル。
ボディサイズは従来型よりも全長で55mm、全幅で40mm、さらに大きくなった。
パワーユニットのラインナップは従来型から引き継いだ3.5L V6ガソリンの改良版と、3L V6ディーゼルの2種類に絞られている。
■Mクラス(3代目)の中古車相場
生産期間:を通して、どの年式も満遍なく分布している状況。
3代目デビュー直後の年式なら価格帯のボリュームゾーンは240万~270円台であり、リーズナブルだ。
安全性能を重視するなら、「レーダーセーフティパッケージ」などが標準装備化された2013年9月以降のモデルがオススメ。
▲Mクラスも3代目になると内装はエレガント。後のGLEクラスとクオリティは変わらない▼検索条件
メルセデス・ベンツ Mクラス(3代目) × 全国GLE(初代)
■GLE(初代)DATA
・生産期間::2015年10月~2019年5月
・ボディサイズ:全長4815mm × 全幅1950mm × 全高1795mm
・中古車平均価格:521万円
・中古車流通台数:49台
▲SUVの車種名は“G”から始まるというメルセデス・ベンツのルールにのっとって名称変更された■GLE(初代)とは
Mクラスのマイナーチェンジを機に、GLEと名称変更。基本設計はMクラス時代と変わらない。
ATは9速に多段化され、パワーユニットのラインナップが3L V6ディーゼルのみに絞られた。
全車標準の「レーダーセーフティパッケージ」に安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」が追加されるなど安全性能も強化された。
■GLE(初代)の中古車相場
中古車平均価格は500万円台となっているが、2015~2016年式で走行距離多めの物件には300万円台のものもあり、価格帯は幅広い。
クーペモデルの追加以外、大規模なマイナーチェンジは行われなかったため、どの年式を選んでも大きな差はない。
エンジンもディーゼルのみなので、購入予算と走行距離、コンディションを見比べて選べばOKだろう。
▲よりスマートな印象となったGLEクラスのインテリア。スイッチ類のレイアウトなどはMクラス時代と変わらない▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLE(初代) × 全国GLE(現行型)
■GLE(現行型)DATA
・生産期間::2019年6月~
・ボディサイズ:全長4930~4955mm × 全幅1950~2020mm × 全高1770~1795mm
・中古車平均価格:954.4万円
・中古車流通台数:82台
▲Mクラス、初代GLEクラス時代よりも上位に位置するSUVとして生まれ変わった2代目■GLE(現行型)とは
ボディサイズが大型化するとともに、Mクラス&GLE初の3列シート7人乗り仕様に。
エンジンも刷新され、3L直6ディーゼル(GLE400d)、3L直6ガソリン(GLE450)、2L 直4ディーゼル(GLE300d)という3種類のラインナップになった。
GLE450および2022年1月以降のGLE300dには、エネルギー回生と力強い加速い貢献するISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載。
また、全車標準の安全装備「レーダーセーフティパッケージ」も「アクティブブレーキアシスト(右折時対向車検知機能追加)」付きに進化している。
■GLE(現行型)の中古車相場
デビューから3年もたっておらず、中古車平均価格はまだ高めだが、流通量はまずまず。
2019年式で970万円台、2021年式では1050万円以上がボリュームゾーンとなっている。
最も流通量が多いのはGLE400dだが、ラインナップ中、唯一のガソリン車であるGLE450も力強さと経済性に優れたモデルでオススメだ。
▲センタートンネルのアシストグリップなどはオフロード四駆であることを主張する装備だ▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLE(現行型) × 全国GLEクーペ(初代)
■GLEクーペ(初代)DATA
・生産期間::2016年8月~2020年5月
・ボディサイズ:全長4891~4900mm × 全幅2003~2015mm × 全高1719~1731mm
・中古車平均価格:592.1万円
・中古車流通台数:53台
