トヨタ マークXジオ 【ちょい乗り試乗】
2007/10/10
<%image(editor/zio_main.jpg|565|424|)%>
軽井沢で行われたマークXジオの試乗会。さっそく3.5Lモデルから乗ることにしました。
まずは後席から。さすがに広々です。普通のミニバンならベンチタイプに3人座るところを、一人1シートですからね。大きなアームレストもそんな余裕感をさらに高めてくれます。
18インチを履く影響か、それともまだ足回りがこなれていないからか、多少突き上げが気になりました。しかしサスペンションがそれを打ち消すような働きをしている感じがわかります。以前、マークIIに乗っていた私としては、いかにもトヨタらしい乗り心地と言わせていただきます。ドイツ車でもフランス車でもなく、トヨタなんです、このちょっとゆるい感じすらする乗り心地って。ディーラーで試乗する際に、一番乗り心地がいいと感じられるセッティングと言ってもいいですね。もちろん、3.5Lなんでパワーは超余裕。
一方の2.4L+16インチ(240F)はどうでしょうか。こちらのほうが乗り心地がよりマイルドです。ハンドリングは3.5Lより素直だと感じました。かなり好印象。
高速道路の軽井沢インターから軽井沢方面へ向かうとすぐに山を越えないと行けないのですが、ここでもまったくストレスフリーでした。動力的になんの不満もない。2.4Lで十分すぎます。CVTとの相性もいいんでしょうね。ちなみに3Lの愛車アヴァンタイム(車両重量がありますけど)でも同じ道を何度か走りましたが、それより遙かに軽快。2.4Lの16インチ最高!と思いました。
<%image(editor/zio_2nd.jpg|565|424|)%>
…しかしです。実はこの2.4L+16インチ(240F)という組み合わせ、7人乗り仕様しかないのです。つまり、2列目がベンチシートタイプということ。
そこで今度は2.4Lの18インチ、2列目がセパレートタイプとなる6人乗り、240Gに乗りました。ちなみに3.5Lの350Gは専用サスペンションが備わっていますが、こちらは16インチの240Fと基本同じです。やはり。350Gよりゴツゴツ感が増した感じです。ということは、乗り心地でマークXジオを選びたいという人には、どうしても350Gを勧めたくなります。まぁ、まだ新車のおろしたてだし、個体差もありそうですが。ご自身で確かめてみてもらうほかないかもしれません。
<%image(editor/zio_3rd.jpg|565|424|)%>
ところで、先日の発表会で「3列目には大人が乗れそうにない」と書きましたが、すみません、訂正させていただきます。確かに身長173cmの私は、背もたれに届く前に天井が頭につっかえてしまうのですが、身長160cmの本誌デスク・高山はすっぽり…まぁ、それは仕方ないとしても、身長175cmのカメラマンもすっぽり…身長じゃなくて座高の問題でした…。
ちなみにトヨタのホームページでは、「ボディタイプで選ぶ」から探すと、ミニバンではなくセダンでもなく、新たに「新カテゴリー」というジャンルが出来ていて、そこに一台、このマークXジオがあります。それでふと思い出したのですが、そういえば昔、マツダのカペラワゴンやフォードトーラスワゴンにも3列目シートを備えていた車があったなぁと。感覚的にはそれに近いシートです(向きが逆ですが)。あるいはボルボのXC90の3列目とか。
また、高級感も確かにあります。下の写真はエアコンのスイッチですが、針の動き方が優雅です。これもぜひ、ご自身で触って見てください。
<%image(editor/zio_swich.jpg|565|424|)%>
高級ワゴンで3列目を備える。それは最近の高級SUVに3列目が付いているのと同じなのかも知れません。とにかく、1〜2列目の使い勝手や雰囲気で選ぶ車なのでしょう。その上、人や荷物がたっぷり積めると。そう考えると、例えば大人4人でゴルフに行くには最適でしょう。ゴルフに行くのに、見た目がミニバンだと、どうしても生活臭が漂ってしまう感じがしますからね。
そう言いたいのは十分わかる作りだし、確かにその通りなのですが、でも私は、意地悪にもホンダオデッセイとガチンコで勝負させてみたいと思わずにはいられませんでした。
軽井沢で行われたマークXジオの試乗会。さっそく3.5Lモデルから乗ることにしました。
まずは後席から。さすがに広々です。普通のミニバンならベンチタイプに3人座るところを、一人1シートですからね。大きなアームレストもそんな余裕感をさらに高めてくれます。
