人気コンパクトSUVのダイハツ ロッキーが、総額200万円以内でも余裕で狙えるようになってきた!
2021/08/09
▲軽自動車からコンパクトカーまで共用できる、ダイハツの最新のプラットフォーム「DNGA」が用いられたロッキー。軽量で高剛性なボディを実現したダイハツの人気コンパクトSUVがいよいよ総額200万円圏内に
ダイハツのコンパクトSUV、ロッキー。2019年11月に登場するやいなや、兄弟車であるトヨタ ライズとともに大ヒット。一時は数ヵ月の納車待ちが発生し、そのあおりを受けて即納できる中古車の価格が上昇したこともあった。
しかし、登場から1年半ほど経った現在では、ロッキーの中古車価格は順調に値下がりを続け、ついに車両本体価格の平均価格が180万円台に、つまり支払総額約200万円で十分狙えるようになってきた。
お買い得感が出てきたロッキーの詳細を、下記で詳しく見ていこう。
▲ダイハツ ロッキー(左)とトヨタ ライズ(右)。フロントのデザインや設定されるボディカラーがやや異なるが、中身の差異はほぼない兄弟車のライズに比べてややお得
デビュー直後の2019年12月には209.4万円だった平均中古車価格は、新車の納車待ちを受けて翌2020年1月には218.7万円まで上昇した。
しかし、中古車台数が次第に増えたことや新車の納車待ちも収まったこともあり、以降は次第に値を下げ、1年前の2020年8月には200万円を切り、直近6月の平均価格は188万円まで落ちている。
▲登場直後は価格が上昇傾向であったが、2020年1月以降順調に価格を落とし、直近では総額200万円以内で購入できる目安となる車両平均価格180万円台に突入一方で、中古車台数は2021年2月をピークに減少に転じているが、それでも平均価格は順調に値を下げ続けている。
人気モデルであること、そして需要と供給の関係を考えれば、台数の減少とともに価格が上昇してもよさそうだ。
しかしロッキーの場合、新車供給が安定しすぐに手に入るようになったことで、登録済未使用車などほぼ新車に等しいような中古車、すなわち価格が高めな物件が比較対象となり減少。
一方で、新車との比較対象になりにくい走行距離1万km超の中古車があまり動かないことが原因と思われる。
▲登場から半年ほど経つと一気に中古車台数が増加。しかし、今年2月を境に台数は一気に減少しているなお、兄弟車のライズの平均価格は最近ようやく200万円を切ってきたが、同時期で約195万円とやや高い。
デザインやブランドは異なるが基本的には「同じ車」であるため、ロッキーの方がお買い得だと言えそうだ。
▼検索条件
ダイハツ ロッキー(現行型)×総額200万円以内×全国小さくても装備充実のSUV
▲小回りに不利な大径の17インチタイヤを履くにもかかわらず、最小回転半径は5.0m、16インチなら4.9mを実現ダイハツとしては、2016年に生産が終了したビーゴ以来となるコンパクトSUV。トヨタ ライズとはデザインは多少異なるものの、両車の基本部分は同じで、生産はダイハツが担当している。
全長4m未満というコンパクトなボディながら、ライバルを凌ぐ大容量ラゲージ(通常時で369L)をはじめ、広々とした室内空間を備える。
また、先進安全運転支援機能も充実。全車に標準装備されている「スマートアシスト」の機能には、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制機能、前後誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能などが備わる。
さらに、隣車線の死角にいる車を検知してミラーのインジケーターで知らせてくれるブラインドスポットモニターや、後方を横切る車を検知して警告してくれるリアクロストラフィックアラートが上級グレードの「プレミアム」に標準装備され、「G」と「X」にオプションで用意されている。
「プレミアム」「G」にはハイビームにしたままでも対向車などの部分のみを遮光するADBが、その他のグレードにはオートハイビームが装備される。これだけの機能が用意されているのは、ライバルを見渡してもほとんどない。
▲ラゲージ床下のアンダーボックスも80Lと大きい。デッキボードは2段可変式で、荷物の高さや容量に合わせてセットできる
▲オーディオレスが標準だが、USBソケットはインパネに1つ、センターコンソールボックス内に2つの計3つ用意されている。メーカーオプションの9インチディスプレイオーディオや純正ナビを選ぶと、スマホ連動も簡単
▲全長4m未満にもかかわらず、前後席の間隔が大きくとられている(前後席の座面位置の距離で900mm)。運転席の着座位置は665mmあるので、上から見渡すような視界を得られる
▲オプションで、自車を俯瞰で見られるパノラマモニターや、駐車時にステアリング操作を自動で行ってくれるスマートパノラマパーキングが用意されている搭載されるエンジンは1Lターボで、これにCVTが組み合わされる。4WDモデルもあり、通常は前輪のみで走行して燃費を向上させるが、滑りやすい路面では瞬時に後輪にも駆動を配分してくれるので、雪道でも安心して走行できる。
WLTCモード燃費は1.5L以下のSUVでは登場時点でトップとなる2WDで18.6km/L、4WDで17.4km/Lと良好だ。
オススメグレードは半数以上を占める「G」
原稿執筆時点での掲載台数は523台で、そのうち500台以上が走行距離2万km未満だ。2WDが80%以上を占める。
その中でのオススメは、掲載台数の50%以上を占め装備も充実している中心グレードの「G」、その中でも2WDモデルだ。
安全装備では1つ下の「X」と比べて、先述のADBの他、先行車に自動で追従するアダプティブクローズコントロールや、車線内をはみ出さないようにしてくれるレーンキープコントロールが備わる。
また、「G」と「プレミアム」のみヘッドライトやターンランプにLEDが用いられている。こうした装備は「X」や「L」にはオプションでも用意されていないだけに、最初から備わっている「G」の魅力は高いと言えるだろう。
また、そもそも4WDは台数が少なく少々割高感もあるが、雪道を走るなどの理由で4WDがマストの場合は、2WDと同じく「G」を中心に探すといいだろう。
ロッキー全体の中古車価格帯を見ると支払総額で約160万~約260万円と、100万円ほどの開きがある。
今回の記事で紹介している総額200万円以内で狙える価格帯(車両価格180万円台程度)の中古車の走行距離を見ると、5000km~1万km以下のものが多い。それ以上の価格帯の物件では5000km未満が多いが、この程度の差であれば価格以上のメリットは少ないと言えそうだ。
登録済未使用車など、新車と比較できるような物件は狙っておらず、最初から中古車にフォーカスしているならば、総額200万円以内の物件でも十分魅力的なはずだ。
また、全車にオプションで用意されているディスプレイオーディオを装着した中古車も多い。メーカーオプションゆえ、購入後に装着することができないので、欲しい人は最初から装備している中古車を狙いたい。それでも、支払総額200万円以下で十分狙え、この点でもお得度が高いと言える。
▼検索条件
ダイハツ ロッキー(現行型)×「G」×総額200万円以内×全国▼検索条件
ダイハツ ロッキー(現行型)×総額200万円以内×全国▼検索条件
ダイハツ ロッキー(現行型)×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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