トヨタ ヴォクシー VS ステップワゴン PART6:チャイルドシート取り付け対決
2007/10/11
PART6 チャイルドシート取り付け対決
トヨタ ヴォクシー
ホンダ ステップワゴン
空間に余裕のあるミニバンならば、取り付けも苦にならない
このページを見ている人の中には6歳未満の子供がいてチャイルドシートを使っているファミリィも多いはず。チャイルドシートって何気に大きくて重いから狭い車内空間では取り付けるのが難しいんですよね。だからといってきちんと固定しないと、万が一のときに衝撃を受け止めきなくて、大切なお子さんが大ケガをしてしまうことだってあるんです。ファミリィ利用が多いミニバン。今回はチャイルドシートの取り付けやすさや便利機能を試してみました。後部ドアがスイングタイプで背も低いセダンなどでは、チャイルドシートを車内に入れるのに一苦労ということもあります。
ヴォクシー/ステップワゴンは、ともにスライドドアで開口部も広いので、チャイルドシートを載せるときに苦労はしません。載せた後はシートベルトで固定します。でもその前にチャイルドシートの背もたれにヘッドレストがあたっていないかを確認しましょう。あたっているとシートとの間に隙間ができてしまうのでしっかり固定できません。今回テストしたチャイルドシートは大き目のタイプなので、両車ともあたっていました。こんなときはヘッドレストは外すか上に上げるかして、背もたれの間に隙間ができないように調整しましょう。
シートベルトを通して固定するときは、写真のようにチャイルドシートに体重をかけて思い切りベルトを巻き取ります。このときも車内が狭いとやりにくいのですが、どちらも天井が高いので非常にやりやすかったですね。シートの材質が滑りやすいと、しっかり固定したつもりでもチャイルドシートが動いてしまう場合があります。そんなときは市販のマットなどを敷いて回避しますが、この2車種はグラつかないように固定ができました。
ファミリィにあると便利な装備いろいろ
チャイルドシートが必要な小さな子供がいると、ベビーカーを使っていたり、抱っこをしたままキーをかばんの中から探したり…といったシチュエーションが想定されます。そんなとき両側電動スライドドアやキーを持っているだけでドアの開施錠ができるスマートキーはメチャメチャ重宝します!これらはヴォクシー、ステップワゴンともにオプションで選べるので子供がいる人はぜひ検討してみてください。テスト車両にはついていませんでしたが、ヴォクシーはオプションの“ロングスライドマルチ回転シート”(ZS、Z、XとX Lエディションの2WDに設定)を選ぶと“チャイルドケアモード”というシートアレンジができます。これは2列目シートの運転席側を30度、助手席側を60度外側に回転させることができる機能。これによりチャイルドシートへの子供の乗せ下ろしが楽になります。この機能を利用するときは、チャイルドシートは必ずISO FIX対応チャイルドシート固定専用バーとトップテザーアンカーに対応したメーカー純正品を使用してください。シートベルトで固定するタイプのものでは動かすことによりベルトが緩んでしまいます。
今回のまとめ
この対決、両車まったくの互角。室内空間に余裕のあるミニバンだけに、小さな子供がいるファミリィが使うのには本当に便利なチョイスです。車内が広いとほかにも赤ちゃんのオムツ替えのときなんかにも便利ですよ。次回予告
ハッチバックスタイルへ変貌したインプレッサとティーダの比較テストだ!
ハッチバックスタイルへ変貌したインプレッサとティーダの比較テストだ!
今回のテスト車両



■トヨタ
ヴォクシー
- ・テスト車両
- 2.0ZS(2WD)
245.7万円 - ・駆動方式
- FF
- ・トランスミッション
- CVT
- ・全長×全幅×全高
(mm) - 4640×1720×1850
- ・ホイールベース(mm)
- 2825
- ・車両重量(kg)
- 1590
- ・最小回転半径(m)
- 5.5
- ・乗車定員(人)
- 8
- ・エンジン種類
- 直4DOHC
- ・総排気量(cc)
- 1986
- ・最高出力
[kW(ps)rpm] - 116(158)/6200
- ・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm] - 196(20.0)/4400
- ・使用燃料
- 無鉛レギュラー
- ・燃料タンク容量
- 60L
- ・10・15モード燃費
(km/L) - 14.2
- ・タイヤサイズ
- 205/60R16



■ホンダ
ステップワゴン
- ・テスト車両
- 2.0GLSパッケージ(2WD)
242.55万円 - ・駆動方式
- FF
- ・トランスミッション
- 4AT
- ・全長×全幅×全高
(mm) - 4630×1695×1770
- ・ホイールベース(mm)
- 2855
- ・車両重量(kg)
- 1530
- ・最小回転半径(m)
- 5.3
- ・乗車定員(人)
- 8
- ・エンジン種類
- 直4DOHC
- ・総排気量(cc)
- 1998
- ・最高出力
[kW(ps)rpm] - 114(155)/6000
- ・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm] - 188(19.2)/4500
- ・使用燃料
- 無鉛レギュラー
- ・燃料タンク容量
- 57L
- ・10・15モード燃費
(km/L) - 12.2
- ・タイヤサイズ
- 205/65R15
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
トヨタ ヴォクシー VS ステップワゴン PART6:チャイルドシート取り付け対決/旬ネタ
あわせて読みたい
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
先代ヴェルファイアなら150万円後半で買える!? トヨタ人気ミニバン、新型との違いや中古車価格、オススメな選び方を解説!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
自由と絶景とハプニング! ルノー アルカナで行く神様が集まる「神津島」への旅
アルファードが先代なら100万円台後半から狙える? トヨタの人気国産ミニバン、中古車価格や今オススメの買い方・選び方、新型モデルとの違いを解説!
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する
【試乗】新型 BYD シーライオン7|BEVの特性を生かした足回りでワインディングも器用に走る上級クロスオーバーSUV!
【試乗】新型 アウディ S5アバント|エンジンフィールが気持ちいい! マイルドハイブリッドを備えた新ネーミングの基幹モデル