第2世代GT-Rの遺言 Vol.2【渡邉 衡三 編】 【GT-Rムック発売中!】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
2007/11/20


心の中の神様に対して
忠実な仕事をするしかなかった
渡邉 衡三
●Profile/わたなべ こうぞう
元R33/R34開発主管。3代目スカイラインより設計に参加
R33、R34の開発主管をつとめたのち、NISMOの取締役に就く
現在は引退されている
■R32に性能で絶対に勝つ。それ以外に方法はなかった
日産人としての集大成だったのでしょうね。67年に入って99年に辞めるまでの32年間、さまざまな経験、知識を積み重ねてきました。実験主担として関わったR32、途中から商品企画主管を引き継いだR33、最初から陣頭指揮を執ったR34。それまでの日産人としてのキャリアをまとめて立ち向かう相手でしたね、スカイラインもGT-Rも。
<中略>
走りに振ったR32が最大のライバルで打ち勝たなければいけない。みんながそんなことできるはずがないと言う。コンチクショウ!やってやろうじゃないか!ってなるわけですよ。自分のね、もう、心の中の神様に対して忠実に仕事をするしかないわけです。R32に性能で絶対的に勝つしか、社内外を納得させる方法はなかった。
<中略>
R32GT-Rはいい車です。けれどもR33はもっといい車。もちろんR34はさらにいい。そんな車をみんなの力を合わせて作り上げた。第2世代を担当した私にとっては、それが全てだということです。(本文から一部抜粋)
…と、今回はここまで!R32GT-Rを上回る圧倒的な走行性能を実現したR33、第2世代の集大成となるR34と主管を歴任した渡邉氏の想いをお伝えしました。セブン-イレブンで限定発売中の『カーセンサー特別編集 歴代GT-Rを買うための本』では、開発段階での苦悩や秘話など、より深い内容になってます。ぜひご覧ください。
インタビュー/西川 淳 写真/阿部昌也
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