ホンダ アコード&アコードツアラー 【ちょい乗り試乗】
2008/12/18
見た目も乗り心地も、これまでのアコードとは明らかに違う
ホンダ アコードの試乗会に行ってきました。
ボディは旧型に対しセダンで全長65mm、全幅80mm拡大されています。インテリアも高級感あるものに変わりました。さらに走り出してすぐに、「これは先代アコードより1クラス上の高級車だな」とわかる乗り心地です。
これまでの2Lクラスセダンの市場はどんどん縮小しているため、市場規模としてはそれより大きい、上のアッパーミドルクラスにポジションを変えたそうです。
運転席と助手席にいる人間との距離がすごくあるのがすぐわかります。また「パウダースラッシュ製法」によるインパネ部分は、触ると柔らかく、欧州車のプレミアムカーのような高級感があります。シルバーメッキ部分も安っぽさは皆無。フロントシートはサイズもたっぷりで、包まれ感の強いものです。
走りも欧州車のプレミアムセダンを思わせます。ドイツ車、特にBMW車のテイストに通じる味です。足回りだけでなく、がっちりとしたボディ全体で路面をいなしていく感じ。トヨタクラウン的な優しさはなく、段差での突き上げ感はそこそこありますが、不快ではありません。ちなみにダンパーは新開発されたものを備えています。
室内は静かで前後席で会話が十分できます。エンジン音は2000rpmあたりまでは非常に静か。いざ踏み込めば頼もしい音が聞こえてきます。
ただし、個人的にはこの音色、もっと演出してもよいのでは?と思います。
低速時はやや軽めのステアリングは、高速道路ではしっかりしたものになります。高速道路のコーナーでは非常にきれいに曲がっていくのがよくわかります。同時に気持ちよさもおぼえました。
ブレーキのフィールが良かったことも好印象のポイントです。踏んだだけ減速する感じが、他の国産車にあまりないものでした。さらに、あえて急ブレーキを踏んでも、まったく前方にダイブすることがありません。
エンジンは2.4L直列4気筒のみ。オデッセイと同じエンジンですが、オデッセイに比べ、セダンなら約100kg、ワゴン(ツアラーという別名が与えられています)でも約20kg軽いため、力は十分です。
ただし、2人で乗っていたときは気にならなかったのですが、4人乗車の際、低速域のトルクがもっと欲しくなりました。高回転になればなるほど加速感は増すのですが。
できればV6の3Lもあるといいのにと思いますが、残念ながら今のところ北米でも用意されていません。
本来ならば、噂されていた新型クリーンディーゼルエンジンが、その役割を果たしたのかもしれませんが、この世界的不況とガソリンの値下がりにより、ディーゼルエンジン搭載は見送られたようです。
低重心シャーシと呼ばれるシャーシが採用され、ミッションはパドルシフト付きの5ATのみ。オデッセイのようなCVTは用意されていません。
5ATはSポジションに入れるとパドル操作でギアチェンジが可能です。Dポジションでもパドル操作はできますが、その場合、パドル操作が必要なくなったと車が判断すると、自動的に通常のAT変速モードに切り替わります。
横すべり防止装置のVSAも標準装備。車速/車間制御機能を持つアダプティブ・クルーズ・コントロールや車線維持をサポートするレーンキープ・アシストシステムなども24iLに標準、そのほかにオプションで用意されるなど、装備面も充実しています。
それで価格はセダンが270万円〜380万円、ツアラーが295万円〜410万円。
たしかに欧米で競合するであろうヨーロッパ勢、例えばBMW325iのセダンは535万円しますから、魅力的なプライスです。しかし国内(欧米でも競合するでしょうが)のマツダアテンザの2.5Lセダンは237万〜250万円。
この価格差分だけ、違いがあるのか? 比較テストをしてみたいなと思います。
ボディは旧型に対しセダンで全長65mm、全幅80mm拡大されています。インテリアも高級感あるものに変わりました。さらに走り出してすぐに、「これは先代アコードより1クラス上の高級車だな」とわかる乗り心地です。
これまでの2Lクラスセダンの市場はどんどん縮小しているため、市場規模としてはそれより大きい、上のアッパーミドルクラスにポジションを変えたそうです。
