トヨタ 新型シエンタではハイブリッドに加え、スロープ仕様もラインナップ!?
2014/09/02

新型シエンタのトピックはハイブリッドだけではない!
トヨタの国内専売ミニバンであるシエンタが2015年7月にリリースされるようだ。新型も日本の道路事情にマッチしたサイズになることは間違いない。ライバルのホンダ フリードがヒットしてロングセラーになったことを受け、シエンタも今度のモデルチェンジでホイールベースが延長され居住性が改善される。とはいえ当然、全幅は5ナンバー枠に収まる。
パワートレインでは、新設定される1.5Lハイブリッドが注目を集めそうだが、最新情報によると1.5Lガソリンが中心に据えられる可能性が高い。ハイブリッドの計画台数は抑えられそうだ。具体的にはガソリン車の月販3000台に対して、ハイブリッド仕様はその10分の1にあたる月販300台しか予定されていない。もしかしたら思いのほか価格が高いのかもしれない。
アイドリングストップ機構も備わるガソリン車のエンジンは、新世代の2NR型1.5Lに置き換わるが、4WD車には従来型と同じ1NZ型ユニットが継承される。おそらく駆動系とのマッチングによる影響なのだろう。また、ハイブリッド仕様にも1NZ型が踏襲され、信頼性の高いニッケル水素バッテリーが床下に搭載される。
新型のシャシーとコンポーネンツは、シエンタだけのために開発されたものではない。国内専売のミニバン一車種では到底コストの回収などできるはずがないからだ。より多く製造して減価償却すべく、プラットフォームは次世代タクシーにも用いられるだろう。ちなみに、トヨタが開発している次世代タクシーはユニバーサルデザイン(文化・言語・国籍の違いなどを問わずに利用できるデザイン)認定に適合する車となる。

新型では、ガソリン車にスロープ仕様がラインナップされることも大きなトピックだ。現行モデルにもスロープ仕様はあるが、福祉車両ウェルキャブに限られている。だが、新型のスロープ仕様は月販2000台が計画されている。一般向けに売り出されるのだろう。おそらく同クラスのホンダ フリードスパイクを意識したモデルに仕立てられるのではないか。
床下に収まるニッケル水素バッテリーとフロアが干渉するため、ハイブリッド仕様にはスロープは設定されず、ガソリン車だけのラインナップとなる。
※2014年9月2日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
■予想発表時期:2015年7月
■全長×全幅×全高:4200×1695×1670(mm)
■搭載エンジン:1.5L直4+モーター
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
【神秘を巡る1500km旅】ルノー アルカナ、出雲へ行く
最新型プリウスの燃費は?良い?悪い? 歴代やライバル車種比較、走行性能も徹底解説!
新型ルノー 5(サンク)が待ちきれない人に贈る、代わりの「買えるモデル」5選
【試乗】新型 スバル クロストレック S:HEV|ストロングハイブリッドの恩恵は思った以上に大きい! クラス最高レベルの静粛性と加速性
オデッセイ「0.5世代前」なら新車価格より150万円安い中古車もあるが、“買い”なのか? 最新型との比較や狙い方を解説!
新型スイフトスポーツがしばらく登場しなさそうな気配に絶望した人に贈る「スイスポの代わりにコレ、どうですか?」5選
ホンダ フリードをマンガで解説! 大人気コンパクトミニバンはどんな車?【人気車ゼミ】
最新型アルファードの中古車流通量が400台を突破! デビューから1年半、最新の価格相場はどうなってる?
スバル BRZの中古車流通量が360台に迫る! 1年で選択肢が増えた人気スポーツカー、価格やオススメの選び方・買い方は?
【試乗】新型 シボレー コルベット E-Ray|街中では従順、峠ではライバルに負けぬハンドリング! 電動とAWDを手に入れたC8はアメリカンスポーツの雄