【徳大寺有恒氏 追悼企画】VINTAGE EDGE×徳大寺有恒 アーカイブス Vol.6
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / VINTAGE EDGE
2014/12/12
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2014年11月7日、日本のモータージャーナリズムの巨匠、徳大寺有恒氏が他界されました。日本の自動車文化に多大な貢献をされた徳大寺さんを偲び、カーセンサーEDGEに約5年にわたり連載された「VINTAGE EDGE×徳大寺有恒」を美しい写真と巨匠の一言とともに振り返ります。今回は、「'63 JEEP KAISER WAGONEER」、「CISITALIA 202SC」、「'91 JAGUAR XJR-15」、「'63 ALVIS TE21」です。実際に掲載された記事をPDFで公開しています。
【'63 JEEP KAISER WAGONEER】 「SUVというカテゴリーを作ったにふさわしい一台」
1962年にウィリス・モータースが発表したワゴンモデルがジープワゴニア。4輪駆動で自動変速機付き(3AT)というのはこれが世界初となる。また別に後輪駆動モデル、2ドア、4ドアモデルも用意されていた。OHVエンジンが主流のアメリカにおいて、当時唯一のSOHCエンジンを搭載していたことも特徴のひとつである。排気量は3773ccで最高出力は142ps/4000rpm(SAE)、最大トルクは29kgm/1750rpm(SAE)。最高速度は130km/hと発表されていた。今回の撮影車はその希少な初期モデル
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【CISITALIA 202SC】 小型でも高級車は作れることを教えてくれるな
ニューヨーク近代美術館で唯一永久展示されている車であり、戦後の自動車デザインの流れを一気に変えた存在でもあるのがチシタリア02SC。この後、似たようなデザインの車が多数発売されたことからも、この車の影響の大きさを窺い知ることができる。ボディはアルミ外板とマルチ鋼管フレーム、エンジンは1089ccの直4OHVで、出力は55ps。総生産台数は200台以下と言われ、クーペボディとカブリオレモデルが存在した。
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【'91 JAGUAR XJR-15】 中身も逸話も普通ではないスポーツモデルだね
1990、91年、92年の3年間だけ製造されたジャガーのスーパースポーツカー。ワンメイクレース用の車として開発がスタートしたため、公道での走行が可能だが、中身はレーシングマシンに限りなく近い仕様となっている。本来は純レーシングカーに与えられる「XJR」の名前が与えられているのもそのため。6LのV12エンジンは約450psを発生し、同時期に発売されたV6ツインターボのフラッグシップマシンであるXJ220よりも高い評価を得た
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【'63 ALVIS TE21】 忘れられたクルマの価値観を再認識させてくれる一台だね
成功を収めた前モデルのTD21に代わり、63年より発売された高級GTモデル。ボディはもちろんのこと、細かい装飾品に至るまで職人の手によって作り出され、まさに芸術品のような作り込みがされている。エンジンはTD21から継承した130psの2993ccの直列6気筒エンジンを採用。65年のマイナーチェンジで150psまで出力は高められていた。ボディは今回取材したドロップヘッドクーペの他にサルーンもラインナップされていた
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