【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、「道具グルマ」を推す
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2012/12/14


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外見を飾ることがひどくカッコ悪く見える瞬間
「カッコよくありたい」「金持ちと思われたい」「スタイリッシュでありたい」。そんなことをついつい思い、そして志向してしまうのは男にとって不治の病のようなもので、なかなか治らない。して、まぁ治す必要もないのかな、にんげんだもの、とも思う。
しかし、我ながらそれがひどくカッコ悪いものに思える瞬間もある。とくに、虚飾を排してひたすら実質の向上を目指す「本物の職人」の仕事や、そのヘビーデューティな道具のカッコ良さに触れたとき、人は「あ~っ! 外見ばっか気にしてるオレってなんてダサイんだ!」と頭を掻きむしるのだ。
そういった意味で「プロの道具拝見!」「特集! THEワークウェア」みたいな企画は、男性ファッション誌やライフスタイル誌の定番モノとなっている。「ドレッシーなモノのカッコ良さ」だけでなく、その対極には「 道具的カッコ良さ」というのが確かに存在するのである。
車においても似たようなことはいえる。「道具グルマ」のカッコ良さだ。
お金持ちであればあるほど道具グルマが似合います?
例えば下記物件リンクにあるメルセデスの商用バンや、日本には未導入のフィアットクーボ(商用車ベースの小型バン)。その「実質っぷり」が、アーバンな感じ(笑)にゴテゴテと飾り立てられた乗用モデルの何倍もステキじゃないかと感じたならば、ゴージャス方向はいったんお休みにして、思いきって道具方向に行ってみるのも大いにアリだろう。
無論、ほとんどの者は車に対して基本的には「ドレッシー方向のカッコ良さ」を求めるゆえ、「道具グルマ趣味」というのはあまりにハイブローというか、あくまでも上級者向きではあるのかもしれない。しかし、「いわゆるカッコいい車はもうお腹いっぱい!」というような、ある種の現代病に罹患している人ほど、「道具グルマ」に癒される可能性は高い。
残念ながら筆者のまわりにはウルトラリッチな人というのがいないので、これはあくまでも「聞いた話」だが、昔からの地主さんなどのウルトラリッチであればあるほど、着ている衣服は質素になり、そしてカバンの代わりに平気でコンビニのレジ袋とかを使ったりする、らしい。
そういった意味で、筆者が例えばフィアットクーボに乗っても「配達の人」にしか見えないかもしれないが、あなたなら結構イカして見えるかも?
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
ゴテゴテの乗用車に飽きたなら、いっそ「道具系」はどうでしょう?
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