50万円くらいで狙えるVIPセダンが欲しいなら、威風堂々としたスタイルの【4代目 日産 シーマ】はどうだ!?
2022/08/08
▲20年以上前にデビューしたとは思えない威風堂々とした佇まいが魅力の4代目シーマ「シーマ現象」なる言葉を生み出した大ヒットモデルの4代目
1988年に初代モデルが登場した日産のフラッグシップセダンのシーマは、それまでの5ナンバーサイズの呪縛から解き放たれた伸びやかなデザインと、リアを大きく沈み込ませながら猛然と加速するどう猛さを併せ持つ新世代の高級車として一躍大人気となり、「シーマ現象」という言葉を生み出すほどのモデルとなりました。
▲こちらが初代シーマ。3LのV6ターボエンジンも用意するなど、それまでの高級車のイメージを大きく覆したことで「シーマ現象」なる言葉まで生まれたそんなシーマの名前を受け継いでいる現行型(5代目)は、実質的なフーガの兄弟車となってしまって特別感が薄れてしまったのも事実。
しかし、今回ご紹介する1世代前の4代目モデルは、シーマらしい威風堂々としたスタイルをもち、いまだに高い人気を誇っています。
そして、そんな4代目シーマですが、気づけば中古車価格がだいぶこなれてきており、総額50万円くらいでも狙うことができるようになってきたのです。
4代目シーマの中古車の状況は?
では、もう少し4代目シーマの中古車状況を見てみましょう。
執筆時点(2022年8月3日)での4代目シーマの掲載台数は90台程度とやや少なめですが、中古車平均価格は58.3万円とかなりお手頃になっています。
また、初代~3代目の歴代シーマは、ここのところ中古車平均価格は上昇傾向にあるのですが、4代目は今のところ価格は横ばい、底値を維持しているという状況です。
そして、50万円以下のお手頃な価格帯では全体の1~2割くらいの物件がヒットし、9割近くは100万円以内で狙うことができます。新車時価格が600万円以上だったことを考えれば、いかにリーズナブルかがわかるでしょう。
また、この4代目シーマの特徴として、高価格帯の物件を中心に社外エアロや大径アルミホイールなどでドレスアップされた物件も多いことが挙げられます。
逆に生産終了から12年ほど経った今でも、まれに保証付きディーラー系・フルノーマル物件が見つかることもポイントです。
4代目シーマってどんな車?
では、改めて4代目シーマとはどんなモデルだったのか、簡単に振り返ってみましょう。
2001年1月に販売を開始した4代目シーマは、新開発のプラットフォームを採用し、車としてさらにレベルアップを果たしたモデル。
中でも「マルチプロジェクターキセノンヘッドランプ」と名付けられたヘッドランプは特に特徴的なものとなっています。
これは、中心に備えられたプロジェクターランプを取り囲むように6つのライトが配置されている形状で、「バルカンヘッドランプ」の愛称でも知られるほどでした。
▲圧倒的な目ヂカラを感じさせる「マルチプロジェクターキセノンヘッドランプ」は他車種にも流用されるほどの人気となったこのバルカンヘッドランプは当初、上級グレードのV8エンジン搭載車のみに装着されるものでしたが、その人気を受けてか2002年9月にはV6エンジン搭載車にもオプション設定されています。
また、日本車としては初めてドアミラーウインカーを設定した市販車でもあり、今見ても古さを感じさせないのは、そういった現代にも通用するような装備を先行して採用していたからかもしれません。
そんな4代目シーマの心臓部には、V8 4.5Lの直噴エンジンと、V6 3Lのターボエンジンを設定。組み合わされるトランスミッションは、2WD車が5速AT、4.5Lモデルにのみ設定されていた4WD車には4速ATが組み合わされていました。
なお、V8エンジンは2003年8月のマイナーチェンジで直噴から通常のエンジンへと置き換えられ、V6ターボエンジンは、排出ガス規制の問題で2007年7月に姿を消しています。
▲改良後のモデルに搭載されたV8 4.5LのVK45DE型エンジン。大排気量ゆえパワフルで余裕ある走りが可能だ2001年デビューとやや古めのモデルではありますが、4.5Lの一部グレードには当時としては珍しいステアリングアシストとレーダークルーズコントロールを組み合わせた「レーンキープサポートシステム」がオプション設定されていました。
2003年8月のマイナーチェンジでは、いわゆる衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェントブレーキアシスト」を全車に標準装備するなど、フラッグシップモデルらしく充実した装備も魅力的です。
▲2003年8月のマイナーチェンジでは、衝突被害軽減ブレーキを全車に標準装備したまた、2008年2月には2度目のマイナーチェンジを実施。
前後バンパーの大型化によって全長が5m超の5120mmとなり(従来型は4995mm)、テールランプが同時期のフーガやスカイラインに似たL字型のものへと一新されるなど、近代化がなされました。
▲L型テールランプを採用した後期型は販売期間が短く希少となっているその後シーマは2010年7月でいったん終売とりました。後期型はおよそ2年半しか販売されなかったため、市場でも希少な部類となりますが、予算に余裕があれば狙ってみる価値はあると言えそうです。
50万円で狙うなら、条件を絞りすぎずすべての物件をチェックすべし!
