【クルマは、買うまでが楽しい!】カーセンサーのヘビーユーザー!イラストレーター 遠藤イヅル氏がマイお気に入りリストから選ぶ、とっておきの3台は?
2020/07/03

情報誌 カーセンサー・8月号(2020年6月19日発売号)では「クルマは買うまでが楽しい」と題した特集を掲載している。
買う/買わないに関係なくついつい欲しい車を探してしまう……! そんな車好きの「さが」にフォーカスした特集だ。
今回は特集に連動して、カーセンサーの表紙も手がける生粋の車好きイラストレーター遠藤イヅル氏に登場いただき、常に満杯!というカーセンサーの「お気に入りリスト」から3台を特別に公開してもらった。

イラストレーター/ライター
遠藤イヅル
1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はサーブ900、VWサンタナほか実用的な車ばかり。
【① 思い出に浸りたい】
マツダ ルーチェ ハードトップ(3代目)

現在、ヤングタイマー車のセダンがすでに3台手元にあるのですが、それでもカーセンサーのお気に入りリストはいつも満杯。かつてのマツダの最上級車「ルーチェ」の3代目も、掲載されるたびに必ずリスト入りする常連です。
というのも、この代のルーチェは、新車当時に父親が短期間に2台乗り継いだ思い出の車なのです。最初ガソリン2Lの「SG-X」が来て、そのあと数ヵ月後に、なぜかロータリーの「LIMITED」に置き替わっていました。特徴的な前後側面窓間のピラー(Bピラー)、ボディカラーに合わせたホイールキャップ、明るい色の内装など、今でもよく覚えています。色は茶系・赤系でした。
時たま出てくる物件では、さすがにロータリーエンジン搭載車や、乗っていた色そのものの個体は出てきませんが、掲載車種の多くがSG-Xなので、これを手に入れた暁には両親を乗せ、子供のころよく連れて行ってもらった場所にドライブに行きたい……なんて思い続けています。
この代のルーチェは「レガート」とも呼ばれた縦型二連ヘッドランプのモデルもあり、こちらもよく掲載されるのですが、僕の中では3代目ルーチェといえばこのカタチなのです。
▼検索条件
マツダ ルーチェ×全国【② 超人気車種の大穴】
日産 スカイライン(R34型)

中古車には人気が高い車種があって、中にはここ数年でかなり高騰してしまい、手が届きにくくなってしまったモデルもあります。中でもスカイラインは、高値安定だったハコスカだけでなく、比較的リーズナブルだったケンメリ・ジャパンなどもぐんぐん高価になっています。
でも、スカイラインにも「えっ、こんなに買いやすいのがあるの!?」というのが掲載されています。旧車やマニュアル、馬力のあるグレードが絶対条件ではないならば、V型エンジンを積んで生まれ変わった11代目・V35型や、12代目・V36型では好条件で50万円以下の物件がいっぱい! 車内も広く走りも評価が高いスカイラインで、しかもそんなに古くなっていないのに、と驚いてしまいます。
でも、やはりスカイラインは直6で、昔ながらの細長いスタイルがいい! ということでしたら、最後の直6スカイライン、10代目・R34型の4ドアセダンなら総額50万円以内というリーズナブルな物件がよく出てきます。ノンターボ、オートマチックだからスポーツ性が……と思われますが、スカイラインの名に恥じぬ走りを見せてくれます。
できれば生産期間が10ヵ月と異例に短かった後期型だと、なおツウな感じがします。年式自体も古すぎないため、日常の移動にもぴったり。「そうか、そういう手があったのか」と、まわりの中古車仲間に審美眼を絶賛されること請け合い。車選びの真髄や価値は「価格だけにあらず」なのです。
そんなぼくの物件選びは、まずソート機能で「価格が安い」をチョイス、詳細条件設定で上限価格を60万円ほど、走行距離の上限を5万~6万kmほどに設定して絞り込んでいます。すると程度が良く、価格もリーズナブルな物件にヒットしやすくなります。
▼検索条件
日産 スカイライン(1998年5月~2001年5月生産モデル)×全国【③ 希少スポーツカー】
ロータス エリート(2代目)

私ごとですが、カーセンサー拝読歴は35年ほどになります。中高時代から、気になった中古車はすぐに見に行ってしまうほどに愛読しています。その結果、中古車を20台ほど乗り継いでしまいました(汗)。買う傾向はセダンやハッチバックなど、実用的な車ばかりです。
それでもいくつになっても心はスーパーカーブーム時代の少年のまま(笑)なので、ポルシェやロータスをいつかは買う! という夢もずっともっています。気になる実用性という面でも、ポルシェなら2シーターのモデル以外は基本的に4人乗れて、荷物も案外入ります。
ではロータスは……というと、やはり多いのがストイックなモデル。性能に特化し、すべてを削ぎ落としたエリーゼなどの魅力は尽きません。
そんなロータスにも、少なからず4人乗りのスポーツカーが存在します。人気が高い「エスプリ」と並行して作られていた「エリート(2代目)」「エクラ」「エクセル」の他、近年では「エヴォーラ」などがそれにあたります。
中でもエリートは、4人乗りロータス中興の祖ともいえる車。中身は他のロータスと同じバックボーンフレーム+FRPボディに、ロータス製エンジンという「ホンモノ」ということに胸が踊ります。後席の居住性が思いのほか高いのもポイント。そして何よりも、スーパーカーブーム時代に憧れたこのウエッジ・シェイプ!
……それなのに、エリート系の市場での人気はかなり低くなっています。そういう意味では、台数が著しく少ないゆえの希少性・趣味性の高さもバッチリ。お気に入りには常にリストオンしているのでした。
▼検索条件
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