第2世代GT-Rの遺言 Vol.3【水野 和敏 編】 【GT-Rムック発売中!】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
2007/11/22


ゴーン氏の決断
そこに最初にして最大の要因があった
水野 和敏
●Profile/みずの かずとし
Infiniti製品開発本部/チーフビークルエンジニア/チーフプロダクトスペシャリスト
新型GT-Rの開発をとりまとめた
日産現行FRシャーシレイアウトのFMパッケージの提唱者
■車作りから販売まで全てが変更されたGT-R
私にとってGT-Rという車は、そのダイナミックパフォーマンスにおいて、常に進化を示すべき存在だということです。第1世代は、ファミリィセダンに高性能なエンジンを積むことによって、セダンでもスポーツカーのように走るということを世間に知らしめました。第2世代では、それまでクロスカントリー車のイメージしかなかった4WDというシステムを、スポーツカーを楽しく走らせるために使いました。いずれも、その時代において著しい性能の進化を生んでいます。
<中略>
それと同じことを、第2世代が終了した’02年の段階から新しいGT-Rで考えるとなると、今度は走りにおいて世界のトレンドリーダーにならなきゃいけないと思ったのです。世界のスポーツカーに挑戦して追いかけられる存在にならなきゃいけない。だって、FMプラットフォームという考え方によってできた車が欧州のそうそうたる車たちと互角に勝負できているんですよ。GT-Rは当然、その上を狙わなきゃいけないはずです。
<中略>
GT-Rを担当することを一旦は断ったんです。私にはできません、と正直に申し上げた。それなのに、上司から“GT-R担当を命じる”電話があったときは、ニュルブルクリンク近くのターンアラウンド(欧州の環状交差点)を逆上して逆走するほど怒りましたよ。本社に戻り副社長に直談判、改めて断りました。それはすでに決着した話だと。そこへ、カルロス・ゴーンが入ってきたんです。
(本文から一部抜粋)
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インタビュー/西川 淳 写真/阿部昌也
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