最高の道具グルマとは「適度に使いこまれた車」と見つけたり
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2015/01/30
気兼ねせずどこへでも行け、そして燃費も良好な車はどれだ?
何事も畳水練(理屈ばかりで実地の訓練が欠けているため、実際には役に立たないことの意)はダメだなと気づかされるばかりの毎日である。何の話かといえば、最近筆者がハマっている釣りに使うための車に関することである。釣りに興味がない人は以下、山登りやキャンプ、フットサル等々、ご自身が興味を持っている何らかのアクテビティに話を置き換えて読み進めていただければ幸いだ。
さて釣り用グルマに関してだが、「そうだ釣り、始めよう」と思い立った当初は自分が今乗っている車、すなわち現行ルノー メガーヌRSというかなりスポーティな車でも何とかなるだろうと思っていた。アレ、意外と荷室が広いですからね。
しかし、実際やってみるとまったくダメだった。確かに荷室は広いが前後の長さが足りないため、ロッド(竿)を積みこむにはやや無理があるのだ。
次に考えたのが「じゃあ、いわゆるクロスオーバーなら何とかなるだろう」ということだった。そして候補に挙がったのがシトロエンのC4カクタスだ。
▲シトロエン C3のプラットフォームを活用した小型クロスオーバー「C4カクタス」。日本への導入時期等は未定だが、入ってくるとすれば1.2L直噴ターボを搭載するグレードか?
……日本ではまだ未発売ゆえ「候補に上がった」といってもあくまで脳内妄想レベルだが、C4カクタスなら最高なのではないかと思ったのだ。そこそこ荷物が積め、比較的コンパクトなのでかさばらず、そして最高にオシャレである。釣り場のヒーローまたはアイドルになること間違いなしの選択に思えた。
しかし、これまた机上の空論というか、完全なる畳水練であった。
実際に釣りに行ってみればすぐわかることだが、ハードな山奥ではなくちょっとした港の駐車場であっても、未舗装の場合は雨後に路面がかなりボコボコになっている。C4カクタスがそういった路面を走破することはおそらく可能だろうが、心情としてビカビカのオシャレ最新クロスオーバーで泥だらけのボコボコ道を走る気にはなれない。
また、砂浜での釣り(釣り業界ではサーフという)を終えて車内に戻れば、体や靴(ウェーダー)の砂を完全にはらったつもりでも、やはり残っていて、結論として車内は割と砂だらけになる。これまた、ビカビカの車を砂まみれにする気にはなかなかなれないものだ。
事ここに至り、筆者はやっと心の底から理解した。釣りグルマに限らず道具グルマにとって真に重要な要素とは「適度にボロいこと」なのだ、と。つまり選ぶべきはビカビカの何かではなく、ほんの少々年季が入った何か、要するに中古車なのだ。
まぁ中古車のことを「ボロい」と言うといろいろお叱りも受けそうなので言い直すと、「泥をかぶろうが砂まみれになろうが、ある程度気にせず使えるコンディションであるか否か」が、「道具グルマ」の自由にとっては最重要課題なのだ。それを踏まえた後に初めて、ボディタイプやら荷室の使い勝手、あるいは燃費性能などについて検討すべきなのである。
そう看破した自分は長考に入った。まず「中古車としての中古車っぷり」はどのくらいがベストだろうか? 中古車とはいえ未使用に近いレベルだと、新車と同じような「気兼ね」が生じてしまう。やはりここは「走行2万km以上」ということにしたい。上限は微妙だが、あまり年季が入っていても気分が盛り下がるし、趣味で使う以上は、年間でそれなりの距離を走るので、「走行4万km以下」といったところに抑えたい。
年式はある程度古くても構わないのだが、燃費性能(長距離を走ることの多い「道具グルマ」にとってはかなり重要な性能だ)を考えると、なるべく設計が新しい方が有利。車種にもよるが、輸入車の燃費性能が大きく向上したのがだいたい08年半ばぐらいなので、ここは「09年式以降」としておくか。で、肝心の燃費は「カタログ燃費でおおむね15km/L以上」のモノを選べばそう大きな不満も生じまい。
後はもうボディタイプと好みの問題だ。当初はコンパクトなハッチバックでも何とかなると思っていた筆者だったが、実際やってみるとそれなりのサイズは必要であることがわかった。となれば選ぶべきはステーションワゴンかクロスオーバー、あるいは輸入車ではやや希少だがミニバンになるだろう。
以上の条件、すなわち「走行2万~4万kmで09年式以降な物件が多く、カタログ燃費がおおむね15km/L以上となるステーションワゴンまたはクロスオーバー、ミニバン」は下記のとおりとなる。
▲小型ステーションワゴンであるフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント(旧型)。写真の後期型1.4L TSIのカタログ燃費は16km/L以上。個人的にはノーマークだったが、「道具グルマ」として考えれば非常に優秀かも
▲同じくフォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン。ミニバンタイプゆえ積載性は良好で、その気になれば車中泊も可能。11年1月から12年12月のモデルはギリギリ15km/Lに届かないが、それでも14.6km/Lなら御の字
▲後席を倒せば結構な荷物グルマとして使えるミニ クロスオーバー。この種の車としてはかなり良好なハンドリング性能も魅力。カタログ燃費もジョン・クーパー・ワークスを除けばまずまずの数値といえる
▲昨今流行りの小型プレミアムSUVであるアウディ Q3は、1.4TFSIであれば17.4km/Lというかなり優秀な燃費性能。ただ、まだビカビカな中古車が多いので、使い倒すにはちょっと気兼ねしてしまうかも?
上記の広報用画像で見るとビカビカな各車だが、実際の店頭ではもう少しだけ年季が入った、しかし、それでいてまだまだ全然コンディション良好な1台がきっと探せるはず。そういった「道具グルマ」を上手に活用し、各々の趣味というか人生そのものを楽しんでいただけたら、他人事とはいえ筆者も大変嬉しく思う。
ということで今回のわたくしからのオススメはズバリ「ステキな道具グルマ」だ。
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- Car:VW ゴルフヴァリアント&VW ゴルフトゥーラン&ミニ クロスオーバー&アウディ Q3
- Conditions:2009年式以降&走行距離2万km~4万km&総額表示あり&修復歴なし
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