【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、ボルボV60を推す
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/10/24


http://www.sgt-date.com
旬の最新ヨーロピアンワゴンが200万円台という僥倖
自ら「異端の中古車評論家」などと名乗り、さほど有益ではないことばかりを述べている筆者だが、たまには具体的な中古車情報を提供することで、人様のお役に立ちたいと思う。何の話かといえば「現行ボルボV60の一部グレードが今、大変に買いどきですよ」ということである。
ご承知のとおりボルボV60とは2011年に登場した、クーペを連想させるスタイリッシュなデザインをまとった大人気のステーションワゴン。ボルボ独自の衝突安全機構「ヒューマン・セーフティ」も大きな特色となるモデルだ。搭載エンジンは当世流行の1.6L直噴ターボと3L直噴ターボの2種類で、現在流通しているV60のおよそ80%強は1.6L直噴ターボ。
新車は初期の最廉価グレードである「DRIVe」が399万円で、上級グレードがおよそ470万円、3L直噴ターボになるとおおむね550万円……というのがその価格イメージである。
で、3L直噴ターボや1.6L直噴ターボのなかでも上級グレードの中古車はまだ比較的高価だが、同じテンロク直噴ターボでも前述の最廉価グレード「DRIVe」は今、車両本体価格260万円前後で狙えるようになってきているのだ!!!
……思わずびっくりマークを3つ付けたが、「399万円が約260万円」というのは、いまいちインパクトに欠けるだろうか? ……欠けましたか、そうですか。では、次のような言い方ならばどうだろう。
「大人気の現行ヨーロピアン・ステーションワゴンが200万円台!!!」
古いモデルや、新しくてもいまいち人気薄なモデルであれば、200万円台というのはめずらしくない。しかし「ボルボの、現行型の、それも今が旬の人気モデルが200万円台」というのは、ありそうで、実はなかなかないことなのだ。
オプションの衝突回避システム搭載物件ならさらにおトク!
さらに申し上げよう。前述の「ヒューマン・セーフティ」(前方に備えたレーダーで歩行者などを検知し、衝突を可能な限り回避するシステム)と、「シティセーフティ」(低速用追突回避・軽減オートブレーキシステム)をセットにした「セーフティパッケージ」は、新車時25万円のパッケージオプションであった。
これの装着率はおおむね70%ほどに上るので、このパッケージが付いている物件が200万円台で見つかることも多い。オトクである。
さらにさらに言えば、3L版のATは通常のトルコン式だが、DRIVeは6速デュアルクラッチ式。ダイレクト感も効率(≒燃費)もトルコン式とは段違いの、素晴らしい変速機である。オトクである。気持ちよくもある。
ついでにもう一つ言えば、V60のフロントシートはかなりの逸品で、デザインの美しさも疲れにくさも、現在流通している新世代モデルのなかでは限りなくベストに近いと個人的には確信している。が、これに関しては各自、展示場などで確かめていただきたい。
以上のとおり、このカタチ、このサイズがあなたにとって問題ないのであれば、ほとんど非の打ちどころのない、そしてまさに今が旬のモデルである。スペースの関係で省略したが、当然走りもいい。1.6L直噴ターボでも、である(というかむしろ1.6Lのほうが良いと個人的には思う)。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
200万円台になったボルボV60、今が旬です!
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