ホンダ シビック ▲次期プレリュードに続き次期シビックもプレーンな面構成のシンプルなデザインに仕上がるだろうか。シャシー刷新にあわせてハイブリッド機構もリニューアルされて、燃費とコストが改善されるか

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

街中でも使える運転支援4WDを採用

ホンダのHEVがプラットフォームとコンポーネントをまるごと刷新。2027年から次世代ユニットに切り替わる。

ホンダの新ユニットは車格に合わせて中型と小型の2種類を用意。これまでホンダが自慢してきたプロペラシャフト採用の4WD機構は後輪モーターの起用で電動化。ただし、気休めレベルの生活四駆ではなく現在のメカ四駆に負けない駆動力が確保されるに違いない。

ユニットの世代交代でHEVの燃費は現状より10%以上改善され、30%以上のコスト削減も見込まれている。
 

大型モデル向けのHEV機構は海外用

大型モデル向けのハイブリッド機構も開発が始まっている。2020年代後半に実用化される見通しだ。こちらは北米など海外専売車に用いられるようだ。

このようにHEV戦略に重点を置くことで、2027年からの4年間で次世代HEVは地域専売車も含めて全世界で13車種がリリースされる。

電動化と並んで運転をサポートするADAS(運転支援システム)の開発にも力が注がれている。2027年頃に日本や北米で起用される次世代ADASは一般道でも使えるポテンシャルを持ち合わせる。

こうした機能がどの車から用いられるのか。日本や北米に投入が計画されている主力モデルへの搭載を踏まえるとシビックをはじめとするCセグメント以上の車も含まれるはず。

新技術を広く普及させるにはフラッグシップモデルよりも幅広い客層にマッチングするシビックのような量販車が最適であることは言うまでもない。

※2025年6月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2027年以降
■全長×全幅×全高:4575×1800×1415(mm)
■搭載エンジン:2L 直4+モーター
 

文と写真/マガジンX編集部