▲居住性などを重視しつつ、スタイリッシュなフォルムとしたGLEクーペ■GLEクーペ(初代)とは
初代GLEをベースに、ルーフからテールエンドに至るリアセクションを流線型としてクーペ化したモデル。
クーペスタイルながら後席やラゲージルームは実用十分なスペースが確保されている。
3L V6ディーゼルエンジン+9速ATのパワーユニット、「レーダーセーフティパッケージ」などの安全装備はGLEと共通だ。
■GLEクーペ(初代)の中古車相場
中古車市場での流通台数は多くないが、デビュー翌年の2017年式が最も多く、530万~590万円台が中心価格帯となっている。
バリエーションは少なく、大規模なマイナーチェンジも行われなかったので、購入予算と走行距離、コンディションを見比べて選べばOKだろう。
▲インテリアのデザインはGLEとほとんど変わらない▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLEクーペ(初代) × 全国GLEクーペ(現行型)
■GLEクーペ(現行型)DATA
・生産期間::2020年6月~
・ボディサイズ:全長4955mm × 全幅2020mm × 全高1715mm
・中古車平均価格:1190.6万円
・中古車流通台数:28台
▲GLEのフルモデルチェンジに伴って、クーペも2代目に。よりスポーツ感が増したフォルムとなった■GLEクーペ(現行型)とは
2代目GLEの登場から約1年遅れてクーペも2代目へとフルモデルチェンジ。
従来型から全長、全幅ともに拡大された一方、全高は下がり、よりワイド&ローなフォルムとなっている。
パワーユニットは3L直6ディーゼル(GLE400d)のみに絞られた。
■GLEクーペ(現行型)の中古車相場
デビューから間もないため、流通量はまだわずか。
ほとんどの物件が走行距離2万km未満で、新車に近いコンディションだ。
中古車市場ではこれからが本番、というところだろう。
新車を検討しているが納期などがネックとなっている人は、積極的に検討してみてほしい。
▲デジタルメーターやメタリック素材の加飾が採用され、先進的なイメージとなったインテリア▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLEクーペ(現行型) × 全国Eクラスオールテレイン(現行型)
■Eクラスオールテレイン(現行型)DATA
・生産期間::2017年9月~
・ボディサイズ:全長4950mm × 全幅1860mm × 全高1495mm
・中古車平均価格:517.3万円
・中古車流通台数:15台
▲かつて流行ったハイトワゴンのスタイルが現代に復活。ステーションワゴン・ベースであるがゆえ、荷室の使い勝手は抜群だ■Eクラスオールテレイン(現行型)とは
多彩なSUVラインナップをもつメルセデス・ベンツだが、意外なことにステーションワゴン・ベースの車高アップ版……いわゆるハイトワゴンは存在しなかった。
メルセデス・ベンツの歴史上、初めて登場したハイトワゴンがEクラス オールテレインだ。
ベースとなったEクラス ステーションワゴンよりも全高で30mm、最低地上高で25mm高く、オーバーフェンダー装着によって全幅も10mm拡大されている。
エンジンにはEクラス・ラインナップ中、唯一のディーゼルである2L 直4ブルーテックを採用。
■Eクラスオールテレイン(現行型)の中古車相場
流通量は多くないが、中古車平均価格は新車価格(861万~966万円)を大幅に下回る510万円台。
年式相応の走行距離で400万円前後の物件も見受けられる。
高級ハイトワゴンを狙っている人にとっては、大変お買い得な1台と言えるだろう。
▲数センチ座点が高いだけだが、運転席から見える景色はステーションワゴンと明らかに違う▼検索条件
メルセデス・ベンツ Eクラスオールテレイン(現行型) × 全国GLKクラス(初代)
■GLKクラス(初代)DATA
・生産期間::2008年10月~2016年2月
・ボディサイズ:全長4550mm × 全幅1840mm × 全高1670mm
・中古車平均価格:215.9万円
・中古車流通台数:45台
▲コンパクトなボディサイズながら、エンジンはパワフル&トルクフル、というギャップも魅力だった初代GLKクラス■GLKクラス(初代)とは
メルセデス・ベンツが初めて作ったコンパクトSUVで、スクエアなフォルムが特徴。
ボディサイズではBMW X1、VW ティグアンなどの輸入車、国産の日産 エクストレイルやスバル フォレスターなどとも競合する。