総額50万円前後で狙うことができる物件は前述のとおり、全体の1~2割程度と決して多くはありません。
そのため、この価格帯で狙うならすべての物件をチェックしつつ、グレードや装備、物件の状態などを考慮して選ぶことになるかと思います。
とはいえ、中心になるのは初期型の2001~2002年式で、V6 3Lターボエンジンを搭載した「300G」系が中心となるでしょう。
▲前期型のみに設定された3Lターボエンジン。自動車税額は4.5Lモデルより安いため有利か走行距離は10万kmオーバーの物件が多くなりますが、意外と少なめの物件もあるといった状態。
ただし、こういったVIPモデルは法人オーナーが使用していたケースも多いため、多走行気味でもしっかりとメンテナンスがなされているものも多いです。
走行距離だけで判断するのではなく、その車がどのように扱われてきたのかをしっかりチェックすることがポイントでしょう。
▼検索条件
日産 シーマ(4代目) ×総額50万円以内×全国予算100万円なら、後期型やカスタム済も射程圏内
予算を100万円前後までアップすることができれば年式的に新しい後期型も十分射程圏内となり、数は少ないですがディーラー系の中古車も手が届くようになります。
このような車両であれば履歴がしっかりしている車両も多く、状態の良い物件を探しているのであれば狙ってみる価値はあると言えるでしょう。
▲数は少ないが、ディーラー系中古車店が取り扱うシーマなら状態もお墨付きで、手厚い保証も魅力また、このくらいの予算で狙うことができる物件の中には、エアロ、アルミホイール、ローダウンといったカスタマイズ済みの物件も射程圏内となります。
改造車であることには留意しなければなりませんが、自分好みのカスタマイズが施されているものであれば、買い得感が強い場合もあるので、しっかり吟味して選ぶというのも選択肢のひとつかもしれません。
▼検索条件
日産 シーマ(4代目) ×総額100万円以内×全国意外と少ないサンルーフ付き車両
VIPセダンで人気の装備のひとつがサンルーフでしょう。
ただし、この4代目シーマの場合はサンルーフ付き車両は意外と少なく、執筆時点ではわずか8台のみ。
▲予想以上に物件数の少ないサンルーフ付き車(写真は輸出仕様のインフィニティQ45)これはオーナードライバーも多い他のVIPセダンに対し、シーマは後席にVIPを乗せて使用していたケースも多く、前席中心となるサンルーフに必要性を感じないオーナーが多かったことも影響しているのかもしれません。
そのため、サンルーフ付きの4代目シーマを探すのであれば、根気強く探す必要があると言えるでしょう。
▼検索条件
日産 シーマ(4代目) ×サンルーフ付き×全国今回は日産のフラッグシップセダンの4代目シーマをご紹介しましたが、執筆時点で現行型が間もなく終売となるという情報もあり、セダン好きには悲しい限り。
すでにVIP用車両は大型ミニバンに移行しつつあるため仕方のないことではありますが、状態の良いVIPセダンを格安で買えるのも今のうちなのかもしれません。
VIPセダンファンの方は、ぜひ一度4代目シーマをチェックしてみてはいかがでしょうか?
▼検索条件
日産 シーマ(4代目) ×全国
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車のリーフを買ってしまう暴挙に出る。現在はリーフを手放し3代目インサイトをメインに、NA、NB2台のロードスターや初代パルサー、S660に17系クラウンなど雑多な車種を所有中。
この記事で紹介している物件
日産
シーマ 4.5 450XV 本革シート シートヒーター 地デジTV 純正ナビ バックカメラ 社外19インチアルミ エアロ ETC 電子キー 車検R8年11月
本体価格44.0万円
支払総額49万円
日産
シーマ 3.0 300G 新春 1月 特・撰・車 キーレス 社外アルミホイール 電動格納ミラー マルチナビ プロジェクターキセノンヘッドライト コンビハンドル 助手席オットマン
本体価格34.0万円
支払総額50万円
あわせて読みたい
マルチクリエイターが運命的に出合った、走行距離20万kmオーバーのシトロエン C6
コミコミ50万円で手に入る! 日常使いに大活躍のスライドドア付き軽自動車 3選
「N-BOXしか知らない」はもう卒業! 個性も使いやすさも手に入るスライドドア付きの“新しめ”な軽5選
「ネオクラ・メルセデス」がアツい! 正規ディーラーも参入するほど中古車市場でいま静かに熱を帯びているR129型、W124型に注目!
「AOG 湘南里帰りミーティング 2025」で出会った、室蘭~湘南移動も思いっきり楽しむ家族の愛車は?
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…
アコードの平均総額が1年で60万円以上ダウン! プレリュードが気になるけど実用性も欲しい諸兄にオススメのフラッグシップセダン
ジャパンモビリティショー2025記念! 10年前の“未来の車”を2025年の今振り返ってみよう!
R32型 スカイラインGT-Rが50万円から? あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”
新型エルグランド発表! ところで3代目最終モデルの中古車状況は? モデル概要やオススメの狙い方を解説









