メーカーの人も“いち参加者”。1000台以上のロードスターが集結する「軽井沢ミーティング2019」
2019/06/10

みんなが一体になって楽しめるイベント
日本が世界に誇る名車と言っても過言ではない、マツダ ロードスター。国内のみならず、世界各国で愛されるライトウェイトオープン2シーター車です。
今年は、初代となるユーノス・ロードスターが登場してから30周年となる節目の年。各地で開催される関連イベントは、より一層の盛り上がりを見せています。
そんなロードスターのイベントの中でも最大級の規模を誇る「軽井沢ミーティング」が5月25日(土)~26日(日)に開催されました。
1993年に115台、138名の参加者でスタートしたこのミーティング。今年は、初代(NA型)355台、2代目(NB型)209台、3代目(NC型)138台、4代目(ND・現行型)342台の総勢1044台、当日の来場者はおよそ2150人という規模に!
ちなみに、この規模や知名度からマツダの公式イベントと思われる人も多いようですが、「軽井沢ミーティング実行委員会」という有志の人たちで運営されているイベントであり、マツダの関係者も「いち参加者」なのです。
実行委員会事務局代表の水落さんにそのあたりの背景を伺いました。
いえ、マツダの皆さんも、一般の参加者と同じ参加料を払って普通に参加してもらっています。もちろん我々(運営)もです。
なので参加している全員が同じ立場で、結果的に一般の参加者だけでなくメーカーの皆さんとも“仲間”になることができるんです。
我々の使命だと思っています。
ロードスターは、1人で乗るのはもちろんですが、たくさんの人で集まって走った方が楽しい車です。趣味性が高いので、乗っている人同士が仲良くなって自然とクラブができる。すぐ友達ができる車なんです。
そんな良さを実感していただくためにも、毎年集まるキッカケを提供していきたいと思っています。

確かに、参加者たちはみんな笑顔で楽しそうに会話していました。
中には、仲良くなったけど家が遠いので、毎年この日に合うのを楽しみにしているという人や、自分の車を息子に、そして孫へと受け継ぎ、孫の運転で参加したという人もいるとのこと。
自分と同じ地域のナンバーを見つけて声をかける人もいましたね。
このように、“みんなが一体となる”軽井沢ミーティング。この記事では、全国からロードスターが集結する2日目の日曜日の模様を紹介します!
軽井沢がロードスターだらけに! トークショーや再版部品の展示など盛りだくさん
朝8時のゲートオープン時には周辺道路はほぼすべてロードスターで埋め尽くされ、まるで日本の自動車がすべてロードスターになったかと錯覚するほどでした(笑)



参加車両もフルノーマルのピカピカなものからともに歩んだ歴史を感じさせるもの、ゴリゴリにチューニングをしたものまで様々。
同じロードスターという車種でも、多種多様な方向性があるということを感じさせてくれました。
毎年何かしらのサプライズがあることでも知られるトークショーですが、今年はなんと「現ロードスター開発主査である中山雅氏から斎藤茂樹氏へと主査がバトンタッチする」というサプライズ発表が!(中山氏はチーフデザイナーとして留まるとのこと)
さらに、斎藤氏からは5代目となるNE型ロードスターにまつわる個人的な思いが、ポロリする場面もあったとかなかったとかで、会場がザワザワしていたのが印象的でした。


実はロードスターオーナーでもある筆者ですが、軽井沢ミーティングに足を運ぶのは今回が初めて。
来年こそは抽選を突破して会場に愛車を並べたいなと思った一日となりました。早くも来年が待ち遠しいところです!
参加オーナーの皆さんにもインタビューしましたので、そちらも後日、別の記事で公開します。お楽しみに!

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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