運転席と助手席にいる人間との距離がすごくあるのがすぐわかります。また「パウダースラッシュ製法」によるインパネ部分は、触ると柔らかく、欧州車のプレミアムカーのような高級感があります。シルバーメッキ部分も安っぽさは皆無。フロントシートはサイズもたっぷりで、包まれ感の強いものです。
走りも欧州車のプレミアムセダンを思わせます。ドイツ車、特にBMW車のテイストに通じる味です。足回りだけでなく、がっちりとしたボディ全体で路面をいなしていく感じ。トヨタクラウン的な優しさはなく、段差での突き上げ感はそこそこありますが、不快ではありません。ちなみにダンパーは新開発されたものを備えています。
室内は静かで前後席で会話が十分できます。エンジン音は2000rpmあたりまでは非常に静か。いざ踏み込めば頼もしい音が聞こえてきます。
ただし、個人的にはこの音色、もっと演出してもよいのでは?と思います。
低速時はやや軽めのステアリングは、高速道路ではしっかりしたものになります。高速道路のコーナーでは非常にきれいに曲がっていくのがよくわかります。同時に気持ちよさもおぼえました。
ブレーキのフィールが良かったことも好印象のポイントです。踏んだだけ減速する感じが、他の国産車にあまりないものでした。さらに、あえて急ブレーキを踏んでも、まったく前方にダイブすることがありません。
エンジンは2.4L直列4気筒のみ。オデッセイと同じエンジンですが、オデッセイに比べ、セダンなら約100kg、ワゴン(ツアラーという別名が与えられています)でも約20kg軽いため、力は十分です。
ただし、2人で乗っていたときは気にならなかったのですが、4人乗車の際、低速域のトルクがもっと欲しくなりました。高回転になればなるほど加速感は増すのですが。
できればV6の3Lもあるといいのにと思いますが、残念ながら今のところ北米でも用意されていません。
本来ならば、噂されていた新型クリーンディーゼルエンジンが、その役割を果たしたのかもしれませんが、この世界的不況とガソリンの値下がりにより、ディーゼルエンジン搭載は見送られたようです。
低重心シャーシと呼ばれるシャーシが採用され、ミッションはパドルシフト付きの5ATのみ。オデッセイのようなCVTは用意されていません。
5ATはSポジションに入れるとパドル操作でギアチェンジが可能です。Dポジションでもパドル操作はできますが、その場合、パドル操作が必要なくなったと車が判断すると、自動的に通常のAT変速モードに切り替わります。
横すべり防止装置のVSAも標準装備。車速/車間制御機能を持つアダプティブ・クルーズ・コントロールや車線維持をサポートするレーンキープ・アシストシステムなども24iLに標準、そのほかにオプションで用意されるなど、装備面も充実しています。
それで価格はセダンが270万円〜380万円、ツアラーが295万円〜410万円。
たしかに欧米で競合するであろうヨーロッパ勢、例えばBMW325iのセダンは535万円しますから、魅力的なプライスです。しかし国内(欧米でも競合するでしょうが)のマツダアテンザの2.5Lセダンは237万〜250万円。
この価格差分だけ、違いがあるのか? 比較テストをしてみたいなと思います。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
ホンダ アコード&アコードツアラー 【ちょい乗り試乗】/旬ネタ
あわせて読みたい
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
Aクラスセダンの販売終了アナウンスに絶望したあなたに贈る「代わりにこのイケてるセダン、どうですか」5選
こんなに素敵な北欧セダン ボルボ S60が総額200万円台から購入可能! どんな選び方がオススメ?
こんなに素敵なブリティッシュセダン ジャガー XEが総額100万円台半ばから購入できる! どんな選び方がオススメ?
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ
最新型トヨタ クラウンの中古車価格が半年で60万円以上ダウン! 流通台数も増えた人気国産セダン、今オススメの狙い方は?
6代目 BMW 7シリーズ が200万円台から買えるけど大丈夫か? ラグジュアリーセダンの買い方を解説!
【試乗】新型 ルノー キャプチャー|オススメは驚くほどきめ細やかな制御をするフルハイブリッドのE-TECH
ベンツの最上級セダン 先代Sクラスが総額200万円台から買えるというのは本当か? オススメの選び方をご紹介!