ホンダ CR-V ▲切れ長ヘッドランプとスリットによってワイド感が演出される次期CR-Vのフロントマスク。バンパーは広範囲にわたってボディ色でおおわれてBEVのような先進感がかもし出される

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

ホンダ CR-V▲こちらは次期型シビックの予想イラスト。次世代コンポーネントはこの次期シビックにも採用される。エクステリアは新型プレリュードの流れを受けいちだんとスレンダーなクーペルックに生まれ変わるようだ

シビックより先に新世代ユニットを採用

ホンダは世界戦略車であるシビックに新しいユニットを搭載し2027年以降にリリースする予定だという。しかし、それより先に新ユニット採用車が現れる。次期CR-Vだ。

世界中でSUVのジャンルが確立されて市場が拡大している現在、まずは量販を望める分野に新ユニットを用いようという計画のようだ。

ホンダ CR-V▲BセグメントのクーペSUVとして投入されたヴェゼルは2021年のモデルチェンジで現行2代目にバトンタッチした

まるで、BEVのようなフロントマスク

歴代CR-Vはルーフの長いシルエットをまとってきたが、次世代型ではバックウインドウの傾斜が強まってWR-V似のフォルムに変わるという。

言い方を変えればヴェゼルの兄貴分に見えるルックスへと変身する。

ホンダ CR-V▲こちらは2022年まで生産されていた5代目のCR-V

SUVといえば大きなラジエターグリルで力強さと迫力が演出されるのが一般的だ。しかし、次期CR-VにはBEVと見紛うフロントマスクが与えられる。

バンパー前面は広範囲にわたってボディ色で覆われ、グリル代わりのスリットが左右ヘッドランプ間にバンパー中央に配される。

ヴェゼルではグリル内のルーバーがボディ同色に仕立てられて開口部の存在感が抑えられたが、ついにCR-Vではグリルそのものが取り払われる。

非常に先進的で洗練された表情ではあるがはたしてSUV購入層の心に刺さるだろうか。次期CR-Vはシビックに先立って、2027年にリリースされる公算が大きい。


※2025年8月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2027年
■全長×全幅×全高:4700×1880×1690(mm)
■搭載エンジン:2L 直+モーター

 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、ホンダ