新型フェアレディZをマンガで解説! 日産デザイナーが語る「Zだから許された贅沢」とは?【人気車ゼミ】
2023/02/08

自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは新型日産 フェアレディZ。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。




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日産 フェアレディZ(現行型) × 全国重要ワード(マンガ内※)解説
初代(S30)は卓越したGT性能を比較的廉価な価格帯で味わえるモデルとして登場。アメリカでは「Z-CAR」と呼ばれ大ヒットした。また、S30はモンテカルロラリーや東アフリカサファリラリーなどに参戦。好成績を収め、世界中のモータースポーツファンを熱狂させた。

前モデルのZ32は当時の排ガス規制に対応できず、2000年9月に販売終了。Zの系譜は一時途絶えた。そんななか2002年、Z33として約2年ぶりに復活。ファンは大喜びした。3.5L V6エンジンを搭載し、前後重量配分の最適化や高い空力性能などが追求されている。

フロントライトまわりはS30の中でもカリスマ的存在である240ZGのスタイルを現代風によみがえらせた。240ZGは「Gノーズ」(正式名称はエアロダイナノーズ)と呼ばれる空力性能を高めた流線型のフロントフェイスが採用されたモデル。全長は標準車より190mm長い。

車は大型で複雑な形状をしているため、ドアやボンネット、フェンダーなどは別々に製造される。それらを組み合わせた際に出る線のこと。

建築などで使われる用語で、立体的な図を描いたときに、延長した線が交差する点を消失点(バニシングポイント)という。車では運転席から見たボンネットやボディサイドのラインが前方で交わる点のことを指し、視線のはるか先にあるとスピード感を感じるといわれる。
1. 618の比率は人間がもっとも「美しい」と感じると言われていて、この比率の四角形は黄金長方形と呼ばれる。黄金長方形の中に最大の正方形を取ると、残った長方形がまた黄金長方形になる。黄金比率はパリの凱旋門や、ミロのビーナスなどに使われている。
S30に採用されたインパネ中央に配置される3連サブメーターは、Z33、Z34でも採用された。新型フェアレディZの3連メーターは左からブースト計、ターボ回転計、電圧計になる。

フェアレディZはスポーツカーだがATも人気。新型は9速ATになり、アクセルを踏み込んだときに素早くシフトダウンして気持ちいい加速感が味わえる。

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