マツダが自動運転を見据えたFRの直6クーペを投入!?
2018/08/25
▲ロングノーズの流麗なシルエットをまとうクーペには、直6エンジンが与えられる。煩雑なプレスラインが省かれ、面処理で造形を見せる次世代KODOデザインにも注目したい第2世代のスカイアクティブ技術
マツダでは、スカイアクティブGen2(第2世代)の考え方を取り入れた、FRプラットフォームの開発が始まっている。このスカイアクティブFRIIの仮称で呼ばれている同プラットフォームは、最上級クーペとラージサルーンに使われる。
前者は2015年東京モーターショー出品のRXビジョン、後者は2017年東京モーターショーで注目を集めた後に、フランスで「最も美しいコンセプトカー」として、表彰されたビジョンクーペがベースに起用される。
▲2015年の東京モーターショーに出品されたRXビジョン。このときにはパワートレインが未定だったのか、ロータリー搭載が示唆された
▲2017年の東京モータショーではビジョンクーペを披露。上のRXビジョンとともに、マツダは過去2回の東京モーターショーでクーペモデルの登場に意欲を示していたとえいるロータリー登場はならず、意外なエンジンが浮上
「FRプラットフォームとくれば、ついにロータリー復活か?」と色めきたつマツダファンも多いに違いない。しかしながら、あいにくパワートレインには、なんと直6エンジンが搭載されるという。
ロータリーじゃない点に衝撃を受けつつも、マツダが直6エンジンを市販化する点にも、同等以上のインパクトがある。また、アテンザの将来像ともいえる4ドアには、直4エンジンが与えられる。
FRモデルの開発は、やはり同社にとってフラッグシップは、FRにしたいとの思いがあるようだ。しかし、それだけでFRプラットフォームを用意するかというと疑問が残る。
自動運転技術、CO-Pilotを見据えたFR化
実は別の理由も隠されているのだ。それは同社がCO-Pilotと命名する、自動運転技術の実用化だ。事故を未然に防ぐ高度な運転支援技術、ドライバーの介入が不要な自動運転レベル4などを実現するには、車の重量バランスや後輪駆動も重要な要素に挙げられる。
FFよりFRの方が、前後重量バランスが理想値に近いのはいうまでもない。現にメルセデス・ベンツ、BMWは、前後重量バランスが限りなく50:50に近い自動運転プログラムの開発を進めているとの情報もある。
マツダは、まずフラッグシップにふさわしい存在感と、FRならではの走りを作り上げ、それをCO-Pilotに生かす構想を練っている。
気になるマンパワー
マツダは、スカイアクティブの技術で成功を収め、過去に倒産が心配されたのがウソのようにブランドイメージが向上した。スカイアクティブGen2が出そろった後、2023年度にも世界販売200万台を目指すとの計画もブチ上げている。
しかし、これから世に送り出す商品群の準備で開発現場は大忙し。もちろん販売期間がオーバーラップする現行世代のアップデートもサボれない。開発者からは「マンパワーが不足気味」といった声も漏れ聞こえてくる。
目標値に翻弄されて、肝心の商品開発が散漫になってしまわないよう、マツダにはしっかりと地に足の着いた状態を保ってほしいものだ。
※2018年8月25日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2020年代半ば
■全長×全幅×全高:4800×1875×1350(mm)
■搭載エンジン:直6ガソリン
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