当初、3L V6ガソリンエンジンが設定されたが、2012年7月のマイナーチェンジで3.5L V6ガソリンに変更された。
左ハンドルのみの設定。
■GLKクラス(初代)の中古車相場
中古車平均価格は215.9万円となっているが、生産期間が比較的長かったこともあり、価格帯は幅広い。
オススメはフェイスリフトされ、エンジンが3.5L V6ガソリンとなった2012年7月以降の「GLK350」。
MC前に比べ、最高出力で75馬力もアップしていながら、燃費は改善されている。
▲初代GLKのインテリアはシンプル。取り回しの良さも魅力だ▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLKクラス(初代) × 全国GLC(現行型)
■GLC(現行型)DATA
・生産期間::2016年2月~
・ボディサイズ:全長4660mm × 全幅1890mm × 全高1645mm
・中古車平均価格:462.2万円
・中古車流通台数:239台
▲GLKに近いボディサイズだが、よりオンロード志向となっていたGLC■GLC(現行型)とは
GLKクラスの生産終了後に、そのクラスを引き継ぐモデルとして作られたが、設計やコンセプトは全く別。
CクラスのプラットフォームをベースとしてクロスオーバーSUV化したモデルに生まれ変わった。
当初、2L直4ガソリンターボ・エンジン、フルタイム4WDのみ(GLC250)のラインナップだったが、デビュー同年にプラグインハイブリッド仕様(GLC350e)を、その翌年にはFR仕様(GLC200)、2.1L直4クリーンディーゼル(GLC220d)を追加するなど、バリエーションを大幅に増やした。
■GLC(現行型)の中古車相場
ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドとバリエーションが豊富なため、価格帯も288万~838万円と実に幅広い。
現行型の輸入SUVとして中古車流通台数も豊富だ。
ガソリンターボ・エンジンとモーターが組み合わされるプラグインハイブリッドは魅力的だが、流通台数が少ない。
ランニングコストを重視するなら2.1L直4クリーンディーゼル(GLC220d)が妥当な選択となるだろう。
▲インテリアのデザインも乗用モデルに近いイメージだ▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLC(現行型) × 全国GLCクーペ(現行型)
■GLCクーペ(現行型)DATA
・生産期間::2017年2月~
・ボディサイズ:全長4735mm × 全幅1890~1930mm × 全高1590~1605mm
・中古車平均価格:572.3万円
・中古車流通台数:120台
▲クーペも加わり、GLCはよりエントリーしやすいモデルとなった■GLCクーペ(現行型)とは
GLCのルーフラインをなだらかな稜線としたクーペ仕様。全長、全幅はGLCよりも大きい。
2L直4ガソリンターボ・エンジン、フルタイム4WD(GLC250クーペスポーツ)の他、プラグインハイブリッド仕様(GLC350eクーペスポーツ)、FR仕様(GLC200クーペスポーツ)、2.1L直4クリーンディーゼル(GLC220dクーペスポーツ)など多彩なバリエーションが存在する。
■GLCクーペ(現行型)の中古車相場
新車価格でGLCクーペは通常のGLCよりも90万円以上高く、中古車市場での価格もそれを反映したものとなっている。
2019年10月にGLC、GLCクーペとも内外装のデザイン変更、安全装備の強化などが行われており、その年式を境に中古車市場での価格帯も上がっている。
こちらもGLC同様、ディーゼルの流通量が最も多く、選択肢が豊富だ。
▲真円が美しく並ぶインテリアのデザインは、GLCと共通▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLCクーペ(現行型) × 全国GLB(現行型)
■GLB(現行型)DATA
・生産期間::2020年6月~
・ボディサイズ:全長4650mm × 全幅1845mm × 全高1700mm
・中古車平均価格:709.5万円
・中古車流通台数:24台
▲コンパクトな車内に3列シート・レイアウトを実現したGLB■GLB(現行型)とは
スクエアなボディラインと3列シート7人乗りの車内が特徴のコンパクトSUV。
