「総額65万円以下で狙える足車ならコレ!」買い物・通勤・送迎……日々の暮らしを支えてくれる“ちょうどいい”軽自動車5選
カテゴリー: 特選車
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2025/07/06

「ちょっとそこまで」をかなえる超小型EVミニカー「EV-eCo」の登場
近所のスーパーや病院に行きたいとき、もう少しだけ“自由に動ける足”があったらーー。そんな需要に応えてくれる存在として、アントレックスの1人乗り超小型EVミニカー「EV-eCo」が最近注目されているという。

原付ミニカー規格なので車検・車庫証明は不要とお手軽で、車体価格も64万9000円と手に届きやすい。電動シニアカーと軽自動車の間のような、ちょっとしたお出かけにぴったりなサイズ感が魅力的だ。
その一方で、サイズや価格を圧縮するためにそぎ落としすぎてしまっている部分もあると言える。例えば下記のような需要はないだろうか?
・日常的に4人で出かけることはないが、最低2人乗り、何かあった時のために4人乗りがいい
・高速道路を利用して遠出はしないけど、幹線道路を程よく走れるスピードは欲しい
・ちょっと買い物しすぎちゃったなという時に、荷物が積めるスペースがあるといい
・「EV-eCo」はもちろん素敵なデザインだが、ちょっと自分の好みとは違うかも
そんな人にオススメなのが中古の軽自動車だ。「EV-eCo」と同予算であっても、4人乗りで程よく走れる&荷物を十分に積むことができ、さらに選択肢が豊富だからだ。
今回は「EV-eCo」と同じ総額65万円で買える軽自動車の中から厳選した5モデルを紹介してみたい。
ホンダ N-BOX(2代目)| ファミリーにおすすめのスライドドア&広々車内
ホンダ N-BOXは、全国軽自動車協会連合会が毎月公表する新車の販売ランキングで、1位を独占し続け、衰えない人気を誇る1台。
そんなN-BOXでも、初代~2代目なら65万円でも買える車体がある。2代目モデルなら2017~2023年と比較的高年式なので、デザインや装備などに古さは感じさせないだろう。

大人4人が乗ってもゆったり感じられるほどの広さに加え、後席を跳ね上げれば自転車やベビーカーも載せられる収納力。週末の買い物や家族のお出かけにも活躍する。


両側がスライドドア仕様なので、狭い場所でもスムーズに乗り降りでき、雨の日の荷物の出し入れもラクラク。子供が誤って隣の車にドアパンチさせてしまうというリスクも気にしなくてよい。
また、運転席から外の視界が広いので市街地での運転に苦手意識を持つ人も安心だ。
エンジンはターボが付いているモデルと付いていないNAモデルが存在し、四駆仕様も存在する。どれも燃費は、WLTCモードで約20km/L前後と経済的で、維持費も抑えられる。

軽自動車ながら“普通車以上のゆとり”と“使いやすさ”を両立した1台。送迎などの機会が多い子育て世代にも、買い物用途が中心の人にも、様々なライフスタイルに溶け込む万能型の軽。
初めての1台としても、中古軽の買い替え先としても強くオススメできるモデルだ。
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ホンダ N-BOX(2代目)×総額65万円以下▼検索条件
ホンダ N-BOX(2代目)日産 デイズ(2代目)| 安心・安全装備を重視したい人にうれしい充実の安全性能
2代目 日産 デイズは、2019年にフルモデルチェンジ。安全装備とデザイン性、そして軽らしい扱いやすさがバランスよくまとまった1台だ。
デザイン面は、シンプルながらエッジの効いた外観が世代を問わず好評で、4ドアの乗降性の良さも人気の理由のひとつ。

2代目から軽自動車として初めて先進運転支援技術「プロパイロット」が搭載された。高速道路でアクセルとステアリングを自動でサポートしてくれる機能を備え、長距離移動での安心感が得られる。
また、衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止アシストなど日常の安全を支える装備も充実。初めての車としての購入を考える人や、シニア世代にもぴったりの安心性能と言える。

内装は従来の軽自動車とは一線を画す質感と装備を実現している。シートには、スカイラインなどで採用されるゼログラビティシート(スパイナルサポート機能付きシート)を軽自動車で初めて採用。長時間座っていても疲労が軽減されるのはうれしいポイントだ。

プロパイロット搭載など先進の装備が備わる豪華な2代目デイズでも、65万円の予算内で選択の対象になるのはうれしい。見た目も使い勝手も良い軽を探している人にとって、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢だと言える。
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日産 デイズ(2代目)×総額65万円以下▼検索条件
日産 デイズ(2代目)スズキ アルト(8代目)| シンプルで無駄のないコスパ抜群な1台
スズキ アルトといえば、「とにかく実用的」。見た目はシンプルだが、その分誰にでも扱いやすく、コスパの高さで右に出るものはなかなか見当たらない。

インテリアは機能重視でシンプルだが、その分メンテナンス性も高く、無駄がない。軽自動車らしさを残しつつ、必要なものはしっかり備えている、という真面目さがアルトの特徴でもある。

