第132回 スバル インプレッサ【おいしい中古車】
2010/06/11
■STIの陰に隠れて狙い目のハッチバック
今回ご紹介する一台は、スバルのグローバルスタンダードカー、インプレッサです。セダンやステーションワゴンのイメージが強いインプレッサですが、現行型からはハッチバックに変わっています。それが関係あるのかはわかりませんが、程度の良さそうな物件が、100万円以下でも十分に狙えるんです。ハッチバックに生まれ変わったインプレッサが登場したのは、2007年6月。ステーションワゴンがハッチバックになったと聞くと、どうしても狭くなったような印象をもってしまいますが、実は逆。ホイールベースを90mm延長したため、むしろ広くなっているんです。
↑フード前端からリアウインドウまでの流れと、短いリアオーバーハングで軽快感を表現。大きく張り出したF/Rフェンダーでスポーティなイメージも強調(左右)
エンジンは、NAの1.5Lと2L、そして2Lターボの3種類で、どのエンジンもスバルのアイデンティティともいえる水平対向エンジンを搭載。ミッションは4AT、または5MTとなっています。ちなみにAT車はMTモードのほか、「info-ECO」「スポーツ」など3つのシフトモードがチョイスできます。その「info-ECO」が要因の一つなのでしょうが、驚くべきは燃費の良さ。2Lターボの4WDなのに、10・15モード燃費は13km/Lなんです。「スバル車は燃費が悪い」などと言われてきたもんですが、このインプレッサから大きく進化したのかもしれません。肝心の4WDモードは、AT車がアクティブトルクスプリットAWD、MT車がビスカスLSD付きセンターデフ方式AWDを採用しています。
↑躍動的な金属調パネルを配し、スポーティ感と空間の広がり感を演出(左) ラゲージは必要十分なスペースを確保(中) ボンネットの吸気口がターボの証(右)
■NAもターボもどっちも安い!
さて、このインプレッサ。実はNAもターボも両方狙い目です。シティユースなら1.5LのNA、走りも求めるなら2Lターボがオススメです。インプレッサと聞くと、どうしてもSTIを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、STIはスバリストたちの絶大なる支持を受け、相場はビタっと高値で安定。200万円~というのが実情です。そこでSTIではないターボが狙い目というわけです。「STIのほうがいいけど、意地でもってわけではない」という人は、絶対にこっちのほうがオススメ。例えば、2007年式の2.0S-GT。これの走行4.7万km、修復歴なしの中古車が138万円で買えちゃうんです。
NAグレードのほうもオトク感が高く、2007年式の15S、走行3.5万km(修復歴なし)の中古車が69.9万円で売られています。新車時の価格が151.2万円なので、半額近くで買うことができるわけです。STIばかりが注目され、それ以外が軒並み安くなっているインプレッサ。NAもターボもどちらも狙い目ですよ。
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