GLKクラスの後継はGLCとされているが、コンセプトとしてはGLBの方がより近いと言える。
デビュー当初、FF(前輪駆動)の2L直4ディーゼルターボ(GLB200d)とフルタイム4WDの2L直4ガソリンターボ(GLB250)という設定だったが、2021年4月のマイナーチェンジでフルタイム4WDの2L直4ディーゼルターボとFFの1.4L直4ガソリンターボ(GLB180)が追加された。
■GLB(現行型)の中古車相場
登場から間もないため、中古車市場での流通量はまだ少ない。
平均価格も新車価格とあまり変わらない水準となっているのが現状だ。
オススメはGLB200d。新車価格も500万円台と比較的リーズナブルなため、今後の中古車市場でも中心になっていくだろう。
▲メーターとインフォメーションが同じ画面に表示されるワイドディスプレイが個性的▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLB(現行型) × 全国GLAクラス(初代)
■GLAクラス(初代)DATA
・生産期間::2014年5月~2020年5月
・ボディサイズ:全長4430mm × 全幅1805mm × 全高1505~1510mm
・中古車平均価格:237万円
・中古車流通台数:242台
▲日本の道路事情にもぴったりなコンパクトなサイズが魅力の初代GLA■GLAクラス(初代)とは
Aクラスのプラットフォームをベースに開発された、コンパクト&スタイリッシュなクロスオーバーSUV。
パワーユニットは1.6L直4ガソリンターボ(GLA180)と2L直4ガソリンターボ(GLA250、GLA220)の2種類で、前者がFF、後者がフルタイム4WDとなる。
それぞれベースグレード、スポーツ、オフロードという3種類のスタイルが用意されていた。
■GLAクラス(初代)の中古車相場
2017年4月に比較的大きなマイナーチェンジが行われており、中心価格帯はマイナーチェンジ以前の物件で160万~260万円台、マイナーチェンジ以降で260万~420万円台と分かれている。
ボディサイズが手頃で中古車価格もリーズナブル。初めてのメルセデスにぴったりな1台だ。
オススメは2017年7月に追加されたGLA220。270万円台から手に入る。
▲インテリアのデザインは無駄を廃したシンプルなもの▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLAクラス(初代) × 全国GLAクラス(現行型)
■GLAクラス(現行型)DATA
・生産期間::2020年6月~
・ボディサイズ:全長4415mm × 全幅1835mm × 全高1620mm
・中古車平均価格:652.5万円
・中古車流通台数:40台
▲エントリーモデルとしても魅力的な2代目GLAだが、中古車市場での価格はまだ高め■GLAクラス(現行型)とは
初代よりもややワイドに、全高も高くなってSUVらしいスタイルとなった2代目。
2L直4ディーゼルターボ(GLA200d)のフルタイム4WDがラインナップの主力となった。
他に1.4L直4ガソリンターボ(GLA180)・FFも用意される。
■GLAクラス(現行型)の中古車相場
デビューから間もないため中古車市場での流通台数は少なめ。
特に、2021年4月に追加されたGLA180はごくわずかしか存在しない。
相場も新車価格に近い。中古車を購入するなら、もう少しタイミングを待った方が良さそうだ。
▲ディスプレイ、エアコン吹き出し口などがすっきりとレイアウトされた2代目GLAのインテリア▼検索条件
メルセデス・ベンツ GLAクラス(現行型) × 全国※記事内の情報は2022年2月21日時点のものです。

自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。
この記事で紹介している物件
メルセデス・ベンツ
GLAクラス GLA200 d 4マチック AMGライン ディーゼルターボ 4WD サンルーフ ナビ 全方位カメラ メーカーOPサウンド ハーフレザーシート ヘッドアップディスプレイ LEDヘッドライト ETC プッシュスタート スペアキー アドバンスP ナビゲーションP シートヒーター
本体価格348.8万円
支払総額358.8万円
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