先代からパワートレインが高効率化され、JC08モードで燃費37.0km/Lを記録するなど、経済性は申し分ない。
走りは軽快で、小回り性能にも優れており、狭い道や駐車場でもストレスなく運転できる。もちろん安全性能にも抜かりはなく、見た目は控えめでも、中身は“しっかり者”なのだ。

アルトは価格が安く実用的でタフという点で営業車などにも採用されるが、一方でカラーバリエーションが豊富という特徴もある。中古車では2000台超の物件が流通しているため、欲しい色の個体がない……という可能性は低い。選びやすさという点でもオススメの1台である。
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スズキ アルト(8代目)×総額65万円以下▼検索条件
スズキ アルト(8代目)ダイハツ ミラジーノ(初代)| おしゃれな街乗りで映えるレトロなデザイン
街で見かけると、思わず目を奪われる。そんな絵になるレトロな魅力を放っているのが1999年登場の初代ダイハツ ミラジーノ。
クラシックな丸目ヘッドライトにメッキのグリル、上品なフォルムは、まるで英国のMINIを思わせるデザイン。今見ても色あせない独自の存在感がある。

中身は、ベースとなった「ミラ」譲りの堅実なつくり。扱いやすさと燃費性能はそのままに、デザインでしっかりと個性を主張しているのが魅力だ。
内装はウッド調パネルや丸いエアコン吹き出し口など、凝ったデザインで、今見ても新鮮に感じられるポイントが多い。コンパクトなボディサイズとスクエア形状で見切りがよく、街中の取り回し性も良い。

初代ミラジーノの中古車は安価で魅力的な個体が多数見つかる。約20年以上前と古い車ではあるが、きちんとメンテナンスされた個体であれば、普段使いにもまだまだ対応できるはず。
もしも年式の古さが気になる場合は100万円以下まで予算を上げて、2004年11月にフルモデルチェンジをし、2008年12月まで流通した2代目を狙ってみるのもいいかもしれない。

個性的なデザインで日常にほんの少し“遊び心”を添えてくれる1台としてオススメしたい。
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ダイハツ ミラジーノ(初代)×総額65万円以下▼検索条件
ダイハツ ミラジーノ(初代)▼検索条件
ダイハツ ミラジーノ(2代目)三菱 パジェロミニ(初代)| 山間部や悪路など“様々な道”で頼れる相棒
初代の三菱 パジェロミニは、軽なのにオフロードもオンロードも走行性能は名車「パジェロ」そのまま、と言える本気のSUV。
1994年に登場とやや古いが、四角いボディと高いアイポイント、背面タイヤなど、いま見てもワイルドでカッコいい印象をもつ。

軽クロカンならではのタフネスさと愛嬌が共存したスタイルは、いまの時代だからこそ逆に新鮮。内装はシンプルながらもモダンな印象で、手を加えてカスタムを楽しむユーザーも多い。
悪路走破性を意識した作りで、本格的な4WDシステムを搭載しているグレードが基本。雪道やぬかるみでも安心感があり、山間部や地方の未舗装路でも頼れる相棒になってくれること間違いなしだ。
また、二駆と四駆を切り替えられるトランスファーを備えているので、高速などオンロードではFRで走れる。

走行性能はNAはのんびりめだが、ターボ付きは強力。街乗りからレジャーまで幅広く対応できるポテンシャルをもち合わせる。実燃費は約10~15km/Lほどと控えめながら、その分、“走れる道”の幅は広い。
初代パジェロミニは、約40万~65万円ほどで出回っており、良好なコンディションの個体に出合えれば幸運だ。登場から年数がたっているので、少しずつ価格は上がりつつあるため、今のうちに手に入れておきたい1台だろう。


「ちょっとそこまで」から「ちょっと冒険」まで、この1台ならきっと楽しくなるはずだ。
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三菱 パジェロミニ(初代)×総額65万円以下▼検索条件
三菱 パジェロミニ(初代)このように、軽自動車には、“ちょうどいい”が詰まっている。電動の原付ミニカーのような乗り物も便利だが、中古の軽自動車なら同じくらいの価格で、もっと広く、もっと遠くまで出かけることができる。
軽自動車とひとくちに言っても、スライドドアで便利なもの、クラシカルなデザインを楽しめるもの、燃費重視のタイプ、ちょっと冒険できるSUV風まで、本当にバリエーション豊かなのだ。
軽自動車税は年間1万800円と安く、高速道路でも軽自動車割引があるなど維持費も経済的。日々の移動や家族との暮らしの中で「軽って便利で役に立つ」と実感できる場面はたくさんある。
小さな軽自動車なら、自分のライフスタイルに合ったちょうどいい1台が必ず見つかるはずだ。

自動車ジャーナリスト
瀬イオナ
車メディアの雑誌編集部員を経て、2024年にフリーランスとして独立。「走って書ける」自動車ジャーナリストを目指して修行しながら、若手ジャーナリストとして活動している。車業界に入ったきっかけは、某動画で中谷明彦師匠を見つけたこと。現在に至るまで「ドライビング」はもちろん「ジャーナリスト」の心得など業界におけるすべてを教わりながら日々鍛錬中である。趣味はドライブ、レーシングカート、サウナ。
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