いくらに見える? 日本が誇るトップブランド「レクサス」のあの車種がフタケタ万円でも狙えるなんて!
2017/09/15

いつかは乗りたい、高級サルーン
過去に「いつかはクラウン」というCMコピーがあったように、いつの時代も自動車ユーザーの中に高級車への憧れというのは存在するもの。
最近では高級ミニバンや高級SUVなども存在しますが、やはり高級車=セダンという図式はまだまだ根強いのではないでしょうか。現にメルセデス・ベンツやBMWなどのドイツ製高級車の主力モデルは今でもセダンが強いイメージがありますよね。
しかし、そんな輸入高級サルーンはいくら中古車となったからとはいえ、まだまだ気軽に買える値段ではありません。数世代古いものであればある程度安価になってはいますが、そうなると今度は故障が心配です。
いくら車両価格が安価になったとはいえ、そこは高級車。修理にかかる部品代や工賃は年数が経過していても安くなることはありませんし、国内に部品がなかったりすると部品が届くまで数ヵ月待たなければいけないなんてことも……。
そこでオススメしたいのが、日本が世界に誇る高級ブランド「レクサス」です。海外ではメルセデス・ベンツやBMWなどと肩を並べる評価を受けていながら、品質はトヨタクオリティ。もちろん部品の供給に関しても、輸入車とは比べ物にならないほど安定しています。
「だけどレクサスだって高いでしょ?」と思ったアナタ。なんと総額50万円台から狙えるレクサスがあるんです。もちろん、2005年に日本でレクサスブランドが立ち上がった以降のモデルですから、とんでもなく古いモデルというわけではなく、なんと先代モデルというからビックリです。その車種とは……。
レクサス・GS(初代)
■日本におけるレクサスブランドのフラッグシップを担ったこともあるモデル

レクサスブランドのグランドセダンとして登場したGSがその車種なのです。レクサスブランドにはさらに小型なISやHSなども存在するのですが、それよりも安価で狙うことができてしまうという事実。
もちろん、性能や高級感などは言うまでもありません。日本では「アリスト」の名前で販売されていた先代GSの後を継いだこのモデルは、レクサスが日本でスタートした時点ではLSが登場前だったことで、フラッグシップとしてのポジションも担ったスポーティさと豪華さを兼ね備えたモデルでした。
デビュー当初のラインナップは、セルシオにも搭載されていた4.3リッター V8の3UZ-FE型エンジンを搭載したGS430と、新開発の3.5リッター V6の2GR-FSE型エンジンを搭載したGS350の2機種。新開発の3.5リッターエンジンは最大出力315psとGS430を凌ぐパワーを発生していました。ちなみに現在の中古車市場では、GS350もGS430もだいたい同じくらいの価格帯で、なんと総額50万円台から探すことが可能です。
■ハイブリッドモデルの追加とマイナーチェンジ

2006年3月には、ハイブリッドモデルとなるGS450hが追加。エンジンはGS350と同じものを採用しているものの、モーターアシストによって4.5リッターエンジンに匹敵する動力性能があるということでこの車名となりました。
ハイブリッドというと燃費や環境性能を重視したモデルというイメージが強いですが、このGS450hはモーターの力を過給機のように使用することで、よりスポーティな走りが堪能できるようになっているところも見逃せない部分でしょう。そんなGS450hですら今、総額100万円弱から探すことが可能というのは衝撃的です。
翌2007年10月にはマイナーチェンジが行われ、V8エンジンが3UZ-FE型から4.6リッターの1UR-FSE型へと換装。車名もGS430からGS460となりました。また、GS350にも理想的な車両運動性能を実現するVDIM(アクティブステアリング統合制御)をGS350にも標準装備とするなど、GS全体として上質さに磨きがかかったと言えるでしょう。そんな進化が伺える後期モデルでもお手頃モデルが存在し、こちらもやはり総額100万円弱~というのですから、もはや書いている側すら混乱するレベルと言っても過言ではありません。
■GSの狙い目は?
では、ここで一旦、各モデルのホットゾーンをおさらいしてみましょう。
・GS ガソリンモデル(前期/~2007年9月):総額50万~120万円
・GS ガソリンモデル(後期/2007年10月~):総額100万~140万円
・GS ハイブリッドモデル:総額100万~160万円
(※2017年9月1日、カーセンサーnet調べ)
もちろん、この価格帯より高値の個体も存在しますが、150万円くらいの予算があればある程度は選び放題といえる状況です。ちなみに新車時の車両価格は520万~797万円。とてつもなくお買い得と言わざるを得ません。ただ、ボディカラーについては圧倒的に白、黒、シルバーのモノトーン系が多く、色を選べないのはちょっと残念なところ。

しかし、「なぜこんなに安いの……?」と、気になる方もいらっしゃるでしょう。
これは、エンジンのラインナップが3.5リッターからで小排気量の設定がなく(2代目にはGS250が追加されました)、大排気量でラグジュアリーさを求めるのであればLSには及ばないという『帯に短し襷に長し』状態のGSのポジションが影響していると考えられます。だからといって車として劣っている部分があるというわけではありませんから、買い得度は高いと言えるのです。
なお、より安価な車両を狙おうとすると必然的に走行距離の伸びた個体が中心となりますが、その中で狙いたいのは過去の整備履歴がしっかりしているもの。
過去から現在に至るまで、定期的にメンテナンスを受けてきた車両であれば、トヨタクオリティも相まって致命的なトラブルが出にくいと言えます。
例えば「法人ワンオーナー」のような個体であれば、ディーラーの言うがままに予防整備もたっぷりされてきているでしょうから、こういう個体があれば少々過走行であってもチャレンジする価値はありそうです。ぜひ、ご参考までに。
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