ホンダの看板車種、アコードがお役御免!?
カテゴリー: クルマ
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2017/03/07

八郷体制になり、いまもホンダ社内は揺れ動いている
2015年、八郷体制になるや否や、将来に向けた商品開発の優先度や生産地が見直され、いまも揺れ動いているホンダ社内。2代目CR-Zの開発が中止され、N-BOXスラッシュが現行モデル限りで廃止されるようだ。そして、アコードが日本市場から姿を消すとの情報を得た。背景にある事情とは。
アコードは、シビックに続いて1976年に発表されたモデルでホンダの登録車黎明期を支えた1台でもある。デビューから40周年が過ぎた今日、メイン市場である北米を重視したサイズに成長し、国内の道路環境にマッチする車とは言いづらくなったものの、それでもホンダは、国内市場を見捨てることなく販売を続けてきた。
とはいえ、日本向けがお荷物になりつつあることも垣間見える。その象徴がライフサイクルのズレで現行モデルのマイナーチェンジは、北米向けより1年も遅れて2016年夏に実施された。かたや北米では、すでに次期モデルの公道テストが始まっており、早ければ今秋にもアンベールされる可能性がある。
このように大きなズレがある限り、ホンダが国内向けアコードを軽視していると解釈されても文句は言えまい。

ちらつくインサイト後継車の存在
国内でハイブリッドのみが販売されているアコードの撤退説が浮上したのは、インサイト後継車とも言える新たなハイブリッド専用車が開発されているからだ。これは、2014年8月26日に紹介した車のことを指している。
当時の内容を振り返っておくと、専用プラットフォームに1.5Lハイブリッド(2モーター方式のi-MMD)が搭載されて、北米複合燃費で26km/Lをマークする計画が掲げられていた。さらには、同じエンジンを流用したレンジエクステンダーも構想に含まれており、80kmの航続距離を実現する目標が立てられていた。
しかし、このプロジェクトが進行している真っただ中に経営陣が変わり、前述したように八郷社長の指揮の下、内容が見直された。これによって、専用プラットフォームの開発は中断され、大きさが近いシビックのシャシーを流用する方向で仕切り直された模様。投入予定時期も2016年夏から17年末へと見直されている。
レンジエクステンダーは、プラグインハイブリッドに置き換えられ、プリウスPHVのライバル車に位置づけられそうだ。インサイト後継のハイブリッド専用車は、2017年度中、早ければ年内にもリリースされる。ハイブリッド大国である日本マーケットで華々しいデビューを飾るべく、東京モーターショーで初披露される可能性が高い。

※2017年3月7日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年11月
■全長×全幅×全高:4450×1750×1435(mm)
■搭載エンジン:1.5L直4+モーター
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