50万円以下で狙える! いま流行りの“カクカク軽SUV” 6選
カテゴリー: 特選車
タグ: 日産 / ホンダ / スズキ / 三菱 / ダイハツ / SUV / 軽自動車 / カジュアル / 安い / お手頃 / かわいい / ネイキッド / Z / キックス / パジェロミニ / eKアクティブ / ジムニー / ぴえいる
2022/07/18
▲最近、街中でよく見かけるカクカクしたフォルムの軽SUV。実はちょっと昔からすでにあり、しかもかなりお安く買えるモデルがあるのをご存じだろうか?人気のカクカク軽SUVは「高くてカブる」のがネック
今、人気がある車のタイプといえばSUVだが、その中でも特に人気なのが軽自動車のSUVだろう。
具体的に言えば、スズキのジムニーやハスラー、ダイハツ タフト……などだが、これらの人気モデルはどれもSUVらしく、ちょっと無骨な、カクカクしたルックスが特徴だ。
そんな「カクカク軽SUV」の中古車を見てみると、いずれも人気モデルゆえ結構お高め。しかも他人とカブる可能性がとても高いというのも気になるところ。
そこで今回は、ちょっと古いけどその分安く手に入れられて、しかもカブりにくいカクカク軽SUVを6モデル紹介!
いずれも支払総額50万円以下と手頃な価格から狙えるモデルなので、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
▲「カクカク軽SUV」の火付け役ともいえる現行型スズキ ジムニー。人気モデルゆえ、まだまだ中古車価格は高めだ見た目だけじゃなく機能もSUV化されている
三菱 eKアクティブ(初代)
▲eKワゴンをはじめとしたeKシリーズの第4弾モデル。他のeKより車高が少し上げられ、シート座面が45mm高くなったことで、乗り降りがしやすく見晴らしもいい生産期間:2004年5月~2006年8月
中古車価格帯:10万~80万円
中古車掲載台数:約20台
街乗りからアウトドアまで、どんなシーンもこなせる軽自動車として開発された三菱 eKアクティブ。
デザインがSUVテイストでまとめられているだけでなく、アウトドアで便利な機能もしっかりと用意されている。
例えば、ルーフ上に荷物を載せやすいルーフレールは標準装備。また、汚れたり濡れたものを放り込んでおける、撥水加工されたラゲージボックスが一部グレードに標準、他はオプションで用意された。
▲センターメーターをはじめ、操作系の多くが中央にまとめられたインテリア。シフトはステアリングの根本から伸びるコラム式なので、前席でも左右の移動がしやすいエンジンはターボとターボなしの2種類で、それぞれに2WDと4WDが設定されている。トランスミッションはいずれも4速ATのみだ。
原稿執筆時点での平均中古車価格は約18万円。台数は少なく20台に満たないが、8割以上が総額50万円以内で狙えるといった状況だ。
なお、ターボありなしの割合はほぼ半々で、2WDの方がやや多いといったところ。
▼検索条件
三菱 eKアクティブ(初代)×総額50万円以内×全国▼検索条件
三菱 eKアクティブ(初代)×全国ボルトやヒンジを見せたデザインが特徴
ダイハツ ネイキッド(初代)
▲ボルトで取り付けられたバンパーやフロントグリルは、簡単に取り外せるので、ユーザー自身が純正オプションや社外品に変えることができた。ドアは90度近くまで大きく開く生産期間:1999年11月~2003年11月
中古車価格帯:20万~150万円
中古車掲載台数:約200台
バンパーを取り付けるボルト類やドアヒンジなどを、あえて“見せる”デザインにしたダイハツ ネイキッド。カクカクしているだけでなく、その無骨感も魅力の1台だ。
デビュー当時はヘッドライトの形状が丸目だったが、マイナーチェンジで角目モデルが追加された。
また、室内には穴(バーエンドキャッチャー)が備えられ、自由に市販の突っ張り棒やフックを取り付けて、棚を備えられる他、後席を取り外すこともできる。
そんなユーザー好みにアレンジしやすい車でもあった。
▲インテリアも直線基調で個性的。デビュー時のシフトノブはフロアから伸びるタイプだが、後にステアリングから伸びるコラムシフトのモデルも追加されたエンジンはターボとターボなしの2種類。トランスミッションは5速MTか4速ATが組み合わされ、駆動方式は2WDと4WDが設定されていた。
原稿執筆時点で200台以上見つかり、走行距離10万km超なら支払総額約15万円から狙え、半数以上の物件が総額50万円以内で狙えるといった状況。中には、走行距離5万km以下のものも見つかる。
ターボなしの方が掲載台数はやや多いが、ターボありも十分に見つかる。
一方で、駆動方式別に見てみると2WDの方が圧倒的に多いため、4WD狙いなら定期的にチェックをしてみてほしい。
▼検索条件
ダイハツ ネイキッド(初代)×総額50万円以内×全国▼検索条件
ダイハツ ネイキッド(初代)×全国まるでスーパーカーのような構造
ホンダ Z(初代)
▲エンジンが床下のため、機器類がほとんどないボンネット部分には小型の収納ボックスが備えられた。フルタイム4WDで、最低地上高(路面とボディの間の高さ)も高いため、雪道にも強い生産期間:1998年10月~2002年1月
中古車価格帯:20万~90万円
中古車掲載台数:約50台
見た目はただのスクエアなハイト軽SUVのようだが、実はエンジンをボディ中心の床下に置き、運動性能に有利な前後重量配分50:50を実現。しかも駆動方式は4WD。
