第136回 日産 テラノレグラス スターファイア【見つけたら即買い!?】
2010/09/29
■悪路走破性+高級感+スポーティの欲張りクロカン
1980年代に大流行した、オフロードを駆け抜けるタフなイメージのクロスカントリー車は、21世紀に入ってオンロード性能を重視したSUVにどんどんと取って代わられるようになりました。今回はダカールラリーなどにも参戦した本格派のクロスカントリーモデル、日産テラノレグラスの中からスターファイアをピックアップしてみます。三菱パジェロやトヨタランドクルーザーのライバル的存在だった日産テラノ。テラノのタフなイメージや悪路走破性能はそのままに、高級感のある内外装が施され、海外ではインフィニティQX4として発売された上級派生車種がテラノレグラス、それをエアロパーツなどでさらにスポーティ仕様にしたのがスターファイアです。
登場したのは1996年8月。テラノレグラスのデビュー時から生産終了まで、一貫してラインナップされました。前期型は3.3Lのガソリンエンジンモデルと3.2Lのディーゼルターボモデル(いずれも電子制御トルクスプリット式の4WD)が、後期型はさらにFRモデルを追加設定。ミッションはいずれも4ATです。
スターファイアならではの特徴として、まず全身にまとったエアロパーツが挙げられるでしょう。専用のフロントエアロバンパー、サイドステッププロテクター、リアサイドプロテクターの3点は、ロボット的なメカっぽさを演出。さらにフォグランプやボディサイドストライプ、オプションでフジツボ製のマフラーも設定されています。
足元には専用のローハイトサスペンションやブラッドレーの専用ホイールを装着。内装も豪華仕様で、3本スポークの木目&本革巻きコンビのステアリングに本革巻きのシフトノブ、ホワイトメーターやスエード調専用シートとドアトリムが装備されています。オーディオも6スピーカーを備え、大迫力の音響が楽しめます。
本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている中古車は7台。このうちディーゼルターボが5台で39万~69万円。ガソリンエンジンは57万~115万円となっています。ディーゼルエンジンはほとんどが10万km以上かそれに近い中古車。多少値が張っても、5万km前後の中古車が多いガソリン仕様のほうがお得感は高そうです。
テラノのタフなイメージに、レグラスの高級感、そしてスターファイアのスポーティさと、3つの要素が詰まったお得感の高いモデルです。おとなしいSUV全盛の時代だからこそ、こんなド迫力の車を選ぶのも面白いのではないでしょうか。興味をもった方は下の検索窓に「テラノレグラス スターファイア」と入力して検索してみてください。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第136回 日産 テラノレグラス スターファイア【見つけたら即買い!?】/旬ネタ
あわせて読みたい
新型アウトバック発表だが日本市場スルーに絶望した人に贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選
メルセデス・ベンツの電気自動車5選|中古車で超お得!新車価格の半額以下なEV物件もあるが、買いか?オススメな選び方を解説
【試乗】新型メルセデスAMG G63|改良により心地よさという価値が付加された新たなGクラス
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
新型CX-80登場から半年、前身モデルCX-8が買い時に? 中古車価格は? マツダの3列シートSUV、今オススメな買い方・選び方を解説
【試乗】新型メルセデス・ベンツ Gクラス EQテクノロジー|電気の力でよりスポーティに、より高級に
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
【ゲレンデの買い方】M・ベンツ Gクラスの中古車価格が1650万円で一向に安くならないので、輸入中古車評論家が2つの作戦を考えてみた