18インチを履く影響か、それともまだ足回りがこなれていないからか、多少突き上げが気になりました。しかしサスペンションがそれを打ち消すような働きをしている感じがわかります。以前、マークIIに乗っていた私としては、いかにもトヨタらしい乗り心地と言わせていただきます。ドイツ車でもフランス車でもなく、トヨタなんです、このちょっとゆるい感じすらする乗り心地って。ディーラーで試乗する際に、一番乗り心地がいいと感じられるセッティングと言ってもいいですね。もちろん、3.5Lなんでパワーは超余裕。
一方の2.4L+16インチ(240F)はどうでしょうか。こちらのほうが乗り心地がよりマイルドです。ハンドリングは3.5Lより素直だと感じました。かなり好印象。
高速道路の軽井沢インターから軽井沢方面へ向かうとすぐに山を越えないと行けないのですが、ここでもまったくストレスフリーでした。動力的になんの不満もない。2.4Lで十分すぎます。CVTとの相性もいいんでしょうね。ちなみに3Lの愛車アヴァンタイム(車両重量がありますけど)でも同じ道を何度か走りましたが、それより遙かに軽快。2.4Lの16インチ最高!と思いました。
<%image(editor/zio_2nd.jpg|565|424|)%>
…しかしです。実はこの2.4L+16インチ(240F)という組み合わせ、7人乗り仕様しかないのです。つまり、2列目がベンチシートタイプということ。
そこで今度は2.4Lの18インチ、2列目がセパレートタイプとなる6人乗り、240Gに乗りました。ちなみに3.5Lの350Gは専用サスペンションが備わっていますが、こちらは16インチの240Fと基本同じです。やはり。350Gよりゴツゴツ感が増した感じです。ということは、乗り心地でマークXジオを選びたいという人には、どうしても350Gを勧めたくなります。まぁ、まだ新車のおろしたてだし、個体差もありそうですが。ご自身で確かめてみてもらうほかないかもしれません。
<%image(editor/zio_3rd.jpg|565|424|)%>
ところで、先日の発表会で「3列目には大人が乗れそうにない」と書きましたが、すみません、訂正させていただきます。確かに身長173cmの私は、背もたれに届く前に天井が頭につっかえてしまうのですが、身長160cmの本誌デスク・高山はすっぽり…まぁ、それは仕方ないとしても、身長175cmのカメラマンもすっぽり…身長じゃなくて座高の問題でした…。
ちなみにトヨタのホームページでは、「ボディタイプで選ぶ」から探すと、ミニバンではなくセダンでもなく、新たに「新カテゴリー」というジャンルが出来ていて、そこに一台、このマークXジオがあります。それでふと思い出したのですが、そういえば昔、マツダのカペラワゴンやフォードトーラスワゴンにも3列目シートを備えていた車があったなぁと。感覚的にはそれに近いシートです(向きが逆ですが)。あるいはボルボのXC90の3列目とか。
また、高級感も確かにあります。下の写真はエアコンのスイッチですが、針の動き方が優雅です。これもぜひ、ご自身で触って見てください。
<%image(editor/zio_swich.jpg|565|424|)%>
高級ワゴンで3列目を備える。それは最近の高級SUVに3列目が付いているのと同じなのかも知れません。とにかく、1〜2列目の使い勝手や雰囲気で選ぶ車なのでしょう。その上、人や荷物がたっぷり積めると。そう考えると、例えば大人4人でゴルフに行くには最適でしょう。ゴルフに行くのに、見た目がミニバンだと、どうしても生活臭が漂ってしまう感じがしますからね。
そう言いたいのは十分わかる作りだし、確かにその通りなのですが、でも私は、意地悪にもホンダオデッセイとガチンコで勝負させてみたいと思わずにはいられませんでした。
<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
トヨタ マークXジオ 【ちょい乗り試乗】/旬ネタ
あわせて読みたい
巨匠 ジウジアーロがデザインした中古で買える輸入車を5モデル選んでみた
【試乗】新型 アストンマーティン ヴァンキッシュ|V12を積んだ新たなFRフラッグシップは、リアルスポーツからGTまで劇的に変化する乗り味を得た!
メルセデス・ベンツの電気自動車5選|中古車で超お得!新車価格の半額以下なEV物件もあるが、買いか?オススメな選び方を解説
“SUV疲れ”した人に贈る「代わりに、実用性も備えるスタイリッシュフォルムが新鮮なコレ、どうですか?」5選
【試乗】新型メルセデスAMG G63|改良により心地よさという価値が付加された新たなGクラス
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
【試乗】新型メルセデス・ベンツ Gクラス EQテクノロジー|電気の力でよりスポーティに、より高級に
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”