このように、まるでスーパーカーのような構造のため、多くの車好きを魅了した軽自動車がホンダ Zだ。
もちろんその見た目どおり使い勝手は良好。後席を倒せば前輪を外した24インチの自転車も収納できるし、ラゲージ床は水に強い素材が用いられ、アウトドアニーズにも応えられる1台だった。
▲インテリアはシンプル。床が高いため、今どきのSUV同様、運転席から少し見下ろすような視界になる。オーディオレスが標準。エアコンはマニュアル式のみエンジンはターボありとなしが用意され、いずれも4速ATが組み合わされる。駆動方式は4WDのみだ。
原稿執筆時点で中古車台数は50台ほどあり、支払総額約20万円から狙える。
ターボの有無で価格はほとんど変わらず、台数的にはターボ付きの方が多い。そのため、性能的にも優れているターボ付きから探すことをオススメしたい。
▼検索条件
ホンダ Z(初代)×総額50万円以内×全国▼検索条件
ホンダ Z(初代)×全国2つの顔から好みを選べる
三菱 パジェロミニ(2代目)/日産 キックス(初代)
▲1998年10月~2012年6月という長きにわたり販売されていたため、フロントグリルひとつとってもデザインが変わっている。また、キックスもフロントグリルは独自のものだし、特別仕様車も異なるので、好みのモデルを選ぼう。写真は2010年時点のパジェロミニ
▲こちらはOEM版の日産 キックス。フロントグリルデザインがパジェロミニとは大きく異なるパジェロミニ(2代目)
生産期間:1998年10月~2012年6月
中古車価格帯:20万~160万円
中古車掲載台数:約730台
キックス(初代)
生産期間:2008年10月~2012年6月
中古車価格帯:40万~130万円
中古車掲載台数:約110台
その名のとおり、当時の三菱の人気車「パジェロ」を軽自動車サイズで実現したのがパジェロミニ。2008年のマイナーチェンジのタイミングで、日産からキックスの名前でも販売されていたモデルだ。
走行中でも2WD/4WDを切り替えられる機能を備えていたり、段差や石を乗り越えやすいよう最低地上高も高められるなど、兄貴分のパジェロの名に恥じぬ、本格SUVとしての機能を備えていた。
アウトドアでの使い勝手はもちろん、普段の街乗りのしやすさも両立された、扱いやすいモデルといえるだろう。
▲デビュー時のインテリアは、全車の助手席の前にアシストグリップが備えられるなどアウトドアテイストが強めだったが、改良のたびに次第に街乗り色が強くなっていったパジェロミニのエンジンはターボありとなしが設定され、それぞれに2WDと4WDが組み合わされるが、キックスはターボ車の4WDのみ。どちらもトランスミッションは5速MTと4速ATが用意されていた。
原稿執筆時点でパジェロミニは700台以上もあり、支払総額20万~160万円といったところ。ターボの4WDが最も多いのは、それだけ走りの性能も求めるユーザーが多いということだろう。
一方、ターボのみのキックスは100台以上見つかり、やや高めとはなるが支払総額約40万~140万円で狙うことができる。
▼検索条件
三菱 パジェロミニ(2代目)/日産 キックス(初代)×総額50万円以内×全国▼検索条件
三菱 パジェロミニ(2代目)/日産 キックス(初代)×全国圧倒的な悪路走破性がありながら、街乗りも余裕
スズキ ジムニー(旧型)
▲上記パジェロミニ以上に販売期間が長かった旧型ジムニー(1998年10月~2018年6月)。そのため改良の回数や特別仕様車も多く、フロントグリルは縦の5本スリットの他、横ルーバー3本タイプや横ルーバー1本タイプなどのモデルもある。写真は特別仕様車だがそのままラインナップに加えられていたランドベンチャー生産期間:1998年10月~2018年6月
中古車価格帯:20万~270万円
中古車掲載台数:約2300台
ジムニーにしか行けない道がある、といわれるほど悪路走破性に長けた軽SUV。
その性能に沿った硬派なスクエアフォルムを基本に、曲面が多用されたテイストに仕上げられた。
グレードはすべて4WDのみだが、2WDとの切替が可能。デビュー時はレバー(副変速機)で切り替えていたが、2004年10月の改良でスイッチ式へと変更され、操作が簡単になった。
専用のエクステリアやインテリアを備えた特別仕様車が多いのも、この車の特徴のひとつだ。
▲デビュー時はアウトドア色の強いインテリアだったが、次第に乗用車テイストに。写真のランドベンチャーはシャンパンゴールドの加飾が加えられた他、フロントシート背もたれに撥水機能があり、夏は熱くなりにくく、冬は冷たく感じにくい素材が用いられているエンジンはターボのみで、5速MTか4速ATが組み合わされた。
原稿執筆時点で2000台以上も見つかるため、「カブりにくい」という点ではオススメしにくいのも事実。
ただし、人気モデルなのに支払総額約50万以下から狙えるのは大きな魅力だ。
また、4年前まで販売されていただけあり、支払総額約70万円からとやや高くはなるものの、走行距離5万km以下の物件も500台以上見つかる。
ぜひ一度チェックしてもらいたいモデルだ。
▼検索条件
スズキ ジムニー(旧型)×総額50万円以内×全国▼検索条件
スズキ ジムニー(旧型)×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
この記事で紹介している物件
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